「十歩神拳」さんのページ

総レビュー数: 76レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年11月30日

特に中盤以降は漫画界のあるあるネタやパロディが基本的な構成要素なのですが、作者の毒も手伝って、この手のネタの漫画の中ではかなり面白いと思います。

ただ、個人的にはオチがあまり好きじゃありませんでした。
なんかあの最後を見たときは、それまでの面白さに水を差されてしまったような気がして、その後は本作を読み直すことはなくなりました。

本誌掲載時にはカラー等はほとんど与えられることはなかったのに、サンデーコミックスの缶バッジキャンペーンではケースのそこに地丹が描かれていたり、コナンや犬夜叉に続いてファンブックが発売されたりと、妙に愛されていた作品だったような気がします。

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[投稿:2011-04-13 11:11:46] [修正:2011-04-13 11:33:37] [このレビューのURL]

冬目景の代名詞のような作品でしょうか。
世捨て人っぽい冬目イズムが全開で、絵柄も合わさりとても儚くて繊細な世界観や雰囲気を構築しています。

終盤には作者の心が若干柔らかくなったらしく、それが多少作品にも反映されていますが、それでも今の冬目先生にはこれほどまでに辛い物語を描くことはできないのではないでしょうか。

ただ、物語を核心に近づけるために必要だったのかもしれませんが、後半に登場したお父さんゆかりの女性は作品のテンポを少し乱したように感じました。

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[投稿:2011-04-13 11:25:29] [修正:2011-04-13 11:25:29] [このレビューのURL]

全体で見たら全く必要のない話やグダグダな展開も結構多いのですが、面白い時は10点でも足りないくらい面白いし、爆発力が桁違いです。
また、42巻にも及ぶ長いストーリーを通してこれほど重厚で壮大なドラマを練り上げたことは驚異的だと思います。

サハラ砂漠での熾烈極めるしろがねたちの死闘や壮絶な展開の連続には、それまで私がリアルタイムで読んでいたどの漫画より凄まじい興奮や衝撃を覚えて、毎週鳥肌が立ちっぱなしでした。

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[投稿:2009-11-30 11:49:19] [修正:2011-04-13 10:50:52] [このレビューのURL]

前半のシュールなギャグや登場キャラクターのインパクトが絶大な作品。

アニメ版の最終話に相当するエピソードまではその魅力が強烈でとても楽しめますが、後半は秘石の謎について中途半端に触れてバトル漫画にしてしまった挙句、方向性を見失ってしまったと思います。

それでも支持する人が多くいて、続編まで連載されたのは、先述の魅力を最大限に活かしたアニメ版の存在あってこそだと思います。
特に主題歌の「んばばラブソング」はパプワ島らしさ全開の名曲です。

gotouさんの仰ることは客観的に見ればもっともなのかと思いますが、アニメ版を含めた前半の魅力が、読者や視聴者が抱く「南国少年パプワくん」に対するイメージを明確に創り上げてしまったことが、本作の人気の理由なのではないでしょうか。

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[投稿:2011-04-12 10:43:41] [修正:2011-04-12 10:48:20] [このレビューのURL]