「オカシュー」さんのページ

総レビュー数: 252レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年07月18日

潜水艦バトル漫画です。

潜水艦の戦いは心理戦がキモなのでハンターXハンターとか好きな人が「青年漫画も読んでみるか」と思っているならコレお薦めかもしれません。

なんやら説明の多い部分が出てきても飛ばして読んでかまいません。
私もそうしたけど全く問題なしに楽しめました。何せバトルの心理戦が激熱い!

ものすごいガッツリ読めて満足感は極めて高いと思います。

特に不満はありませんがアメリカ上陸で終わっていたら最高だったかなぁ・・・。

(2010.5追記)
久々に読み直しました。ふぁっ、相変わらずの満足感。
沈黙は1年に1回くらいの割合で読み返します。そんな魅力があります。
やっぱ海戦バトルが抜群です。

そういえば作者のインタビュー、コメントでも「潜水艦同士の戦いが描きたかった。」「政治的な意味合いはこのマンガにはない」などとおっしゃっていました。
あくまで政治家エピソードは物語にリアリティを与える肉付けのようなモノの気がします。
例えばマトリックスが例のスローモーション特撮バトルを見せたいが為に創られたストーリーであるかのような感じ。

あ、もちろんどんな読み方をするかは読者個人の自由ですね。
私は海江田の天才をたのしめ!ってプレッシャーをすごく感じていてそこが良いと思っています。


所持巻数 全巻




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[投稿:2009-07-21 20:50:24] [修正:2010-05-29 23:40:26] [このレビューのURL]

昭和仮面ライダーシリーズをオリジナル漫画化しています。
元ネタ、登場人物を知らない人でも普通に楽しめるでしょう。

しかしこの漫画はそんな人向けの作品ではないと思います。
昭和ライダー世代に向けてはなった、渾身の一作なのです。

夢中になってテレビを観ていたあの頃。
そんなおじさんに怒涛の勢いでその頃の熱狂を蘇らせてくれます。

絵にもストーリーにも昭和ライダーを再現する為の異常なエネルギーが感じられます。
作者のライダーに対する深い深い気持ちがビンビン伝わってきます。

これは愛です。凄まじい愛が込められています。

所持巻数 3巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-10 18:19:23] [修正:2010-05-29 21:57:45] [このレビューのURL]

赤外線くぐりにスポーツマン狩り。
相も変わらずハジけてるなぁ、許斐先生あーんどテニプリ。

いいぞ、もっとやれ。

・・・しかし私はこれ以上レビューできそうにない・・・。
だってもう疲れたよ。旧テニプリのレビューで全てを出し切りました、本当に。
繰り返し何度も読み返したし、資料まで作ったりして・・・休みだいぶツブしたし、何やってんだオレ・・・。

当分テニプリの事は忘れたいんだよ。

もう・・・そっと・・・そっとしておいてくれ・・・はっ!


王子「フフ・・・まだまだだね。」

ひぃっ・・・!ってげ、幻覚・・・?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-09 01:00:06] [修正:2010-05-29 21:47:34] [このレビューのURL]

今はもう影も形も無いのだが小学館「少年ビッグコミック」という少年誌(青年誌ではない)が遠い昔創刊された。
この雑誌の知名度を急上昇させたのはあだち充「みゆき」だった。

そして当時からあだちファンだった私は創刊号からこの雑誌を読んでいたのだが「みゆき」に肩を並べる人気のラブコメ作品が同時期に連載されていた。

それが尾瀬あきら初少年誌連載作「初恋スキャンダル」である。

このサイトでの「夏子の酒」高評価を知り読んでみたところ昔の記憶がジワジワ蘇って来た。ならば昔読んだあの作品をもう一度読みたしと。
その後運よく古本屋でめぐり合えたので即購入、今回のレビューとあいなった。

評すると「夏子の酒」くらい面白い。私的には上でも下でもない。
同列におもしろいと評したい。
初連載作品と青年向け後期作品が同じ。それには理由がある。

尾瀬先生のマンガスタイルは全く新しいモノを開拓していくという感じではない。
例えば伝統行事を守り続けて行く職人さんのような漫画家である。次世代を切り開く若い作家に対し古きを温める旧世代作家、のような位置づけにある方ではないかと考える。


