「白い犬」さんのページ

総レビュー数: 116レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年12月06日

久しぶりのレビューです。
しかも進撃の巨人。メディアに流されて読みましたよ。
現在連載中ですが今の時点では5点。
なぜこの点数かというと今のところ突出したものがこの漫画からほとんど感じられなかった。

ファンタジーをやるにはちょっと絵が下手すぎやしないかと。突き抜けて絵が下手だったり、下手なりに個性があるとそれなりに愛されたりするんですが微妙な下手さなんですよ。
背景の町並みも積み木みたいだし着ている服も何の布か質感がないし、パン一つにしたって粘土細工みたいな印象。
人物と巨人(と戦闘シーン)以外は「思い入れのない絵」なんです。
漫画を読んでいて絵から作者の思い入れが伝わることってありません?この漫画家はバイクが好きなんだなあ、とか洋服のレースに命かけてるなあ(←主に少女漫画家)とか。
この作者、家の外壁が何の素材かとか、服の素材は何かとか興味がないんだと思います。
あと食べることにも。
だから巨人が怖く描ける。興味ないのに人をバクバク食べるから。


最近改心してあんまりけなすレビュー書きたくないので良いところをしっかりあげておきます。
巨人の一部のデザインが素敵。世界観が悪くない。
進撃の「巨人」だけあって巨人の設定ですべてひっぱっている。
それがこの作品のよい所のすべてだと思います。


ところで「このマンガがすごい」だっけ?その投票で1位だったらしいんですけど、この本の1位って歴代みてみると絵もストーリーもそれほど突出してうまいわけではない漫画が選ばれていたりしますよね。(DMCとか)
それらの共通点ってなにかというと「勢い」なんですよ。
ツカミはOK!ってやつで展開が速く二転三転する勢いがある作品。破綻してようがなんだろうが目がはなせないという。
漫画は娯楽で娯楽は刺激物なんだなあ。

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[投稿:2012-01-25 16:03:31] [修正:2012-01-25 16:03:31] [このレビューのURL]

河下水希は少女漫画出身だそうですね。
そこからのジャンプに移籍というめずらしいタイプです。
前作いちご100%は少年漫画で一旗揚げてやる!という気合があってか、随所に少年漫画的お色気を練りこんでありました。(りりむキッスの打ち切りであとがなかったのかもしれません。)
私の想像ですが少年漫画のヒロインを描いて、本人が「こんな女いねーよ」と思ってたのでは。(注・河下水希は女性です)
それで、初恋限定。の連載になり、メインキャラは少女たち。
多分河下が一番描きたかったのは思春期の少女特有のコンプレックスや自意識やバカっぽさ、とエッチさ。
(いちごにくらべて)少女キャラを楽しんでえがいているな、と感じました。
しかし、打ち切り。
ちょっと少女漫画的になりすぎてしまったんでしょうね。
少年ジャンプじゃ場違いでした。

打ち切りですが私はこの長さでよかったと思います。




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[投稿:2010-02-08 16:07:39] [修正:2010-02-08 16:07:39] [このレビューのURL]

私小説ならぬ私漫画。おそろしいほどネガティヴ(笑)
自分の中でネガティヴ漫画家一位は久米田康治だったんですが福満しげゆきに入れ替わりました。
現在作者は漫画家として成功していますけど、この漫画では漫画家目指して三歩進んでで五歩下がるような日々。
このネガティヴさ、ほとんどの人がなにかしら自分とダブり、「・・・・わかるよ、その気持ち。」となってしまう部分がある。
躁病に近いポジティヴ主人公見てるとこっちがへこんでくることがあるのでこの後ろ向きな主人公の方は見ていて心休まるというか。
私は好きですね、このダメさ加減。

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[投稿:2008-03-04 00:10:41] [修正:2008-03-04 00:10:41] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

相原コージは絵の泥臭さが我慢できれば
ギャグにしろストーリーにしろ安定して描ける漫画家だと思います。
人が一度は想像するけど誰も漫画にしたことのない
「最強で王物は何か?」なわけですけど、
実際戦わせると動物が最強を決めあう時点ですでにギャグ
なんですよね。ベタすぎて誰もが漫画化しなかったわけでだ。

いや、相原漫画のあの作品のあの動物がまさかの参戦には
涙腺にきました。まさかあいつが○○だったなんて・・・

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[投稿:2008-03-02 11:37:05] [修正:2008-03-02 11:37:05] [このレビューのURL]

4点 BE FREE!

