「オカシュー」さんのページ

総レビュー数: 252レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年07月18日

バスケット部が舞台のコメディタッチのスポーツ漫画。
スラダンが連載されるまではバスケの名作といえばコレだった。

もちろんスラダンとは全く違うタイプの漫画だがとてもバスケを楽しく描いているので私の中では大ありです!

スラダンと同じくアニメ化もされ大ヒットしましたのでだまされたと思って読んだら以外とハマるかも。

私自身はスラダンよりこちらに思い入れがあり、主人公がバスケをやめた時はちょっと悲しくなりました。

しかし読みなおしても全然面白い!

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-21 19:35:29] [修正:2009-07-21 21:57:02] [このレビューのURL]

8点 タッチ

中高ですごくハマってました、あだち先生。
でもこの漫画から少しづつ熱がさめたかなぁ。

原因はその作画スタイル。独特の間と評価もされてましたが話しの間に挟まれる大ゴマの背景、それが何コマも続きヘタすりゃ2ページに及ぶ事も・・

背景はアシスタントさんが描いてる訳で一冊の本の多分20ページくらいがアシさんの背景の画集みたいな気がしてきて・・

それにまして元々セリフを抑えた漫画なのでまるで加速装置をつけたように読み終える!
小説とか文章を日頃読まない人にもやさしい漫画ではあるのですが・・・

すごい良い漫画を描く人と思うのですがカルピスがどんどん薄くなっていき「水いれすぎっ!」な感じをうけてしまいます。

ただ「ナイン」と「陽あたり良好!」は最高傑作だと思います。
文句のつけようがありません。

所持巻数 全巻(普通版と完全版を両方共)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-20 18:25:11] [修正:2009-07-20 18:25:11] [このレビューのURL]

私の悪かった高橋先生評価を180度変えさせた名作。
あだち先生とともにラブコメタイフーンを多くの若者の心に吹きまくらせた。

うる星の次はらんましてるのに何故にめぞんの次は始めないんじゃ〜、と当時勝手に怒ってたりした。

思うに年を取らないうる星に対してリアルタイムに年齢を重ねる事がすごく良かったんじゃないでしょうか。
「おおぃ、何してんだ五代君!響子さんが30に、30歳になっちゃうだろ〜」なんて当時つっこんでました・・フッ・・すべては高橋マジック、俺も若かったなぁ・・

リアルタイム漫画恐るべし、やはり花は枯れるからこそ咲き誇った時が美しいのか・・・

ところで高橋先生犬夜叉の例を見ても、もういいのでは?
そろそろスピリッツで新作いきませんか?
(と思ってたらサンデーでまた新連載始めたぁ〜ぎゃふん!)

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-20 00:52:27] [修正:2009-07-20 00:52:27] [このレビューのURL]

8点 BE FREE!

破天荒教師の痛快学園モノ。

作者である江川達也先生のイメージはネットでもリアルでもかなり悪いようだ。
近年作品の不振に加えテレビ番組出演等のタレント業が読者の反感をかなり買っている模様。(例えば西川史子さんのようにキャラを演じているだけだと思うのだが)

なんせ昔から江川ファンだった知人でさえも「江川達也は終わった」と言っていた。
しかし「終わった」と言えるのは始まりがあったからこそであり最初からつまらないマンガを描いていたのならば始まってもいないので「終わった」と言われる事もなかった筈である。

そんな訳でこの作品だけは作者のイメージ関係なくキチンと評価されて欲しいと願う。かなりの良作なのである。

「モラトリアム漫画」と評すのがいいかもしれない。
ジャンプは卒業したいが泥臭い絵柄の大御所青年作品にも食指が動かない。
そんな層のハートを狙い撃ちした大人の為の少年マンガとして位置している。

予測不能のエロ、パロ、アクションに加えその他もろもろなんやらかんやらは幽遊白書初期にも似た「アレンジ力」の高さを感じ取れる。

特にチャリンコ「しゃかしゃか」などアクションシーンは必見。
当時「おかもちバイク」等の小ワザや「一週分細胞分裂」などぶっ飛んだ展開に夢中になって読みふけったものだった。(再読しても劣化は感じず)
そして二度にわたる岩尾組エピソートは江川作品の(ネガティブな)イメージさえ変えるデキ。

現在は変態エロのみ突出した自由の意味をはき違えてしまった感のある江川作品だが本作だけは「エンタメとしての自由」を見事に表現した一本。
(そう言えば久しぶりに新作が始まるらしい。江川作品が本当に「終わった」のかどうか再確認してみるか)

あと最後に一言。本作を読めば分かってもらえると思うのだが。

江川達也はやればできる子だ。











ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-30 20:42:48] [修正:2010-09-30 21:08:48] [このレビューのURL]

