「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

6点 BLAME!

世界観を楽しむ漫画ですね。
無機質な建造物に囲まれて、ひたすら主人公が歩きます。
坂本竜馬ばりに歩きます。
元々、廃墟とかの雰囲気が好きだったので、SFに関心が無くても、その世界観だけでも楽しめました。

何回読んでも、ストーリーや設定は分からない。。。
多分、もう分かろうともしていない。笑
SFが好きかどうかで点数が違ってきます。私はどちらかというとSFは取っつきにくいので、この点数です。

また、あえて稚拙な文章でそのまま書きますが、
ヒロインがでかいし、何回か死ぬんですが、可愛いです。笑


最後に、
私的な事ですが、完全版の応募券で、100名にあたる重力子放射線射出装置が外れてしまいました。。。
そこそこ勝算のある倍率だと思ったのですが、本屋でも結構売れていた様で、舐めていました。笑

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-20 22:11:27] [修正:2016-02-20 22:11:27] [このレビューのURL]

一見、SF設定の、日常ほのぼの系漫画。
ただ、そこで終わっていたら、私も大して評価は出来ないんですが、
この作品は、終盤で、時の流れを感じた主人公の寂しさや切なさを描いているのが、良かったです。

時の流れがある為、一話一話の地味な点が、最後には繋がった線となり、物語になっています。

なんとなくでコーヒーも読みたくなる漫画です。

作者も主人公も、「人によっては何でもない、意味や価値があまり感じられないものを楽しむ」感性に訴える作品なので、
読み手もそういうタイプかどうかで、完全に評価が分かれると思いますね。


完全版が出たので、買い直した作品です。
カラーページが多い点も満足しています。

ちなみに、この作者の別の作品は、どれも地味過ぎて好きになれませんでした。笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:09:25] [修正:2016-02-20 22:09:25] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

女の子になりたい男の子。
男の子になりたい女の子。

を描いた思春期の物語。

年をとる毎に色々無理になってくる点や、明らかに男の子になりたい女の子より、女の子になりたい男の子の方が障害が大きい点等、
きっちり現実を描いている。
まぁ、それでも作者が女性という点と、柔らかいタッチの絵柄と合わさって、十分ポップだとは思うけど。
現実の思春期の男子中学生はもっと気持ち悪い。女性が思っている数倍気持ち悪いと思う。笑

ポップとはいえ、まこちんとにとりんの関係性は正直、気持ち悪かった。


可愛らしいもの好き、ほのぼの系が好きならお薦めです。
個人的に、志村貴子先生ではこの作品が一番好きです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:08:34] [修正:2016-02-20 22:08:34] [このレビューのURL]

キャラクターがしっかり立っていて、心理描写も丁寧で、セリフも熱い。
個人的に好きな線の太いポップな絵柄や、随所に感じられる作所の遊び心等、作者のこだわりも感じ取れます。
密度は濃い。

ただ、他のレビュワーの方が言われる様に、
ご都合主義な展開、
カップリングや身近な人間関係を深くし過ぎ、
といった点は「確かになぁ」と思いました。

それでも良作だと思います。
執筆ペースも遅く、最近は年1冊程度で、密度の濃さから引き延ばす作者では無いので、負担はありません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:07:13] [修正:2016-02-20 22:07:13] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

主役2人の関係性が普通にうしおととらですよね。。。笑

様々な逆境を乗り越えていく、ナイチンゲールの伝記ものとして普通に面白いです。

ただ、個人的にですが、月光条例以降の作者のセリフや演出が正直、古臭く感じてしまいます。
肝心のシーンでその若干の寒さのフィルターがかかってしまって、入り込めないです。

その熱からは少し置いてけぼりをくらったかなという感じです。
なので、終盤の畳み掛けより、前半?中盤部のナイチンゲールの活躍の方が楽しめました。

とは言え、藤田先生がまだエネルギーのある作家だという感じれた事は素直に嬉しいし、
2冊でこれだけの密度が濃く仕上がってるので、良作だとは思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:06:17] [修正:2016-02-20 22:06:17] [このレビューのURL]

