「Seal」さんのページ

総レビュー数: 207レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年12月17日

あくまでも小林よしのりが自分の思想を書いているだけ。
それ以上でもそれ以下でも無い。
漫画というメディアを使うことによって自分の考えをわかり易く伝えることには成功している。
一応の事実には基づいているようだが、一方で自分に都合の悪い事実は扱わなかったり、扱いを小さくしている。別にそれ自体は悪い事では無く当たり前の事だ。教科書じゃないんだから。読者の方が注意を払うべき。
入れ込み易い人や、影響を受けやすい人は注意して読んで欲しい。
彼とは異なった主張の書籍や資料と見比べるとおもしろい。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-06-17 19:15:29] [修正:2008-06-17 19:15:29] [このレビューのURL]

いくらなんでも60巻も続けるような題材では無い。
犯罪のトリックも稚拙なものが目立つ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-06-28 03:33:21] [修正:2008-06-28 03:33:21] [このレビューのURL]

5点 MW

読む前の期待が大きかったぶん読後はがっかり感も大きかった。
冷酷な殺人者結城を主人公にし、同性愛の要素も入っているという挑戦的な題材を30年前に世に出したことは評価する。

もう一人の主役である賀来神父は結城の犯罪を憎みながらも、結城を救いたい気持ち(愛情?)との葛藤から彼の行動に翻弄される。
この神父が何をしたかったのか最後まで理解できなかった。この人はやる事なす事中途半端だった。
この神父に代表されるようにキャラ設定が全体的に弱い。
16年前の毒ガス事件の真相に迫っていくというストーリーの大筋はよく出来ているのだが、キャラが弱いため台無しだ。

そして肝心のラストもありきたりのもので意外性が無かった。
もうちょっとひねったオチを見せてくれたら評価も上がったのだが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-11 14:43:00] [修正:2010-01-26 19:13:27] [このレビューのURL]

極上の笑いとせつなさをあなたに・・・っていう帯の謳い文句に決して負けていません。
といっても「せつなさ成分」は5%未満ってところですが。
エキセントリックなキャラクター達が織り成す荒川河川敷での日常は愉快で刺激的で飽きさせない。
ギャグも分かりやすくて読み易い。
作中であまり陽には描かれていないキャラもいるが、彼らが河川敷で暮らすことになった背景などに思いを馳せるとせつない気分にもなれるのです。
ゆっくりと絆を深めていく主人公とヒロインの恋も目が離せません。
良作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-11-02 20:14:42] [修正:2009-11-02 20:14:42] [このレビューのURL]

正統的なSF漫画。
もう20年近くも前に始まった漫画だが今でも全く古臭ささを感じさせないのは、本作における未来の世界観やアンドロイドの概念、デザインが作者の豊富な知識に基づく普遍的なものである事を示している。
例えばくず鉄町の空に浮かぶザレムには今でもよく話題に上る軌道エレベーターの概念が取り入れられているし、カーボンナノチューブ等の当時では最新の科学的知識もふんだんに織り交ぜられている。
自分はこの辺りに作者の努力を垣間見た。

ストーリーも戦闘シーンの描写も秀逸で高いレベルにあるSF漫画だと思う。
あえて難癖をつけるなら主人公の心理描写にもう少し深みが欲しかった。
個人的に主人公の心情に共感しきれない箇所があったので。

このサイトで本作の備考欄を見るまで、この漫画のラストが作者が本来想定していたものでは無かったことを知らなかった。
確かに今思うとラスト2、3話辺りは駆け足気味だったけど、あれはあれでキレイにまとまっていてちゃんと完結していると思った(残されたままの伏線はあるが)。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-11-25 19:57:04] [修正:2008-11-25 19:57:04] [このレビューのURL]

6点 NOiSE

この漫画は「BLAME!」と合わせて読むことで世界観をより楽しめる。
両者とも難解な漫画だが、2つとも読めばかなり理解が進む。

この漫画は単体として見てもなかなかのクオリティだ。
ストーリーに深みは無いが、独特の世界観や思想、建築物やキャラクターのデザインなどに見るべき点がある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-11-05 19:28:58] [修正:2008-11-05 19:28:58] [このレビューのURL]

物語に深みは無いが、バトルはそれなりに見ごたえがあるし5巻でしっかりと完結しているのが良い。
絵も上手だし見やすい。
自分は飽きることなく無く一気に読めました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-23 20:07:24] [修正:2008-10-23 20:07:24] [このレビューのURL]

9点 ONE OUTS

[ネタバレあり]

野球漫画だが野球の技術よりも、心理的な駆け引きや頭脳戦、トリックなどに重点が置かれている。
主人公は回転数の異なるストレートだけで打者の裏をかいてアウトを取っていく。さらにオーナーとの確執から毎回大金をかけた勝負をしていくが、積み重ねたロジック、ルールの隙を付く抜け目の無さで勝ちを積み重ねていく。

後半は自らがオーナーとなり、奇抜な新チケットの導入や真のチームワークのあり方を選手達に突きつけるなど球界のあり方自体にも問いかける内容となっている。
ラストの首位攻防戦でも驚くべき策略をしかける・・。

野球漫画の中では飛びぬけて異色の作品。
私は1巻から19巻まで全く飽きることなく引き込まれっぱなしだった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-24 11:34:02] [修正:2008-09-29 19:48:06] [このレビューのURL]

8点

自分も趣味で登山をやってるのでこの漫画は大好きだ。
でも自分も登ったことあるような綺麗な山であんなに事故が多発するもんなのか?って思っていた。
で、調べてみたところ本当に毎年何十人かは遭難事故で亡くなっているそうだ。改めて山の怖さを実感した。
山に大事な人を奪われた人達の悲しみ。山に癒され再生する人達の喜び。この作品は山の美しさ、偉大さ、怖さを通して人間の優しさや弱さを描いているのだろう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-29 19:26:34] [修正:2008-09-29 19:26:34] [このレビューのURL]

全体としては勇者とその仲間達が魔王を倒すための冒険をするというシンプルなストーリー。
だが、練りこまれた展開と敵キャラも含め魅力的なキャラクター達によって彩られた本作品は「シンプル」の一言では片付けられない重厚なものとなっている。

また、この作品にはいたることろに伏線や謎解きの要素が含まれている。
ジャンプ作品でこの作品ほど長期間にわたる伏線を張って全てをきれいに回収していった漫画は例を見ない。
今ワンピースがそれをやろうとしているようだが。

最初から最後まで非常に完成度の高い傑作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-25 20:27:32] [修正:2008-09-25 20:27:32] [このレビューのURL]

<<前の10件
123456789