「ヨノナカ」さんのページ

総レビュー数: 48レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年01月06日

新人刑務官が死刑囚たちと向き合っていくうちに、死刑制度について考え始める話。社会派。

内容は面白くないわけでもなく、死刑という人の手に負えない制度について悩む主人公には共感できるところが多々あり、読んでいると自らも死刑制度について考えることができます。
社会的なマンガが好きな人にはお勧めできます。

ただ、やはり「考える」マンガなので、「面白い!」「感動した!」という類の本ではないです。「う〜む・・・」とうなりながら読みましょう。

ストーリーとしては5点ぐらいなのですが、社会的意義ということで1点プラスの6点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-09 14:14:49] [修正:2006-12-09 14:14:49] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

最近の少年マンガ少女マンガはどれだけ魅力的なキャラを出すかがポイントですよね。ラブコメにせよ何にせよ。



さて、最近話題に上がってくるNANAを読んだわけです。面白かったです。

面白かったですけど・・・・



なんてゆーか、これってやっぱりキャラマンガですよね。



オトコに優しくされるとクラリと来ちゃうハチと、

オトコに媚びないようでいて実は心の奥には寂しさを持っているナナと・・・






超!格好良すぎるオトコども!!!!!




そりゃあ読んでいてユートピアに連れてかれるだろうよ。
人気も出るだろうよ。


ただねェ・・・




読み終わったあと、NANAをパタンと閉じて、ふぅとため息を吐く。




そして、









「あたしもこんな恋愛したいなァ〜・・・・・」







なんて呟いている女の子の姿が容易に想像できるのは俺だけ!?






(オタクなオトコもそうだろうけどサ)





と書いておきながらこれからどう展開するのか楽しみなので6点。












「書を捨てよ、町へ出よう!!」(寺山修司)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-18 23:08:12] [修正:2006-08-18 23:08:12] [このレビューのURL]

日常を日常のまま書いてそれに雰囲気を醸し出す。

頭ではわかっていてもそれを形にすることはなかなか難しいものです。

冬目景は日常を切り取ることに長けていますね。


レビューじゃないですが、「イエスタデイをうたって」っていうタイトルって、「イエスタデイを私に歌ってくれ」って意味みたいですねどうやら。
このタイトルがどう作品と関わってくるのか・・・?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-04 16:20:18] [修正:2006-02-04 16:20:18] [このレビューのURL]

評価が難しいマンガです・・・作品に何か意図が込められてるようで込められてない様で。これからに期待ということで6点。

第1話を読んで、「ム!これは!」と思った方はどうぞ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-09 22:16:07] [修正:2006-01-09 22:16:07] [このレビューのURL]

6点 GOTH

大岩ケンジさんは才能ありますね。NHKにようこそと平行して読むと良く解る。


さて、GOTHですが、良質のミステリーです。読んでおいて問題はないかと。

ケチつけるとすればやっぱり小説とマンガの違いですかね。乙一はその文体から刹那的な印象を与えるミステリー小説家として成功しましたが、マンガになるとありがちな(といっても良くできてますよ)雰囲気になってしまっていまいち楽しめない感がありました。私は小説GOTHの方を推します。

乙一的な雰囲気の作品って小説よりもマンガに多いですね。あの無生物的な雰囲気が・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-07 16:01:17] [修正:2006-01-07 16:01:17] [このレビューのURL]

この作品を読もうとするとどうしても「ぬ〜べ〜」と対比してしまう。まぁ共通点といえば幽霊が出てくるぐらいしかないのだけれども。

さて、ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(以下ムヒョ)のレビューをば。
最初はジャンプには不釣合いなおどろおどろしい絵面とストーリーで、似たり寄ったりの作品が多いジャンプでちょっと異彩を放っていた作品でした。面白かったですよぉ。初期は。

でも次第に他のレビュアーの方々が指摘しているとおりによくわからないバトルモノになってきて最近では落ち目の感じが否めません。あの薄気味悪い絵が全然生きてこない作品になってしまいました。背景にはおそらくジャンプ編集部の意向があるんでしょうねぇ。まあ推測に過ぎないわけですが。



ところで最近は漫画は「創造」するものじゃなくて「生産」するものになっていますね。工場の生産ラインと同じような感じで、材料(ネタ・設定)を集めて生産ラインに乗せれば他とはちょっと違った、ただどれもどっかで見たような作品が出来上がると。編集部はその生産ラインを牛耳っている企業であって、作者はパートの従業員ってところでしょうかね(言い過ぎか)。
じゃあ我々読者はさしずめ消費者ってところでしょう。あの作品はいい、この作品はだめ、とか色々通ぶっているわりには買い物をするところは近所のスーパーやコンビニやら手軽なところでしか買わない。自分の足でいい品物を置いている店を探すとか、あるいはいいものを作者が作れるような環境を整えようとは微塵にも思わない。誰かがやってくれるのを待つだけ・・・

賢い消費者と最近ではよく耳にしますが、今の漫画界に必要なのは「賢い読者」なのかも知れませんね。ただ作品の良し悪しだけでなく、漫画を取り巻く現状や作者・編集者の置かれている状況を深く理解してよりよい漫画が生み出されるような環境を自ら造っていく・・・そのためには何をどうすればいいのかさっぱりわかりませんが、そんな読者が増えていくことにこのサイトが一役買うことを願うばかりです。

いったい私達は漫画のために何ができるのだろう・・・?

