「American418」さんのページ

総レビュー数: 227レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年04月28日

拷問SMサーカス小屋を舞台にした「家族愛」や「人間の本質」を鋭く抉ったオカルトミステリもの。

・・・何故「SMサーカス小屋」が舞台なのだかがまったく意味不明なんだけど、そこが巻来さんらしいし、まあ良いかと。
だいいち、そこを突っ込んでもそういうのばっかり作者はえり好みをして描いているわけだしなあ。
趣味悪いよなあ。そういう発想は普通出てこないって!

「ゴッドサイダー」に比べると、禍々しさやグロさもパワーアップしたけど(だって青年誌だし。それに増刊だから誰も読まないから作者は好き勝手できると思うし)、根底には人間愛や誠実さといった作者らしい精神的美徳も含まれています。

最初のうちは、見かけのグロさにちょっと引くかもしれませんが、独特の世界観にはまると一気に最後まで読んでしまうことは間違いなしです。

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[投稿:2005-12-12 16:14:37] [修正:2006-04-16 16:01:39] [このレビューのURL]

たしかに、作者が時代考証など怠っている場面や、「ちょっとこれはどうなんだろうか?」という場面もあることもたしか
かもしれないません。

しかし、日本で実際に起きた原爆投下という事実や、
戦火の人々の心の動きや、戦争の悲惨さなどを
(作者の目というフィルターを通してはいるけど)
今の日本人たちがその過去の歴史に触れることが
出来るという意味では、もはや単なる漫画という垣根を
越えてしまっていると思います。
やっぱり、それだけ多くの人に読まれているってことは、
それだけのパワーがある作品だって事で良いんじゃないんでしょうかね。

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[投稿:2005-12-19 08:44:10] [修正:2006-04-16 15:57:54] [このレビューのURL]

あだち先生の久々だと思う打ち切り作品。

「内容は・・・どんなのだったっけ?」と今でも思い出せないほどの印象に残らない漫画でした。あと、かってに改蔵のとあるキャラがエキストラで出ていたのは笑えましたが、それだけです。

女の子が将来的にハリウッドの女優になって…という話だった
(それだけしか覚えていない)んだけど、いろいろな意味で消化不良な結果に終わってしまったと思いました。

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[投稿:2005-05-28 11:55:34] [修正:2006-04-16 15:55:29] [このレビューのURL]

この前勢いだけで漫画喫茶にて全巻読んでしまったわけだけども。

この漫画をほかのものに例えるのであれば
「喫茶マウンテンの甘口メロンスパ」。
最初の一口二口食べるには良いけど、次第に食っていると
あまりの甘さにぶっ倒れそうになる、そういう感じ。
(ちなみにメロンスパは完食出来なかった)
メロンスパを食っていると舌がおかしくなってくるみたいに、
「ふたり〜」を読むと頭がおかしくなってくる。

何だかすっげえ投槍になったけど、こんな感じ。

しかし、何故かふとまた読みたくなってしまうのである。
末期症状なんだろうか…。

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[投稿:2006-02-12 14:57:34] [修正:2006-04-15 17:03:22] [このレビューのURL]

面白いが、位置付けが非常に微妙な漫画でした

キャラクターは本当に魅力的だし、パピヨンみたいな魅力的変態さんもいっぱいいます。
(そういう点では、変態が嫌いな普通な人とか、「るろうに」ファンにはあまりお奨めできません)

バトル面が安直で迫力が無いし、ワクワクしないのは
「少年漫画」としてはあまりにも致命的だったと思います。

しかし、最後らへんでは今までのバトルの印象を払拭し、
前には見られなかったキレがありました。
終わり方が終わり方だけに、伏線の回収とか納得いかないところも
少々ありましたが、作者さんの熱意といい、怒涛の展開や読後感の良い締め方に好印象を持ちました。

しかし、打ち切るには非常にもったいない作品だったよなあ・・・。他に打ち切る作品はいろいろとあった筈だろうに。

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[投稿:2005-05-10 14:50:47] [修正:2006-04-10 11:53:50] [このレビューのURL]

エニックス系の雑誌を読んでいなくても、
「少年ガンガン」を知らなくても
この作品を知っていると言う人は多いですね。
たぶん、アニメでこの作品を知った人も結構多いと思います。