「夏子の酒」と本作を比べるともちろん作画に未熟な点はあるものの違和感を全くと言っていい程感じないのだ。作画、キャラクター共に変わらぬ良さがそこにある。
それ故に「夏子の酒」を読んだ時猛烈にこのマンガをまた読みたくなったのだ。

「みゆき」と比べるならばキャラの魅力ではあだち先生が一枚上手だが内容はいい勝負している。
それを証明するかのようにこの同時期連載作品「みゆき」と「初恋ー」はどちらも小学館漫画賞を受賞しているのも興味深い。

夏子の酒×ラブコメVSみゆき=初恋スキャンダルとなるか。

良作だが古い作品なので読む機会も無いかもしれぬ。
ならば知識として備えておき例えば友人との会話で

「夏子の酒」?あぁ良いマンガだけど尾瀬語るならやっぱ「初スキャ」じゃね?

などと通っぽく使うのがよろしかろう。




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[投稿:2010-05-16 00:28:00] [修正:2010-05-16 00:43:33] [このレビューのURL]

前作「あんたっちゃぶる」より続くゲーム業界ぶった切りマンガ。
多分半分以上ノンフィクション。64、プレステ1,2、時代に描かれたモノであるがその情報は今もって役に立つしおもしろいし再読できる。

家庭用ゲーム機関連で言えばファミ通クロスレビュー問題とかマジコン問題とかを当時既に取り上げているから凄い。
ゲーム以外も世間に騙されない為に知っておきたい大人の裏事情をおもしろおかしく描きなぐっている。

若いゲーム世代の方も当時のソニー陣営の躍進ぶりや任天堂の迷走ぶりを知るのもかなり興味深いハズ。

絶版かどうかは知らないが新品では流通していないだろう。
古本屋で捨て値であればお得感は8点以上か。

全ページカラーでガッツリ読み応えありどすえ。

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[投稿:2010-05-15 22:19:19] [修正:2010-05-15 22:19:19] [このレビューのURL]

森田まさのり短編集。うん、おもしれ。
ただし作品ごとのページ数の差は激しく5ページ(おい)作品から80ページ作品まである。

「べしゃり暮らし」ひな形と言える「柴犬」の為にある一冊と言っても過言ではないかもしれない。
誰も手を付けない「お笑い業界」テーマの作品に挑戦しヒットさせた実力はこの読みきりでも味わえる。

実は最近になって読み始めた「ROOKIES」にハマりかけている森田まさのり初心者ゆえにちょっと甘めの8点は許してたもれ。

しかし少年誌向きの絵ではないなぁと昔から思っていたのだが、あとがきに「谷口ジローが好き」と書いてあるのを見てかなり納得した。


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[投稿:2010-05-05 02:13:13] [修正:2010-05-15 21:33:48] [このレビューのURL]

「ふっふっふ、これは少ないだろう何時レビューしてやろうか」と虎視眈々としていたのですが思ったよりレビューがありちょっとショボン。
他の方のレビューを読ませていただき想像していたより低かった評価にもっとショボン。
「本を買う必要はないのでは?ネットで見られるし」というダメ押しにショボボン、ショボボン、ショボボンボン。(タイムボカンシリーズのノリで)

通常版とさらに新装版も持っている私って一体・・・。

井上マンガはその素晴らしいストーリーに気持ちを持って行かれがちだが絵だけ見ても楽しめる数少ない漫画家の一人だと私は思っている。
それはインタビューでの「前(作)より絵がうまくなってないとイヤなんです」という発言や、「バカボンド」と「リアル」の二作を作画手法を変えながら同時連載しているというこだわり具合でよく分かる。

つまり所有欲をかなりそそられるのであります。

本作は「ネット向け」作品の為絵は雑っぽく見えるがそれさえもB級映画的な躍動感とSFスポーツという異系ジャンルがよく馴染んでる。
本人のあとがきにも「ストーリーや絵のはずむような感じは二度とこれと同じものは描けないだろうなと思わせる」とコメントしている。