ナイスレビュー: 5

[投稿:2007-03-27 00:31:19] [修正:2007-03-27 00:31:19] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

キチンと作ってあるはずなのに面白くない不思議な漫画。
進行に緊張感がないせいなのか。アスマが死ぬところなんて「どうせ生き返るんだろ?」というような感じだった。

とりあえずストーリーの進行をチェックしてそれだけ、という位置にいると感じるのは私だけでしょうか。



あと、土遁とか火遁とかの「遁術」は逃げるための術だからそこんとこお願いしますよ岸本さん。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-02-24 00:29:15] [修正:2007-02-24 00:29:15] [このレビューのURL]

5点。可も無く不可も無くというので5点というわけではなくて可もあり不可もあるから5点。


小学校の頃から美味しんぼは見てましたよ。

アニメもやってたんじゃないかなぁ〜

そりゃあ面白かったですよ。

今見ても面白いですよ。

料理を以ってして語らせる。

食材に、調理法に、その味に人というものを語らせる。

なんて奥が深い!


そう思ってました、昔は。


ここのレビューサイトに来てみなさんのレビュー読みました。


「作者の偏屈な思想が・・」


というのが最初に頭に引っかかり、


「そういや美味しんぼってやたら中韓を立てるよなぁ。」


と浮かぶ疑問。


「まてよ、確か作者って中国出身だったよなぁ。中韓べた褒めなのはそのせいか?そういやベトナム料理も諸手をあげて絶賛してたよなぁ。あれってひょっとしてベトナムが社会主義だから褒めてたの?」


そのとたんにサーーーーーッと何かが冷めました。

洗脳が解けたような信じてたものに裏切られたような。



それ以来、この本読むときには斜に構えて読んでます。

面白いですよ?話の展開は。

ただねぇ・・・

死想とも私想とも言える思想が入っちゃった本には点数はあげられないよ・・・・

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-08-20 20:19:01] [修正:2006-08-20 20:19:01] [このレビューのURL]

dollboxさんがいろんな人の意見を訊きたいとおっしゃっていたので書きます。


まず、作品についてですが「そこそこ読めるが1回読むと飽きる」タイプの漫画です。

「清村君と杉小路君と」や「吼えろペン」を知っている方なら話が早いですが、勢いでガーッと話が展開するので、その勢いに乗れないと一気に気分が冷めます。

また、水戸黄門のようなパターン化している漫画なので、飽きも早いです。(このタイプの作品は型にはまると強いですが・・)


最近の作品は見てはいませんが、ギャグの立ち回りもひねりが入っていないので全体的に年少向けだと感じました。
私はというと、勢いのあるギャグマンガが好きなので楽しく読めました。

意見が多々あると思いますがみなさんまずは一読を・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-14 15:25:35] [修正:2006-06-14 15:25:35] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

大暮維人は漫画が下手ってわけじゃない。見せ所もわかってるし画力は申し分ない。彼の才能がcomics(物語漫画)に向いてるタイプじゃないだけじゃないだろうかと思う。

天上天下も場面場面を見れば十分に面白いのだ。しかし、彼自身そういった細かい場面を盛り上げることに集中するあまり、全体としてのストーリーの盛り上がりに欠けてしまっている。作品中で伏線を張るが破綻、盛り上げようとするが不発、といった点にこの点がよく表れていると思う。


その点、浦沢直樹は上手い。もちろん画力もあるのだが、それ以上に場面場面の魅せ方と長いスパンでの魅せ方が絶妙だ。雑誌で見ても面白い、単行本でみても面白い。「天才」の名に恥じないcomics(物語漫画)の匠だ。

一方、大暮維人はcartoon(一枚絵漫画)の匠だ。浦沢はコマ一つ一つを物語の盛り上げのために使っている(顔のアップとかがそれ)が、大暮維人はコマの一つ一つを絵として描いている。勢いのある絵は見ているだけで楽しい。もちろんそれじゃあ物語を書くとしてはダメなんだけど、そういった漫画も漫画として十分アリなんじゃないかと思う。


ただ、欲を言えば大暮維人もがんばって物語として漫画を描いて欲しいかな。
そうすればきっと面白い作品が作れると思う。本人の努力と編集者の力量に期待!!

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-01-26 22:44:17] [修正:2007-01-26 22:44:17] [このレビューのURL]