ストーリーはしっかりしているし、この物語の底にあるテーマはかなりシビアで少年漫画らしくないけれども、この作品を支える上では重要な設定となっています。

それは「等価交換」。
何か過去に犯した過ちをそう簡単には戻せないというもの。この主人公であるエルリック兄弟も、 過去に大きな過ちを犯し(それは読めば分かるのであえて言いません)、それを償うために旅を続けているということです。
単純な少年漫画で終わっていないところが、多くのジャンルの人々を引き付けているのではないのでしょうか。たしかに、パッと見は普通の軽そうな少年漫画ですが、少年読者でもなくても読み応えがあるとは思います。「死」や「命」など重いテーマを主に扱っているのですが、所々でコメディやギャグ(これは人々にとって好き嫌いが分かれるかもしれない)があるので、
よい感じに中和されています。

非常に読み応えがあって、アクションシーンも格好よいし、漫画として洗練されて非常に完成されている作品だと思います。一読必見です。

とりあえず、あまり引き伸ばさずにきっちりと終わってほしいと思います。

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[投稿:2005-05-12 08:35:11] [修正:2006-04-01 14:46:20] [このレビューのURL]

一話を読んだときの衝撃と言ったら!
あれはもう説明しきれないくらいのすごい物があった。個人的には二話の映画館に行く話であまりにも笑いすぎて腹がよじれたくらいです。

鼻血あり、藁人形あり、流血あり、嘔吐あり、バイオレンスあり、幽霊あり、もちろん変態ありと何でもかんでも入り乱れたブッ飛んだギャグ漫画であり、多くの少年少女達にあまりにも取り返しがつかないほどの影響を与えていると思います。
大傑作です。

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[投稿:2005-08-11 07:13:42] [修正:2006-04-01 14:20:38] [このレビューのURL]

4点 WILD HALF

ホモ臭い!
まあ、そういう漫画は昔からあったし、今でもあるので
別段珍しいことでも何でもないのですが。
内容は「人間と動物のハートフル・フレンドシップ・ストーリー」なんですが、こんな地味で女々しい内容だったら
普通は10週打ち切りですよ。ジャンプじゃ受けないですよ。
だからそういうホモ要素が入り込んだのではないのでしょうか。
絵は綺麗系で、どちらかと言えば少女マンガっぽい感じがします。

ひとつだけいえば「17巻も続くような内容じゃないだろ!」
と思いました。
正直、「なんでここまで長続きするんねん!」
と思いましたもの。
それだけ当時のジャンプが不調で、作品も無駄に続けるしかなかったというか、なんというか悲しいよなあと。

最初は「多少陳腐に感じるよい話」とか「動物との触れ合い」
とかをテーマにおいていたんだけど、途中からジャンプお得意の
バトル漫画にシフトしていったのが点数を下げました。
あのまま「人間と異端の者は共存できるのか?」
ということをテーマに青年誌でやっていれば、
もっと内容も面白いものになっていたと思うのですが・・・。

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[投稿:2006-01-05 13:14:25] [修正:2006-03-20 08:57:05] [このレビューのURL]

5点 HAPPY!

手堅く纏まっているし、スラリと読ませるのは「さすが浦沢」
だとは思うけど、飛び出た感じとか、作品的に突き抜けた感じ
(悪役の嫌味っぷりは突き出ていたけど)がしなかったのは
残念。

でも、これと「MONSTER」を同期に連載していたというのは
すげーと思うよ。あれは常人には出来ないよ。

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[投稿:2006-03-13 11:49:39] [修正:2006-03-13 11:49:39] [このレビューのURL]

月乃が可愛い。以上。

あと、パロネタは見ていて最初は面白かったけど
もう飽きた。パロネタの痛さとか見ていると、「ミスフル」
を悪い意味で髣髴させていると思います。

内容がマンネリになったり、リアクション
ばっかりでつまらなくなったり…。

これが小学館漫画賞を受賞するくらいだったら、
ほかの作品にあげたほうが良かったんじゃないんでしょうか。

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[投稿:2005-05-23 08:44:48] [修正:2006-03-09 16:40:38] [このレビューのURL]