「ヨノナカ」さんのページ

総レビュー数: 48レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年01月06日

3点 BLEACH

画力だけならバカボンドの次ぐらいに位置づけられるかな、というほど絵に勢いがあるんだけれども最近の展開はちょっと・・・
主人公ピンチ→新しい能力で!というまぁよくある出来の悪い少年誌みたいな感じになってるのが至極残念。

ソウルソサイエティあたりは話が面白く(それでももう伏線が破綻していたんだけど)盛り上がっていたのだけれどもね・・・
このままじゃあ打ち切りになっちゃうぞ・・?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-01-26 22:54:58] [修正:2007-01-26 22:54:58] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

大暮維人は漫画が下手ってわけじゃない。見せ所もわかってるし画力は申し分ない。彼の才能がcomics(物語漫画)に向いてるタイプじゃないだけじゃないだろうかと思う。

天上天下も場面場面を見れば十分に面白いのだ。しかし、彼自身そういった細かい場面を盛り上げることに集中するあまり、全体としてのストーリーの盛り上がりに欠けてしまっている。作品中で伏線を張るが破綻、盛り上げようとするが不発、といった点にこの点がよく表れていると思う。


その点、浦沢直樹は上手い。もちろん画力もあるのだが、それ以上に場面場面の魅せ方と長いスパンでの魅せ方が絶妙だ。雑誌で見ても面白い、単行本でみても面白い。「天才」の名に恥じないcomics(物語漫画)の匠だ。

一方、大暮維人はcartoon(一枚絵漫画)の匠だ。浦沢はコマ一つ一つを物語の盛り上げのために使っている(顔のアップとかがそれ)が、大暮維人はコマの一つ一つを絵として描いている。勢いのある絵は見ているだけで楽しい。もちろんそれじゃあ物語を書くとしてはダメなんだけど、そういった漫画も漫画として十分アリなんじゃないかと思う。


ただ、欲を言えば大暮維人もがんばって物語として漫画を描いて欲しいかな。
そうすればきっと面白い作品が作れると思う。本人の努力と編集者の力量に期待!!

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-01-26 22:44:17] [修正:2007-01-26 22:44:17] [このレビューのURL]

王道野球マンガ。

すんげぇぇ!面白ぇぇええ!!

ってほど面白いわけでもなくかといってつまらないわけでもない。いたって良質な野球マンガ。画力も十分、ストーリーも膨らませ甲斐がある感じでキャラクターもぶっ飛んでるわけでもなく十分に好感が持てる。

しいて言えば王道過ぎることが問題か?

いまいちパンチに欠けるところがあるのでそこのところをこれからどのように味付けするかで一味も二味も変わってくるでしょう。
逆に言えばこれからが楽しくなってくるマンガ!
見守る意味も込めてマンガ好きのあなたに是非。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-26 22:16:44] [修正:2007-01-26 22:16:44] [このレビューのURL]

8点 PLUTO

面白いですねPLUTO。さすがといったところでしょうか。

先の読めない展開なのに、期待感は1ページごとに高まる!
ここまでくると職人芸ですね。これは「匠」の仕事!
1話1話がとんでもなく面白いので、ぜひ本誌で読むことをオススメします。毎日の楽しみが増えますので!


点数は期待感を込めて8点ということで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-14 22:20:43] [修正:2007-01-14 22:20:43] [このレビューのURL]

7点 おせん

おせんだけじゃなくてきくち正太の作品全ては絵とマンガの雰囲気だけで読む価値があると思う。あの線の流れというかキャラのたたずまいというか、それを見るだけで「漫画」として存在感がある。絵でもない、挿絵でもない、まさに漫画!!
ストーリーはオーソドックスな一話完結型、キャラも「気質物」(人物の性格を偏りがあるほど際立たせて描く作品)として成り立っており、肩肘張らずに読めるのがいいところ。
お正月は終わってしまったけれども、よき日本の風景にちょっと溶け込みたいときにでも紐解きたい一冊。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-06 00:19:11] [修正:2007-01-06 00:19:11] [このレビューのURL]

型破りな格闘マンガ!ブ厚い線とドでかい文字と色気のかけらもねェ女共が枠線ブチ破るんじゃねぇか!?ってくらい暴れまくる!
なによりこのマンガは勢いが凄すぎる。ありすぎるぐらいだ。バキはところどころ知識だの何だの小賢しいものが出てくるが、このマンガにはそんなものは一切ない!目がイカれて敵が何人にも見えるんだったら全員蹴っちまえ!!みたいなシンプルなわかりやすさだ。天上天下みたいな見せ場だけの勢いだけじゃない!全巻通してそんな感じだ!!マンガに引き込まれればトランス状態間違いなしだ!いまなら俺も空中連携決められそうだ。今パソコン打ってるダロ、無防備な俺の背中から突然敵が正拳突き打ってくる!しかし空を切る拳!!敵の攻撃を空中に飛んで交わした俺はそのまま敵の首を蹴りで刈ってやるんだ!!!これで敵は一発で沈む!!いやたまんねぇ!!!
バトルだけじゃなくて随所のギャグやサイドストーリーも見ものだ!今なら古本屋にも置いてあるから、是が非でも全巻通して一気に読むことをオススメする!!絵は荒くて読んでるこっちも気が抜けないような展開だから、このマンガを読むときはこっちも戦う準備して一気に一気に読むように!!!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-01-06 00:04:21] [修正:2007-01-06 00:04:21] [このレビューのURL]

