「souldriver」さんのページ
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しばらく漫画から遠ざかってましたが、少し余裕がでてきたので過去のレビューの修正などぼちぼちやってます。
自分のレビューを読み返していて気付いたことが1つ。それは「緊張感」という言葉を多用していること。
僕にとっての漫画の評価基準とはつまり、(ユルい作風でも、ギャグ漫画であっても)「独自の緊張感」を感じられるか否かということろに終始するようです。
7点でオススメ、8点で秀作、9点以上で傑作、10点は特別な点数。点数は気分次第でけっこう変わるので、なるべくレビュー本文をしっかり書くように心がけてます。
○定期的にチェックしてる作品(レビュー変更の可能性あり)
「ヴィンランド・サガ」 「岳」 「銃夢 Last Order」 「CRAYMORE」 「さよなら絶望先生」 「シグルイ」 「SIDOOH 士道」 「ジパング」 「スティール・ボール・ラン」 「Damons」 「賭博堕天録カイジ」 「バガボンド」 「ハチワンダイバー」 「ヒストリエ」 「PEACE MAKER」 「へうげもの」 「BECK」 「HELLSING」 「魔人探偵脳噛ネウロ」 「無限の住人」 「よつばと!」 「ラストイニング」 「リアル」 「WORST」

6点 あぶさん
人情味溢れるエピソードの数々に、酒にまつわる古今東西の小話が面白い。
野球がまだ純粋なエンターテイメントの地位を保っていた古き良き昭和の空気を感じることができた。主人公の位置が「代打」っていうところもまた渋くていいんだな。
のめりこむほど面白いという訳ではないけど、可はあって不可はない。安定して質の高い話が散りばめられている良作野球マンガ。
というのがホークスがダイエーになる前の、南海時代の分までしか読んでない僕の感想。そうか。あれ以上は知らなくて幸せだったのか。
というかとっくに完結してるもんだと思ってたよ…。
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[投稿:2007-08-20 12:26:59] [修正:2007-08-20 12:26:59] [このレビューのURL]
6点 ねじ式
正直に言うと全くもって意味不明。
でも偶然の誤植がこれほど洗練された異世界観と謎めいた空気を生み出してるのは何かしら必然性のようなものがあったのか?
個人的にシュールレアリズムや頽廃主義的な表現は趣味じゃないのでよく分からないけど、この作品の放つ異臭(良い意味で)は感じ取ることができた。好きな人にはツボにはまるのではないかと思う。
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[投稿:2007-07-18 19:44:39] [修正:2007-07-18 19:44:39] [このレビューのURL]
リアルタイムで読んでたときは続きが楽しみだったけど、京都編が終わってからの展開にはなんだかガッカリした記憶がある。
少年誌で敵を殺すことをタブーとする主人公は当時新しかったし、それにきちんと重みを持たせているのはすごいと思った。日本の中世文化と近代文明が混ざり合った明治時代という舞台も面白い。
また重めのテーマを抱えていながら、終始マンガとしてのエンターテイメントの本質を忘れていなかったのも良い。
こうした要素が程よくバランスを保っていたのが京都編までだったけど、それ以降は剣心の過去を引っ張りすぎた展開や、キャラの外見的インパクトに走ってしまった感じがしてイマイチ入り込めなかった。作者が京都編までを超えようとして足掻いてるのが目に見える。
京都編で完結しておけばよかったとは思うけど、最後まで投げ出さずに描き切ったことは評価できる。
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[投稿:2007-07-16 14:50:19] [修正:2007-07-16 14:50:19] [このレビューのURL]
6点 魔人探偵脳噛ネウロ
犯人の深層心理が露出したときのイカれた表情が見物。推理云々よりも、絵的なおもしろさと作者のセンスを楽しむべき作品だと思う。
妙なツボにはまるキャラクターを心得てるのも魅力の一つ。ギャグとシリアスのギリギリの境を行ってるという感じ。
作者も言及してる通り、推理ものとしてはトリックの質がイマイチ。犯罪者の心理描写にもやや拙さが目立った。そこを切り捨ててエンターテイメントに徹する狙いは理解できるけど、やっぱり作品としての押しの弱さは否めない。
この作風であんまりトリックに凝りすぎるのもミスマッチな気がするけど、何かもう一つ強烈な特徴になるものがあればさらに良くなる作品だと思う。今のところはまだ佳作どまりかな。
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[投稿:2007-07-09 22:09:04] [修正:2007-07-09 22:09:04] [このレビューのURL]
6点 トトの世界
「言葉」を題材にした一風変わった作品。
うまくドラマ性とサスペンス性を組み合わせつつ、あえて漫画というメディアで「言葉」を表現しようとしたのはおもしろい。構成もしっかりしており、読み応えのある内容。
が、しかし。この漫画の恐ろしいところは別にある。
唐突に見せられる生々しい描写や、トトの育ての親の常軌を逸した猟奇的心理、明かされる衝撃的なトトの生い立ち。これらが軽い絵柄との凄まじいギャップによって「グロい」を通り越し「不気味」になっており、下手なホラーよりもショックは大きい。
いったん読者を突き落としておいて、スッと救い上げる手法は分かる。しかしこの場合突き落とし方があまりにキツく、最後まで読んでも救われた心地が全くしない。何も知らずに読んだ僕はちょっとしたトラウマにさえなってしまった。