この人の描く漫画は連載開始時のは勢いがあって
初期はそれなりに面白と思えるのですが長期化すると
本当にカスとしか思えない作品になりますね。
この漫画に関しては描いた当時若かったことも
あると思いますが内容が破天荒ですがスタートダッシュ
の勢いのまま完結できた唯一の作品だと思います。

連載時はこれくらいの画力がある新人は当時貴重で
リアルタイムで読んだ人には衝撃だったようですが
今の時代ではこれくらいの画力がある人はごろごろ
いるのでこの点数ですね。
連載していた時代にレビューを書いたら画力で1,2点
プラスだったかもしれません。

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[投稿:2008-03-02 11:30:08] [修正:2008-03-02 11:30:08] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この漫画を読んですごく面白いとは思わなかったけれど
なんて展開がトロいんだろう・・・とちょっとイライラした。
でもこのイライラ、私にはわかる。
主人公が中高生の童貞処女なら、ラブストーリーは簡単だ。
ファーストキスに初体験に向けて人生初めての恋愛は未知の領域で
アドベンチャーに近いものがある。「もっと先へ」と若さと勢いで突き進んでいく。
でも主人公のタカコサマは三十路の女。一通り恋愛は経験している。
だから恋愛の恐怖を知っているのだ。相手の連絡を待っているときの
さびしさや失恋の痛みを。
動物は一度痛みを知るとその物事に対して臆病になる。それは人だってそうだ。
ほとんどの男は若い女が好きだ。女子高で毎年若い女がトコロテンのように次から次へと押し出され補充されていく環境の職場でいやでも自分の年齢を感じざる得ないタカコサマの前に現れ「年下には興味ない宣言」した小津はまさしくハクバの王子様だったのかもしれない。
でも婚約者つきの王子様。小津に惹かれていくけれど玉砕は目に見えている。タカコサマの性格では「婚約者がナンボのもんじゃい!!
うばってやるわ!!」というファイトはまずない。
だから相手の気持ちをだましだまし、軽いジャブをだして石橋たたきながら、けん制しつつトロトロと進んでいかないとタカコサマはこの恋でボロボロになるのだ。

タカコサマがある日突然はじけて暴走するか小津が婚約者とタカコサマをはっきりと天秤にかけ「こっちだ!!」と決めない限りこのイライラトロトロのペースは変わらないと思う。
個人的に小津の優柔不断さにムカつく。
物語の結末が小津とくっつこうが別れようが何でもいいから
タカコサマ幸せになってね。

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[投稿:2007-08-13 13:18:57] [修正:2007-08-13 13:22:58] [このレビューのURL]

漫画レビュードットコムのみなさん、こんにちは。
最近のレビュアーに下手すれば若気の至りでできちゃって
生んでいたら娘、息子の年齢の年の差のレビュアーがいっぱいいて
ちょっと凹み気味の白い犬です。そんなドモホルンリンクルも注文できるお年頃の私にはこの漫画、「あーあー、いるよそういう男」「そうそう、こういう女が男かっさらっていくんだよね・・・」とうなずきながら読まずにいられないネタがてんこもりです。
江古田ちゃんはなにしてもどうがんばっても男の本命にはなれずダメ男の都合のいいキープ女にしかなれない、しかも定職についていないという恋愛、仕事いつも崖っぷちで生きている姿(全裸)には涙が止まりませんでした(嘘)
これは二十代過ぎたあたりの女性のほうが(とくに江古田ちゃんのようにひとつでも男で痛い経験した人)身にしみる面白さだと思います。
若くってかわいくってちやほやされた経験しかない女性にはこの漫画を読んで面白い、と思ってもこの「身にしみる」面白さはわかるまい。
あ〜らオバちゃんひがんでる?もしかして?
ごめんなさいね、年取るとひがみっぽくなっちゃって。