コマが大きいのでボリューム的には少年マンガ単行本二冊くらいになるか。
個人的には続きが読みてぇっと思えるいい漫画だった。
本人も「今でも時々読み返しては描いた僕本人が元気をもらっているそんな特別な作品になりました」と語っているくらいだ。

現在の青年誌作品とは違う「スラダン」の甘い香りを色濃く残すこの作品。
多分このマンガの本質は「思い入れマンガ」というべきジャンルなのかもしれない。

読者にとっては突然の事に思えた少年ジャンプ本誌での「スラムダンク」の終焉。
終了後も読者の熱いラブコールは続いていた。バスケ系「リアル」が始まるまでの三年弱。

多くのファンが思っていた。
私ももちろん思っていた。

井上雄彦のバスケット(漫画)が。

読みたかったんだ。

井上のバスケが。

このマンガはそんな「思い入れ」で出来ているのだ。





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[投稿:2010-05-14 01:32:43] [修正:2010-05-14 01:59:14] [このレビューのURL]

短編集。「もやしもん」ファンは楽しめると思います。
チャラい絵のギャグ作家がやるような内容を凄い描き込みの絵でやっているのが最大の特徴。

差はあるけれど大体どれもいい感じでおもしろい。
ただこの作品に限らないが出演キャラの代わる短編の宿命か思い入れはしにくい。

個人的には忍者の話は連載で続きを読みたい。

しかし絵は練習すれば上手くなるものであるがこの人レベルになるのは才能も必要と感じさせられる。

醸(かも)された秀作。









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[投稿:2010-05-05 00:08:48] [修正:2010-05-05 00:08:48] [このレビューのURL]

珍しい対談マンガ。雑っぽい絵に敬遠しがちになるが充分おもしろい。
なにより作者の芯の通った生き様が感じられ好感触だ。

しかしこの漫画の真の目的である道に迷える若者に一筋の光明を的な部分は決して成功していないと思う。
それはこの漫画自体が悪いというわけではなく表現媒体の問題で。
もう死のうとか生きる目的を見失っているとかの人は普通に漫画なんて読んでないだろう。

あくまで漫画作品として評価できる。
あと漫画で対談やる必要はないかと言えば私はそんなことは無いと思う。対談漫画でしか表現できないモノはあると思うし何より文章と違って読者に手に取って貰いやすい。

全体的にみて良作。ただ密度が濃いので漫喫とかで一気読みはよろしくない。買って読もう。
それに対談相手に井上雄彦とか宮藤官九郎とか出てくるのでそれだけでも買い。

絶望には効かないかもしれないが、ありきたりの漫画に飽きた人には効くと思います。

山田玲司作品を読むとっかかりにいかが。




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[投稿:2010-05-04 23:07:28] [修正:2010-05-04 23:11:27] [このレビューのURL]

我が家の一部屋がえらい事になっている。
マンガ倉庫になっている。(マンガ部屋ではない、もはや部屋として機能しなくなっている。)

それは人の居住区を脅かす存在となっている。

しかしロクに整理していないのだが読み返そうと思った時に意外と取り出しやすい。
なぜならよく読み返すマンガは上に上に、前に前に、そして読み返さないマンガは下に下に、奥に奥になるという上手い事できた自然の法則(?)があるからだ。

それでこのケンカ漫画「カフス」、残念ながら下に下に、となりそうだ。

いや実は面白くだれる事無く読めた。つまらない訳ではなかった。
ただ心に残る名シーン名セリフを見つけられず再読とまで思えなかったのが惜しい。

マンガは暇つぶしアイテムとしての側面を持つ。
その観点からすれば充分合格点であり娯楽作品として途中で投げ出したくなるようなマンガではない。

そーゆー作品もマンガ好きとしては愛してゆきたい。

いいんじゃない。「カフス」。

ラーメン屋の待ち時間に威力を発揮する、あとくされなく読める一冊だ。

まさに5点中の5点。(ほめ・・・てる・・・?)



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[投稿:2010-05-03 01:14:17] [修正:2010-05-03 01:17:43] [このレビューのURL]