「cre」さんのページ

総レビュー数: 89レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年07月02日

面白いんだか面白くないんだかよく分からない。

全体的にギャグもストーリーもほのぼのした感じで好感は持てる。だが、笑えるかと言われればそれほどでもないし、共感できるかと言われてもそうでもないし。何だかよく分からん。だけど、どちらかというと好き。と言うより、嫌いではない。

ただ、人物の書き分けが微妙すぎて、可愛い(美人)という設定の女の子と普通という設定の女の子の可愛さの違いが全く分からない。作中のキャラの位置を知らないと全員可愛いとも言えるし、全員普通とも言える。ギャグ漫画(?)なんだからハッキリ書き分ければいいのに。

暇つぶしには絶好な漫画かもしれない。
先を読みたいとも思わないし、それほど退屈もしないし。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-24 10:59:00] [修正:2007-07-24 10:59:00] [このレビューのURL]

10点 レベルE

冨樫先生の最高傑作と言えば、この漫画を措いて他にない。

たった3冊、されど3冊。
これほど濃密で才能に溢れた3冊は他にないのではないだろうか。

コメディのようでありシリアスでもある。また、シリアスのようでありコメディでもある。それらが各々の話の中で絶妙なバランスを保っており、読者を全く飽きさせない。そして、非現実であるにも関わらず、現実であるかのような錯覚すら覚えるこのリアルさ。画、構図、構成、登場人物、この漫画に内在する全てがそう思わせる。これこそが冨樫先生の真骨頂なのだろう。

何度読んでもまた読み返したくなる。
そんな漫画を傑作と言わずして何と言うのだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-20 07:59:11] [修正:2007-07-20 07:59:11] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

囲碁ってあんた・・・

またロケットでつきぬけるのか、と連載前は思っていた。だが、いざ始まってみると囲碁なのに面白い。いざ対局場面になると囲碁なのに地味じゃない。不思議だ、コレ。小畑先生の画力のおかげなのか、ほった先生の構成のおかげなのか。

この漫画を読んで囲碁を覚えた人も多いんじゃないかなと思う。かく言う俺もその一人。へたれだからヨセ以外褒められたことはないが、やってみると面白い。NHKなんかの対局を見ていて、一手の意味が分かった時なんかはウヒョー!!って感じだ。普段の話題になることもない、暇つぶしに打つこともない、そんな競技を世間に広く受け入れさせたという意味で、結構偉大な漫画だと思う。今の状況は知らんが。

因みにうちの高校には囲碁部ができた・・・たぶんもうない。

ただ、佐為編後はすこし落ちるかなという印象がある。佐為あってのヒカル、佐為あっての仲間やライバルたち、という漫画だったので、読んでいて何か足りないというイメージが最後まで続いてしまった。それでも、佐為を再登場させたりされると一気に興ざめするので、あの時点で佐為を成仏(?)させてしまった以上仕方ないのかなとも思う。

8点か9点か迷うとこだが、まあ迷ったら上の点数にしておこうと言うことで。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-18 22:29:15] [修正:2007-07-18 22:29:15] [このレビューのURL]

面白い話とつまらない話の差が激しい。

面白い話ではギャグ漫画の最高峰に位置すると思う。特にハマーの駄目さやクソさが際立っている話は面白い。だが、つまらない話はホントにいくら貶しても足りないくらいつまらない。週刊連載である以上ある程度は仕方ないと思うが、ジャンプを買って最後に、さぁラストにジャガー読むかー、と楽しみに読み始めてつまらないと、その週のジャンプ全体がつまらなかったような気さえしてしまう。

だが、単行本で読む場合にはまた別。一話ごとが短いので、他の漫画に比べて一冊に入る話の数が多く、より沢山楽しめる。しかも、つまらない話はただ飛ばせばいいだけなので、全く苦にならない。どの巻を読んでもつまらない話の数は多くないので、損したと思うこともない。

と言うわけで、この漫画は単行本で楽しむのをお勧めする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-18 01:23:34] [修正:2007-07-18 01:23:34] [このレビューのURL]

先が気になる、と一気に読んでしまう序盤。

まだ謎を増やすのかよ、と飽きてくる中盤。

もう終わっていいでしょ、とうんざりな終盤。

そんな漫画。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-07-16 09:11:12] [修正:2007-07-16 09:11:12] [このレビューのURL]

7点 銀魂

好、不評がまっぷたつに分かれる漫画。

仲間うちでも面白いと言っている人にはかなり評判がいいが、つまらないと言っている人にはかなり評判が悪い。その評判は直接ギャグの評判からきているようで、ツボる人にはよくツボる、ツボらない人には全くツボらない。