「神童」の明るい展開やライトなタッチのイメージで読んでしまうと、かなりの精神的打撃を受けてしまうことは間違いない。また結末自体は良かったのに、その経緯がやや唐突で不自然だったのも残念。
物語自体はよくできてるし、メッセージ性も非常に強い。ただ繰り返し読んでみようとはなかなか思わない。(コワイから)
悪い作品ではないが、読むにはそれなりの覚悟と心構えが必要。かなりの異色作だと言い切れる。
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[投稿:2007-07-07 05:16:24] [修正:2007-07-07 05:16:24] [このレビューのURL]
6点 七夕の国
確かに構成や仕掛けは良いし、うまくまとまってる。
が、それ以上に心の琴線に触れる何かがなかった。その原因はキャラクターの地味さ、話のスケールと比較して異質すぎるキーファクターや社会描写の粗さといった違和感にあると思う。
かなりインパクトのある時代背景や面白い設定を用意しておきながら、主人公をはじめとして人物から全体的に小物感が漂っており、なんだか割に合わないこじんまりした展開に終始してしまったというのが素直な印象。
また物語中盤であれだけの大事件が起きてるのに社会の反応が鈍すぎるのがどうも納得できない。あそこまで話を広げたのならきちんとその風呂敷をたたむべきだった。
もっと思い切った展開や魅力的な登場人物があれば化けた作品だった。もう一歩。
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[投稿:2007-07-07 01:08:24] [修正:2007-07-07 01:08:24] [このレビューのURL]
6点 夜回り先生
土田先生得意の泥臭い人間描写が、もとの話にこれ以上ないくらいマッチしてる。
どの話もリアルで痛々しいし、単行本に挿入されてる手記もより現実感を引き立てている。改めて、同じ日本の中に不幸な境遇に置かれてる人間がたくさんいるんだということを実感させられる。
ただし原作のチョイスがあまりにも土田先生「らしすぎ」て、全くと言っていいほど新鮮味がない。また原作そのものがいまや超がつくほど有名になっているので、今さらマンガ化する必要性があるのかどうか疑問。
原作をまだ読んでない人が夜回り先生を知るきっかけにするのには良い作品だと思う。
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[投稿:2007-07-06 23:06:45] [修正:2007-07-06 23:06:45] [このレビューのURL]
6点 LIAR GAME
シンプルなルールのゲームと、その穴を突いた駆け引きや心理戦。この作者の持ち味が遺憾なく発揮されてておもしろい。「ONE OUTS」は馴染めなかったけど、これはより閉鎖的な場所を舞台としているので違和感は感じなかった。
ただ雰囲気的にどうしても「カイジ」の限定ジャンケンとかぶってる感は否めないし、心理描写では福本先生の方が数段上。
それでもカイジとは違い、単純な主人公を中心にドライに物語を盛り上げるのはまた一味違う新鮮さがあり、また騙し合いという点ではこの作者に分があるような気もする。
これからの展開に期待。
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[投稿:2007-07-06 22:41:12] [修正:2007-07-06 22:41:12] [このレビューのURL]
作者の作風から考えて明らかに分不相応なテーマかと思いきや、蓋を開けてみれば持ち味の人情味が余すところなく発揮されてて意外と違和感がない。
華やかなホストの世界の裏で厳しい現実に打ちのめされ、足掻きながらも最後には自分の生き方を貫き成長していく男たち、それを影で支える女たちの姿が実に生き生きと描かれる。またどう見ても稲○五郎や阿○寛な人が出てくるのにはニヤッとさせられる。
しかし残念なことに、結末に至るまでの展開が強引すぎる。せっかく長い時間かけて徐々に盛り上げてきたストーリーを完全にぶち壊す駄展開に、取って付けたような薄い終わり方(どう見ても打ち切り)。最終巻を読み終えた後にひどく脱力感を覚えた。
とはいえ、7巻途中までの展開は本当に文句なしにおもしろい。
ホストマンガといえば夜王が有名だけど、これもあと1〜2冊かけてきっちり終わらせていれば自信を持って薦められる出来だったのに…。まったく残念。
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[投稿:2007-07-06 20:11:43] [修正:2007-07-06 20:11:43] [このレビューのURL]
6点 怪奇警察サイポリス
コロコロをリアルタイムで読んでた頃、かなりハマッた記憶がある。
リアルな絵柄と奇妙な世界観は明らかにコロコロの中でも浮いており、「だが、それがいい!」と子供心に思った。
このマンガの何が印象に残ってるかというと、設定を含めたキャラの魅力と、読者に媚びる感じのしないセリフ回し。特に主人公が変身するときに唱える修験道の九字は「うわ、何かよく分からんけどカッコイイ!」と強烈なインパクトがあった。
ストーリーもそれなりに良かった気がする。多分。
今猛烈に読み返してみたいマンガの一つ。
男吾は確か復刻されてたっけ? これもお願いしたい…。
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[投稿:2007-07-04 01:10:12] [修正:2007-07-04 01:10:12] [このレビューのURL]