「cre」さんのページ

総レビュー数: 89レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年07月02日

ああ、何で皆分かってくれないんだろう、この面白さ。

こんなほのぼのでかつ笑いのとれるギャグ漫画を、少年誌でお眼にかかったことがない。少女漫画だから、女性作家だから出せるオーラなのだろうか。俺の少女漫画嫌いを一蹴してくれたこの作品。ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

オンラインのフラッシュアニメを友達に見せたときのあの微妙な反応。何か言ってくれよ、とりあえず。分かってくれよ、あのイヨのハチャメチャぶり、ケンタの可哀そうぶり、イッサの何だかよく分からないぶり。1巻は確かに微妙だよ、好きな俺から見ても。だが、2巻あたりから波に乗ってるじゃあないか。ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

そんな冷たい眼でお兄ちゃんを見るな、妹よ。自分で買うの恥ずかしくて買いに行かせたからって。お釣りは上げたじゃないか。それでシゲキックスでも買いなさい。

ああ、何で皆分かってくれないんだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-04 13:34:36] [修正:2007-07-04 13:34:36] [このレビューのURL]

涙で霞んでページが進まねぇぜ・・・って感じ。

作中これだけ泣いた漫画は珍しい。
それほど泣かせポイントが多い。

単純なスポーツ漫画としてみた場合、題材は体操とあまり漫画では扱われないものではあるけれど、基本的なことは変わらず。よわよわな主人公が、優秀なコーチ、気のいい仲間やライバルに恵まれ、その隠れた才能を開花させていくというお話。

そう、そんな普通のよくあるスポーツ漫画なのに、何なんだろうか。この漫画を読むときだけ特別に涙腺が緩くなっているのだろうか。とにかく泣ける。泣かせ度92ナキくらい。

しかも絵や構成が上手い。その時点で何が起こっているのか、何がどう採点基準に影響しているのか、選手たちはそこで何を想っているのか。すごく上手く見せてくれる。それに監修(原作になってるけど)に元体操選手が就いているところを見ても、体操論(?)に間違いはないのだろう、すごく納得させられる。

もちろん変な必殺技は皆無。オリジナル技は出てくるけれども、基本的には既存の技で演技を見せてくれる。一見地味にさせてしまいそうな、そんなリアル路線だが、そんなことも全くなし。いろいろな必殺技や無茶な成績の選手が出てくるスポーツ漫画と比べても、派手さで見劣りしない。いや、むしろリアルだからこそ、本物の臨場感が伝わってくる。

スポーツ漫画が好きならこれだけは読んでおけ、と言う一冊。
応援する時はとりあえず「何という空中感覚だ!?」と言っておこう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-04 09:09:49] [修正:2007-07-04 09:09:49] [このレビューのURL]

5点 HAPPY!

半端ねぇ、この漫画、マジ半端ねぇ。

なんなの?漫画読んでてこんなにむかついたの初めてだ。
いや、テニ○リとかミ○フルとかあまりのつまらなさにむかつくことはあるんだけど。
マジで半端ねぇよ、MAJIで半端ねぇYO!!

悪役はいいよ、悪役だもん。何したってね、悪役だもん。
何なのあの周りの人間たちは?何なの?何なんだYO!!
まるで世のマスゴ・・・ウェッフ、ゴフッ、ゴフッ・・・マスコミの皆様の集団リンチを見ているようだ。
ちょっとした失敗を演じた企業、機関、物、人に対する執拗なまでの報道。
捏造もクソとも思わず、とにかく波が去るまで叩きまくる。
そんなクソくらえな現実を漫画で見たくなんかなかった。
ってか、マスコミが馬鹿なのはいいんだけど、観客や周りがアホすぎてもぅ・・・
もぅ・・・

ところで、5点の意味は本当に可もなく不可もない漫画だと思うから。上のはとりあえず無視するとして、絵はしっかり描きこんであるし、ストーリーも平凡ながらまとまっている。ただ、あまりにもベタで平凡すぎる。どこをどう褒めればいいのか分からないし、貶そうにもそんな部分もない。まさに可もなく不可もなくを体現したような漫画。

上のようなことを気にせず読める人にはお勧めできる。
が、気にする人は読まない方がいい。マジストレスたまるから。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-04 00:44:59] [修正:2007-07-04 00:44:59] [このレビューのURL]

確かに面白い。

他の多くの野球漫画と違い、主人公が監督で野球を理詰めで勝利に導こうとする姿勢や、怪物的な投手やバッターがいないリアル路線も新鮮でいい味を出している。

だが、少々無茶なところが見られる。例えば一番最初に出てきた基礎練習なんかだと、バレーのスパイクと野球の投球では体の使い方が全然違う。しかも、野球の投球をちゃんとしたフォームで行わないと肩を壊しやすいように、バレーのスパイクも打点やタイミングをちゃんと分かって意識していないと肩を壊す原因になってしまう。

細かいことを書いているとキリがないのだが、このようにアイディアのレベルが野球に加えて、その他のスポーツをよく知っている人のレベルではなく、ちまたでアイディアマンと呼ばれている地方中堅校のおっさん監督のレベルに留まっている。弱小校をそのアイディアによって1年で甲子園に導こうとするには、もう少し考えを煮詰める必要があったのでは。これらは、物語序盤に型破りを意識しすぎて、無茶をしてしまったのかなという印象がある。

このような、主人公が頭を使ってどうこうする内容の漫画だと、どうしてもそのアイディアの粗さに目がいき、揚げ足取りのようになってしまう。だが、野球の部分は何を見せたいのかがはっきりしていて、一試合まるまる描くということもしていないので、割とサクサク物語りも進んでいく。そのため、単純に漫画として見た場合、普通に楽しめると思う。