物語は数話からなるシリアスパート(主に人情系)と、ほぼ一話ごとのギャグパートからなる。シリアスな物語の中にもギャグは織り交ぜているが、著者によるとこれらは完全に分けて考えているようで、それぞれ別の楽しみ方をすると読む幅が広がるかもしれない。

どうでもいいけど、さっちゃんもっと出して。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-12 15:30:48] [修正:2007-07-12 15:30:48] [このレビューのURL]

何なんだろう、このつまらなさ。

何か少数の事柄のために、漫画全体がつまらなくなってしまうようなものとはまた違う。何もかもがつまらない。中学生の落書きレベルの絵、臨場感も何もない戦闘シーン、シリアスなんだろうけどシリアスになりきれない登場人物たち、何を狙っているのか分からないギャグ。

何より、ほぼすべてのキャラが気持ち悪い。

これが生理的に受け付けないと言うやつなのか。
全9巻が全90巻くらいに感じた。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-07 08:13:41] [修正:2007-07-07 08:13:41] [このレビューのURL]

ギャグ漫画というよりは皮肉漫画。

幅広い知識(特にアニメ、漫画、ゲーム、時事問題)を持っていると本当に面白く、思わずニヤリとしてしまうような内容で溢れている。毎回毎回よく思いつくなと関心してしまう。それと同時に、ここまで言っていいのか、と思うような内容も多くて違う意味でハラハラさせられる。実際編集部による直しがよく入ると作中で語っていた。

だが、元ネタや例えが分からないと全く面白くない。題材が違うだけで、起承転結すべてに対して少ないパターンを使いまわしているので、基本的に物語やギャグに新鮮味は全くないと言っていい。もっとも、一つの題材に対して毎回10以上の例を上げているので、元ネタや例えが全く分からないということもないだろうが。

ところで、上に書いたのには物語序盤は含まれていない。物語序盤はくだらない下ネタの繰り返しで面白くも何ともない、と言うよりむしろ不快になる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-07 00:08:39] [修正:2007-07-07 00:08:39] [このレビューのURL]

5点 DEATH NOTE

頭をつかってどうこうする漫画で後付けをされると激しく萎えてしまう。

週刊連載なのである程度は仕方ないと思うが、一時期を過ぎたあたりから酷すぎる。話が詰まると後付け設定で逃げる。そんなことを繰り返されてしまうとさすがに読む気もなくなってしまう。それでも、(小畑先生の絵のお陰もあるが)1部はまあまあの出来だったと思う。

だが、2部はもう少しどうにかできなかったのだろうか。ストーリーがすごく軽く感じる。よく考えてあるのだろうという重みが全くなくなった。1部終了後にもう何週間か何ヶ月か、納得するまで期間を空けて、ストーリーを練ってから2部につなげた方がよかったのではないかと思う。

そんなことが簡単に許される雑誌ではないと思うが。
すごく惜しいという印象の残る漫画だった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-06 01:24:37] [修正:2007-07-06 01:24:37] [このレビューのURL]

まず一言。調べてください。

漫画、小説、新聞記事。書き物ってのはいろいろあるけれど、そのどれもに共通の、作者にとって必須の事柄。取材。取材もしない新聞記事は当然叩かれる、取材もしない小説は当然読まれない、取材もしない漫画は・・・どうなんでしょう?

何故この作者はこうも自信たっぷりにとんでも知識をひけらかすのだろうか。俺は格闘技経験者ではないので、その解説に違和感を感じるくらいだが(そもそも初心者に違和感を感じさせる時点で終わっているのだが)、剣道、空手、ボクシング、これらの経験者たちが皆、鼻で笑っていた。ありえない。必ずこの言葉が返ってくる。

こんな漫画をどうして褒めることができようか。

題材は面白いかもしれない。居場所をもとめて夜の街をさまよい、自分を維持するために鍛える主人公。そこに様々な人間関係が絡み、自分たちや街それ自体が変わっていく。勝ったり負けたり、成功失敗を繰り返しながら強くなっていく主人公。勝つだけの主人公よりは全然共感できるところが多い。

だが、こんないい土台を持っているのに、作者の描き手としての姿勢がこれらを地に落としていると言わざるを得ない。これでしっかりとした取材から、しっかりとした知識でもって、しっかりとした解説なりを行っていれば、評価もまた全然違ったのだろうと思うと残念でならない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-05 20:50:07] [修正:2007-07-05 20:50:07] [このレビューのURL]