高橋留美子先生の魅力をアピールする際には紹介する作品に特に注意を払う。

週刊サンデー作品(犬夜叉等)を最初に勧めるのはリスクが高い。 
魅力あるキャラクターや設定がありながら週刊連載という時間制約の厳しい創作環境が作品を間延びさせている部分がある事を認めざるを得ないからだ。

「めぞん一刻」を出すのがテッパンだと思うが前半はラブコメ色よりギャグ色が強い。
ので怒涛の後半まで楽しむのは確実に好きになってからの方がよろしかろう。

そんな中、高橋マンガ初心者にオススメできるもっとも優れた一冊が本作「傑作短編集」だ。
そしてできたら2集が良い。私もソイツで目覚めたクチだ。

増刊サンデーに半年周期で掲載されたシリアス作品が4本入っている。
当時「うる星」に距離を置いていた私は衝撃を受けた。
高橋留美子はこんな凄いシリアスが描けるのか、と。

高橋シリアス作品人気はその後もうなぎのぼりで「人魚シリーズ」が開始される。
だがたまたま人魚シリーズが連作可能な作品構成だったからで他の作品も決して見劣りはしない。

まとめっ。

週刊連載のメジャー作品だけで高橋留美子を判断するのは早計。
ギャグ、ラブコメ、シリアスと多くの顔を持つ高橋留美子の全てが味わえる短編集。

第2集「炎トリッパー」

何も言わずまずはこれを読んで欲しい。大人気作家となった秘密はここに隠されている。





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[投稿:2010-07-11 00:59:31] [修正:2010-07-11 00:59:31] [このレビューのURL]

6点 自殺島

サブタイトルによると「サバイバル極限ドラマ」らしい。
社会不適合者と認定された男女数十名が孤島に島流し。そしてドラマの幕は上がる。

じっくり描き上げて行く持ち味の作者らしくハデさはないが手堅い作品。
「ホーリーランド」でもみられる「神(作者)の解説」が得意技であり、サバイバル関連のうん蓄としてうまく生かされていると感じた。

特に2巻は良い盛り上がり方で続きが楽しみです。

ただ一方で「自殺島」というタイトルイメージ程刺激的な展開はなく既視感さえ感じた。
多分そのデジャブの原因はテレビのバラエティ。

数年前に話題を呼んだ「電波少年」において無人島生活の企画は数多く立ちあげられ、また現在でも「黄金伝説」等でタレントが頻繁に無人島生活を送っている。
この身近な無人島生活の氾濫によりサバイバル漫画のおもしろさのハードルは跳ね上がっている。

本作はその進み具合から察するに長期連載を想定していると思われるがよっぽどドラマチックな話作りを考えなければ読者の満足は得られないだろう。

さいとうたかをの超名作、「サバイバル」を超えるくらいのモノになって欲しいものだ(あるいは別の道を進むか)。

現在は合格ラインを進んでいると感じるがまずは「よいこ浜口」に負けぬくらいの主人公のキャラ作りが急務ではなかろうか。

主人公にもっともっと魅力が欲しいよ、と感じたゆえに。

追記
巻末の広告欄のお話。
「自殺島」の巻末に広告ページが。「ホーリーランド350万部突破!」ほう、がんばってるな。
ところが次ページ広告に「ベルセルク2300万部突破!」っておい。これ森先生の漫画なのになんか失礼ではないかい。

そこは大好評!でいいんじゃないの。もう。




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[投稿:2010-06-29 23:04:18] [修正:2010-06-30 21:57:10] [このレビューのURL]

店長(ハヤオ)はいつも果物を飲みやすい100%アニメジュースにして提供してくれる。
ところがこの果実はそのままかぶりついてもイイらしい。

マンガ版風の谷のナウシカ。

皮(グロ)や茎(テーマ性)などで咀嚼しにくいかもしれないが大人になればそんな苦みも逆に味わい楽しめる。
もはや説明不要の宮崎アニメの原作漫画。アニメ版は「ナウシカがすりきれちゃう!」というくらい再放送されている。ただし世界観、登場人物は同じでもマンガ版の物語は深く掘り下げられ彩られている。

それとアニメお子ちゃま論もあるようだが私としては読んだのち、さらにアニメの評価が上がった。大人から子供まで幅広い視聴者層にあわせ主要エピソードを再構成したアニメ版の手際はマンガ版を読んで初めて分かる。 
ジブリブランドの確立に多大な貢献をした作品である事に間違いはない。

しかし良い事ばかりではなく逆にそれが足かせになっている部分も。
アニメが有名で高評価もされたがゆえにマンガ版が広まりにくかったのでは、と察するのだ。(アニメ観たからもういいや的な)

マンガ版は別モノのデキ!アニメの先があるのに!という心の叫びは漫画を読んだ多くの方が賛同してくれるのではないだろうか。
よってこのマンガをレビューし広める事はとても意義があるように感じられる。