少年漫画によくあるワンパターンな野球漫画に飽きたら、是非。
野球を観るのもやるのも好きな人にはこっちの方が絶対面白い・・・という自信はある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-03 11:45:55] [修正:2007-07-03 11:45:55] [このレビューのURL]

7点 3×3EYES

2部完結までは9点、その後しばらくは7点、最後の方は5点。平均7点。

人も妖怪も終始描き込んでいて好感がもてる。八雲の人の良さやパイの子供っぽさも三只眼の冷たさも、どれも強調されてはいても不快になるほどではなく、上手く感情移入させられる。そこからパイが少しずつ大人になっていくところと、三只眼が少しずつ暖かくなっていくところも上手く描けていると思う。

2部の最後には切なすぎる別れもあり、素直に感動できる。が、中盤はまだいいとしても、終盤は少々引っ張りすぎなんじゃないかと。明らかに削ったり短くできるイベントや、出さなくてもよかったキャラが多すぎる。もう少し簡潔にまとめられれば、高評価も得られたのではないかと思う。そこだけは本当に残念なところ。

ただ、全体としては十分楽しめる漫画だと思うので、暇のある学生のうちに読んでおくことをお勧めする。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-03 07:43:50] [修正:2007-07-03 07:43:50] [このレビューのURL]

6点 BLEACH

5.5点くらいだけど、ソウルソサエティ行く前はすごく好きだったので、四捨五入して6点に上げておきました。

設定や世界観はすばらしく、連載開始当初は次の話が楽しみで、いい意味で少年漫画だなと思っていたものだが。少年漫画の宿命か、死神同士のバトル漫画になり、インフレが進んできたころに除々にストーリーも迷走を始めたようで。ギャグも最初は新鮮な感じがしてすごく面白かったのだが、どうにも同じパターンが多いような。

ところでこの漫画、本当に面白いのは英語版。主人公の「黒崎一護」の名前が「Ichigo Strawberry Kurosaki」って・・・そのイチゴじゃねぇっての。しまいには「Ichigo」じゃなくてミドルネームのはずの「Strawberry」と呼び出すしまつ。その他、少し古めの日本語のニュアンスなんかを全く分かっていないようで、突っ込みどころ満載。少なくともこの漫画の場合、翻訳には日本語のできる英米人ではなく英語のできる日本人を使うべきだろう。

英語版は友達の持っていた1巻しか読んでいないが、その後に出てくる自分の名前の由来を話すシーンはどうしたのか非常に気になる。本屋で見つけたらぜひ読んでみようと思うが、逆に改善されていたら酷く残念だ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-03 00:21:58] [修正:2007-07-03 04:26:00] [このレビューのURL]

大半の人にとっては面白くないという部類に入ると思う。

当時、西森先生の新作だー、うひょー、とか言って嬉々として読み出したが、正直な話すごくガッカリした。

ギャグは相変わらず面白いのだが、漫画自体のストーリー、設定、世界観がいまいちと言うよりは、ありきたり。既存の漫画を探せば、どこにでもあるような内容だった。実際、20世紀も終わろうかというあの時期にしては、すべてにおいて古臭かったのかなと思う。

4巻で完結しているが、4巻で終わってしまったと言うよりは、よく4巻まで持ったなという方が正しい見方かもしれない。一応、物語はちゃんと完結しているので、ちょっと時間あるからすぐ終わる漫画でも読んでみようかなという方にはお勧めできる。ただし、立ち読み推奨。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-03 04:07:13] [修正:2007-07-03 04:07:13] [このレビューのURL]

この作者は相変わらず笑わせてくれる。どの作品になってもギャグは一級品だと思います。

キャラもずいぶん個性的になってきました。武士、殿と呼ばれる普通の人、やたら冷たいヒロイン、ゴリラ、その他変な人たち。武士が主人公だったはずなのに、最終的には殿の頑張りにより、殿が主人公になってしまった。ただ、殿は本当に頑張っていたので、エリたん(ヒロイン)的にもよい交代だったのだろう。

8巻で早々と終わってしまったのは残念だが、基本的な舞台が「今日から俺は」や「天使な小生意気」と同様現代日本のとある街で、しかも主人公が皆高校生なので、敵キャラに限界があるだろうと思うので、これでよかったのかなと思う。

西森先生には新たな挑戦を見せてほしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-02 17:46:02] [修正:2007-07-02 17:46:02] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この作者の他の漫画と同様、キャラが上手く立っている。かぶるキャラもいないし、不足分もないように思う。ただ、ゲンゾーが少し馬鹿すぎないか、という気がしないでもない。

物語全体の謎(恵が本当は男なのか女なのか)に対して、作中で少しずつヒントを提示し、最後のキスで魔法が解け、ネタバレという流れは上手く作ったなと思う。

恵の願いが叶ったのかどうかという問いでは、少々複雑な設定のせいか叶ったということがイマイチ理解できない人がいるのも確かなようで。サンデーは小学生も結構読んでいるので、その辺をもう少し上手く説明できたらなと思うが、あれ以上描いてしまうと説明的すぎるし、物語として終わってしまうなということを考えると、あれが限界だったのかもしれない。

どうでもいいが、最初古本屋で読んでいたときは笑ってしまって恥ずかしかった。
因みに買うときは表紙が恥ずかしい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-02 17:24:16] [修正:2007-07-02 17:24:16] [このレビューのURL]

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