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[投稿:2007-08-07 18:20:13] [修正:2007-08-07 18:20:13] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

2007年1月11日にレビューしたものの修正版です。
そのとき鈴木先生のレビューに「金八のような説教はなくGTOみたいな度派手なこともなくただどうでもいい問題に大して真摯なまでに向き合って答えを出すのだ。」と書いたのだが2007年1月31日の読売新聞で武富氏が「GTOや金八先生とは違う方向を意識した」と
インタビューで答えていた。なんか作者のメッセージをしっかり受け取れた気がして気分がよかった。まあ、私のうぬぼれなんですけどね。
私が印象的だったのが一巻の「@教育的指導」という話である。
鈴木先生受け持ちの生徒岬が小4の女の子セックスしている事実が発覚したというものだ。その小4の女の子は岬の親友遠野の妹で遠野の母が出てきてもめるのだが岬と遠野は担任たちと母に言う「今若者の平均は付き合ってから3ヶ月でやるって雑誌に書いてある〜」「雑誌でもネットでもテレビでも初体験の平均は16歳だって言っている」また授業で避妊の方法まで教わったなど中学二年生なりに理論武装してくる。これについて鈴木先生がどう指導して結論つけるのかはぜひ読んでもらいたいのだが私が感心したのは問題が一応解決した後この件に関して鈴木先生は口外を一切しないことを約束させるのだ。中二と小4がやったという事実とこの件の結末がいったん情報化して世間に出れば事情がわからない未熟者を迷わせ悩ませる、という。先にあった「初体験の平均は16歳」なんてのがいい例だ。この平均の中には25歳で初体験したものもいれば12歳で初体験した人もいるだろうし、それはそれぞれ個人のの事情や環境大きく左右していて、それらを統計して割り出したただの数字にすぎない。それらに人は惑わされコンプレックスを抱かせられる。ひとつの事件にはさまざまな事情があって起こったわけでその事情に合わせた解決方法がいるのだ。武富氏はインタビューでさらに言う「すべてのケースに当てはまるまるで魔法のような解決方法はない」そのとおりだと思う。
先生と生徒という関係でありながらもあくまでも「個人の問題」として向き合う鈴木先生、私はすきである。この地味だけど実直な漫画がいたるところで評価されているのが嬉しく思えるのである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-11 21:58:29] [修正:2007-02-02 19:54:44] [このレビューのURL]

本当にやりたい音楽渋谷オシャレ系ミュージシャンを目指しているはずなのに対極のデスメタルの帝王として君臨してしまう自分に苦悩する根岸が面白い。こういった二面性の主人公が間でゆれる漫画は今に始まったことじゃないのですが(例、昼はサラリーマンよるはヤクザの親分といった静かなるドンとか)二つの顔を使い分けるというよりは根岸の高まったテンションの延長上にクラウザーさんがいるというのが面白さのポイントだろう。あとDMCのメンバーと一対になって存在する客の勝手な自己解釈「クラウザーさんが××したのは本当だったのか!」等がおかしくておかしくて。
それと日本語は世界一美しい言語だとか一時期その手の日本語リスペクトが流行りましたがこの漫画を読むとそんな神話が見事に崩壊します。

2巻以降ちょっと話によってアタリハズレの波が出てくるようになったので面白いうちにさっとキレイに終わってほしいですね。

08.6.19追記
やはり失速してきました。
今現在映画公開も控え、ヤングアニマルの看板なのでキレイにおわれそうにないですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-11 22:20:15] [修正:2007-01-11 22:20:15] [このレビューのURL]

7点 DEATH NOTE

[ネタバレあり]

私は好きです。デスノート。
それにしても私の中ではライトは漫画至上最もも性格の
悪い主人公だと思いますよ。
まず悪人をデスノートでローラー作戦で抹殺。
ミサ、その他女性の恋心を利用してミッション達成。
オヤジの死に目の際にすら名前を知るためにうそ泣き。

ぷぷっ・・・ライトって面白!
このままド外道を極めてほしいものです。


終了記念追記
デスノートの真の主人公は松田&ジェバンニだったんですね!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-05 15:09:58] [修正:2006-05-24 02:41:02] [このレビューのURL]