目も眩むばかりの素晴らしい設定や環境問題等も織り交ぜた安易に答えの出せない善悪のテーマなどの美点は多くの人が語っている通りだが私がもっとも評価したいのは「キャラ立ち」。
 
キャラクターが立っている。脇を固める面々ももちろんだがナウシカがすんごい。どう説明したらよいかこの魅力ゲージ。
この畳みかけるような肉厚の物語の流れの中で生き生きと輝く主人公。
それは「物語の中のナウシカ」でなく確かに「ナウシカの物語」なのである。

ケチャは言う。「姫さまの事になるとみんな夢中なんだから」。
それもそのはず巻が進むごとにナウシカファンは増えつづけテトや風の谷メンバーはもちろんクシャナ、クロトワ、チャルカ、チクク、皇弟、ムシ使いから果てはおいおい巨神兵まで・・・

ナウシカ好きすぎ。

これはナウシカを好きになる物語と言ってよいくらいだ。
もちろん俺だって読者だって。

「わしらはみんな姫さまに恋しておるのです」

ただ良い作品であるがわずかにあるマイナス点も指摘しておきたい。 
それはアニメと違い実際の動きや音が無い事である。
「そんな事言ったら全ての漫画がそうだろ!」と言われるかもしれないがここまで浸透している宮崎アニメの漫画版だからこそこの悔しさはひとしおなのである。

(アニメ版での)ユパさまの跳躍シーンとか鳥肌モノだったし、大群オームの足の動きかたも(別の意味で)鳥肌モノだった。
だものでマンガを読みながら私の頭の中はアニメの動きの脳内再生が行われている。
安田成美の歌声がリフレインする程に・・・。

宮崎駿にアニメーション監督とか漫画家とか肩書きはいらない。

これがクリエーターの仕事。









ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-29 01:01:36] [修正:2010-06-29 02:01:11] [このレビューのURL]

今や人気作家、小山先生の思いっきり連載打ち切り漫画。
「とりあえず今回は10週で」とゆうような編集の声が聞こえてきそうなすがすがしい程の終幕劇。

敗因としては井上雄彦、ハロルド作石等一流どころの影響が色濃く残った作画にあるのではないかと。
主人公ハルとライバルからして「スラダン」花道と流川にドンかぶりなので。

ただ一方で小山先生特有の味のある脇キャラや何気なくもキラリと光るシーンも多数アリ。

私は最後までダレずに読めたし1巻完結だし「宇宙兄弟」ファンは読んでも損はしないのではと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-26 00:45:58] [修正:2010-06-26 00:45:58] [このレビューのURL]

これは夢のような作品だと思います。漫画家さんにとって。

まさに「好きほーだい」。それで商業誌に掲載され単行本が出るという。

通常こうはいかない。いろんなものが足りなくて同人レベルで終わるモンです。
絵が良くてキャラ良く描けて本編もしっかりしていて自分の趣味も笑いに変えられる。
売上げとかはそーでもないのだろうけどもこういうサイトではしっかり評価してもらえるという。

私が漫画家だったならばこの作者にきっと嫉妬するだろうなぁ。

ネタに関しては「D」と「ナウシカ」と「圧壊!(沈黙)」くらいは分かりました。
使い方めちゃウメーな、しかし。

ハルシオンの方がデキは上回っているのだけれど、拙いからこそこそばゆい気持ちになる何かがある。

作品が「リア充」。そんな印象かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-22 01:40:46] [修正:2010-06-22 01:40:46] [このレビューのURL]

吉田戦車がまぁいつもの調子で家庭用ゲーム関連をネタにした4コマ。

うーん、正直どうでもいいかな。

絵柄は適当。ギャグ漫画をいいことに資料を見て描いていない。それを100%断言できる。
センスのある作家がぞんざいに描き散らかしている。

マリオとか悪意があるとしか思えない似顔絵。ゲームをする人の毒にはなっても薬になる情報はこれっぽっちもない。

やっぱどうでもいいくらい適当。

作品例。

母「万里子、誕生日のプレゼントよ」
万里子「わーい、2つも!?」
父「待ちなさい、たしかに片方はプレゼントの人形だがもう片方はミミックだ」
万里子「ミミック!」
父「もし万里子がまちがってミミックの方を開けてしまったら父さんと母さんはかわいい一人娘を失ってしまうことになる」

こんなのが延々と続く。ネタもメガドラとかあつかってるしホントどうでもよくて適当。

しかし適当で思い出すのがタレントの高田純次。どうでもいい事を適当にしゃべくってゲラゲラ笑わせてくれる。

それは吉田戦車のマンガそのものか。

好きな人は好き。もぅ、ついつい買ってしまうのだよ。

ちくしょう、本棚のスミにおいやってやれ。



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[投稿:2010-05-31 23:21:04] [修正:2010-05-31 23:37:46] [このレビューのURL]