1点 タカヤ

あまりにもつまらなく
あまりにも早く打ち切られ
あまりにも評判が最悪で
それでもなんかみなさんコメントしているのでここまで来るともうすがすがしさまで感じてしまって
「なんだ、みんな結局タカヤが好きなんじゃん」
と思ったので10点挙げます。
もう気分は欽ちゃん。

もちろんこの点数自体完全にネタでございます。というか今までレビューして10点つけたのはこれが初めてでございます。

そのうち修正して0点にしますんで期間限定!10点レビュー!!ということでご容赦願います。



<更新>
期間限定10点レビュー終了。

作品自体は好きでも嫌いでもないという、箸にも棒にもかからない感想。というか、ここまでどうでもいいと思える作品と出会えたのはホントに初めて。

だからって点数あげられるわけじゃないけどね。

0点はさすがに気の毒なので1点をあげようと思います。


タカヤって何がしたくて書いたんだろ・・・
作者も編集者も・・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-09 14:59:39] [修正:2006-12-15 15:14:55] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

以下の文章は不快な表現も含まれて居ます。ご注意ください。




さて、ケロロですが。
アニメは面白かったですよアニメは。
コミカルがキャラが今までにないコミカルな動きをしてくれるだけで、アニメ慣れしていない私はそれだけでツボでした。


で、マンガを読んでみたわけですが。


なんていうか、落としどころというか笑わせどころがずれている感じでした。
キャラが面白い!
といわれてもキャラだけでは笑えないし、
パロディが!
といわれても元ネタ知らないから笑えないし。
画力も笑えるほど凄いわけでもなく。


最後には作者が何を書きたいのかわからなくなってきました。
だって、ギャグってギャグだけじゃあ楽しめないような気がしませんか?


テンテン君とかラッキーマンだとか、作者に「笑わせよう」とする以外何の意図もない作品というのは残念ながら飽きてしまいます。



よつばと!はよつばを通してみた人生の楽しみかたを、
クレヨンしんちゃんは野原家を通してみた家族愛を、
テーマが一本通った作品は感動までいかなくても何か心に残ります。
ギャグマンガ日和やマサルさんみたいに不条理マンガを突き詰めようとした作品ならば、目が回るみたいな笑い(というか感覚)を味わうことができます。
そのどれもが作者の「笑い以外の強い想い」を感じます。
別に笑いだけの想いでもいいですよ。誰にも負けない強い想いであれば。きっとそれは作品に表れるはずです。

しかし、

キャラ重視だとか、こうすれば面白いだろうという安易な考えでインスタントに作られた笑いではやはり感想もインスタント。
そして存在もインスタント。
金は入るから経済的にはOK。


笑いと金とは別にしてほしい。

パロディネタはかまわないが自分の作品自体をパロディ(どっかでみたようなもの)にはしないでほしい。

笑いは好きな人にとって本当に生きがいになるものです。
それが金儲けのためかはわからないけど平々凡々なものを作られたんじゃまるで自分の人生が平々凡々でインスタントで金儲けのための歯車か、という感覚にもなります。



内容は点数つけるほどのものでもないですが、そこそこ楽しめる(なによりアニメはおもしろい)ということで3点としました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-09 14:46:35] [修正:2006-12-09 14:46:35] [このレビューのURL]

新人刑務官が死刑囚たちと向き合っていくうちに、死刑制度について考え始める話。社会派。

内容は面白くないわけでもなく、死刑という人の手に負えない制度について悩む主人公には共感できるところが多々あり、読んでいると自らも死刑制度について考えることができます。
社会的なマンガが好きな人にはお勧めできます。

ただ、やはり「考える」マンガなので、「面白い!」「感動した!」という類の本ではないです。「う〜む・・・」とうなりながら読みましょう。

ストーリーとしては5点ぐらいなのですが、社会的意義ということで1点プラスの6点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-09 14:14:49] [修正:2006-12-09 14:14:49] [このレビューのURL]

浅野いにおは独特の死生観の持ち主というか、生死の境目がないマンガを描く人、っていう印象がある。

まぁ、死生観がないマンガなんてガンガンあたりのファンタジーものをひっくり返せばいっぱい出てくるんだけど、浅野氏はそれとは違って、独特の死生観とそれの克服あたりを結びつけた点が面白い。「生きてるのも死んでるのも同じだけど、でも・・・・でもさぁ!!!」みたいな人物(主に若者)を描くのがうまい。と思う。

で、浅野の作風はそれ自体、現実にありえない死生観やそれを持つ人物をうまく魅せているという点でファンタジーといえるのだと思うけど、この作品はその独特の死生観をよりファンタジーとして高めている。

虹ヶ原ホログラフの名の通り、読み方によっては7色に変わる読ませ方といい、先の見えない展開といい、ダークファンタジーってこういうものか!という一言に尽きる。

特に、最近ではわかりやすいというか竹を割ったような作品、人物が多い中で、この作品は貴重。浅野氏の作品が好きな人、あるいはモラトリアム青春ものが好きな人、そしてもちろんダークファンタジーが好きな人もぜひ読んでおいて損はないと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-13 00:55:58] [修正:2006-11-13 00:55:58] [このレビューのURL]