前半の、吾が、追ってくる刺客と闘うという展開は興奮した。
本当に名作に出会えた予感でいっぱいだった。

しかし、ビクトル戦以降のナンバー王サイドの展開が進むにつれ、難解になってきた。
ナンバー王が理想を求め過ぎて墜ちたのか、高みに上がったのか、結局なんだったのか、よく分からない。。。
マトリョーシカの存在も抽象的に感じた。

相変わらずの世界観、センスは間違いなく唯一無二なので、個人的にはこの作品に価値を感じてはいるが、
人に薦めれる作品では無いので、評価も難しい。

ナンバー惨とのバトルは痺れた。これはハリウッド映画の映像で観たい。笑
あと、個人的に好きだったナンバー仁が呆気なかったのも残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:05:06] [修正:2016-02-20 22:05:06] [このレビューのURL]

9点 からん

本当に硬派な女子柔道漫画だと思います。

女子柔道と、部員内や京都という排他的なエリアでの人間関係を並行して描く、深みのある作品だと個人的には思うのですが。
作品を通して、それぞれの心理的成長も見て取れて、面白いです。
この作者は緊張と緩和の表現が抜群で、作中のピリピリとした緊張感も伝わってきます。

それだけに打ち切られたのが本当に残念です。

我の強い主人公のキャラ設定が、人によったら鼻に付いたのでしょうか。。。

読む人を選ぶと思いますが、柔道漫画の中では一番面白いと思っています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:02:44] [修正:2016-02-20 22:02:44] [このレビューのURL]

特にここで説明する程の物語性はありません。
内気な女子芸大生のほのぼの漫画です。
それ以上でも以下でもありません。
お菓子で言えば「ビスコ」の様に、美味しくて大して害の無い作品です。

絵やカラーが好きで、装丁も地味に凝ってるので、冬目景先生好きの方は買っておきましょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:01:57] [修正:2016-02-20 22:01:57] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この作品からは尋常じゃないエネルギーを感じる。
完全に「負」のエネルギーの方だけど。
ただ、作者が出し惜しみ無く全力を注いでいるのが伝わってくる。

単行本の帯にもある、
「恋愛ゲームにも参加できず、学歴コースからも脱落し、現状打破をねらった漫画コンクールでは相手にされない。
このままじゃダメになる…すべてがダメになる大いなる予感」感はひしひしと伝わってくる。

まんが道やバクマン。も読んでますが、この作品の主人公は、あくまでも一人。
孤独、絶望、自己嫌悪と闘う鬱々とした日々が痛々しいです。

地に足が付いてない日々の中で、何度も諦めながらも、衝動的に湧き上がる漫画への情熱。

「意識を遮断して描くんだ…どこでも描くんだ…とにかく描くんだ…
原稿に何かされたら、刺し違えてでも殺す…殺すぞ?」と、定時制高校の授業中に漫画を描くシーン。

漫画からしばらく離れ、好きな女性と一緒に過ごす日々の中、
前触れも無く急激に沸いた「漫画が描きたい」という衝動に駆られ、喫茶店で彼女を前に原稿を取り出し、漫画を描き始めるシーン。

とにかく、熱いです。

なんとも言えない終わり方を迎えますが、
この後に細々とメジャー誌で連載したり、陽の当たる場所にいけたと考えると、結果ハッピーエンドなのだと嬉しくなりますね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-13 18:37:40] [修正:2016-02-13 18:37:40] [このレビューのURL]

面白いです。
漫画好きであればある程、業界の仕組み等が分かるので楽しめると思います。

一話あたりの密度も濃く、読みごたえもバッチリです。
このコンビの作品はいつも展開が早くていいですね。
ただ、文字量が多いのは、説明し過ぎている事が原因だと思います。
セリフや会話のリズムはまったく洗練されていません。

大場つぐみ、小畑ペアは、個人的には好きなペアではあるのですが、ギャグや展開の寒さが鼻に付く事が多くあります。
友情、恋愛の在り方が茶番としか思えない。。。笑
それが所謂「シリアスな笑い」を狙ってやっているのだろうか。

読み手がひねくれている程、そこが鼻に付くかもしれませんが、エンターテイメントとしては良作です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:37:16] [修正:2016-02-13 18:37:16] [このレビューのURL]