「オカシュー」さんのページ

総レビュー数: 252レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年07月18日

農大キャンパス漫画。
主人公は肉眼で菌がみえる能力を持つが、この漫画の最大の特徴はそんな所には無い。

襲ってくる。菌と共に大量の「うんちく」が襲ってくるのだ。

覚えたら明日友人に自慢できる雑学とかのレベルではない。
時には数ページにのぼる「うんちく」のコマ数とセリフ量は凄まじい。
夜中に読んでいると睡魔との闘いになったりする。

通常編集者がみたらまずネームの段階でボツにする文字数なのであえて狙ったと思われる。
つまり多くの読者が読み飛ばす(!)事を前提でのセリフ作りをしている。
専門書から切り貼りされたような説明群を読み飛ばしながら確かに頭のよさそうな漫画にみえる気もした。

新しいギミックの漫画と考えるのが妥当なのか。
ちなみにその他の部分はクオリティが高くとても楽しめた。
それゆえの話題作なのであろうが巻を重ねる度に読み飛ばす部分が激増しなんだかとても腹立たしいのは私だけなのか。

読み切れない「うんちく」のばらまき。これを肯定するか否定するかが「もやしもん」の評価を左右する、そんな気がする。
しかし絵をながめて楽しめる漫画はよくあるが、大量の文字をながめて楽しませようという漫画が台頭してくるとは。

日本マンガ文化恐るべしだ。



ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-21 00:42:59] [修正:2009-11-21 00:42:59] [このレビューのURL]

レビューで興味を持ち買ってみました。
うわー、これは大人の漫画ですね。(精神的な)

来週のワンピースが気になるような人には向かない気がします。
逆に「人はなぜ生まれてきたのだろう」とか考える人には面白く読めるのではないでしょうか。

他のレビューの方の高得点でも感じられますがただ者ではないようです。
スカッとさわやかな読後感はありませんでしたが何か心に残りそうな短編集でした。

所持巻数 1巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-03 23:31:40] [修正:2009-11-03 23:31:40] [このレビューのURL]

こんな漫画に出会えるからレビューめぐりは止められません。

紹介してくれた皆さんのおかげです!ありがとう!
本当にありがとう!

この作品はラブコメと考えてますが私の中ではめぞん一刻レベルの評価をしています。

おたくネタに関しては知らなくても楽しめると思いますが・・・

まあ大学生活の正しい楽しみ方(笑)が描いてあるのでとりあえず高3は読んどいて!

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-17 01:51:56] [修正:2009-10-14 00:15:39] [このレビューのURL]

8点 アカギ

麻雀漫画。同じ作者の「天」からのスピンオフ作品。

主人公アカギはまさに福本作品を象徴するようなキャラクターです。とても楽しめます。

意地悪な敵役たちが少しずつ追い詰められて青ざめるのをニヤニヤしながら見てしまいます。
何か性格悪くなっていく気もします。

このキャラはまだまだ活躍しそうです!

所持巻数 17巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-28 21:45:32] [修正:2009-10-14 00:13:58] [このレビューのURL]

読んで良かった。
と言うのは「G線場」を読んだトキ私には合わないかなぁ、と感じてしまっていたからです。

「純文学」。そんな単語がイメージできる作家さんだなぁと思っていました。

大衆性よりも芸術性の強い作品、それ故に熱狂的なファンも獲得しているそう理解していました。
しかしこの作品はそうではありませんでした。エンターテイメントしています。

多くのキャラクターに感情移入出来ます。
絵もさらに読みやすくなっています。
タイトルさえシンプルに徹して好感が持てます。

この方向の進化は私的には大歓迎です。もしかしたら昔からのファンの方は望んでいない人もいるかな?
でも商業誌に掲載される以上もっともっと大衆性のある作品を描いていって欲しい、そしてそれでも日本橋節は作品の芯の部分で輝き続けると思っています。

続刊もこのレベルなら、これは名作の予感がします。

所持巻数 1巻


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-12 21:06:37] [修正:2009-10-12 21:06:37] [このレビューのURL]

8点 HELLSING

大当たりで大満足。

富士鷹ジュピロばりの目元が非常に魅力的です。
太い描線がこまかい描き込みを助ける為、読みやすく一般ピープルをのけものにしていない点もとても良いと思います。

1、2巻の読み切り付録などは作者のエンターテイメント力の高さを物語っていると思います。
「いらねーよ、コノ読み切り!」と思わせておいてうまく後の布石になっている様は「読者の喜ばせ方を知っているな、コイツ!」と言わざるを得ないです。

才能のあるオタッキーが作品を作り込むと凄いのが出来るという点で、その芸の細かさは映画「スパイダーマン」を彷彿させるものがあると思います。

あとがきや表紙の裏はノーコメントするしかありませんがバトル漫画としてみて珠玉の一品だと思います。

所持巻数 6巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-13 15:55:43] [修正:2009-09-13 15:55:43] [このレビューのURL]

「おぼっちゃまくん」「ゴー宣」の小林先生のギャグ漫画です。
どうやら私はかなりの小林漫画ファンだったようです。整理していたら古い本棚からたくさん出てきました。

内容はブルース・リーをパロった主人公が活躍する学園ものです。
絵は相変わらずへたくそですが勢いで読ませます。

そのノリの正体は島本和彦と同じだと思いますが、惜しむらくは島本ほど洗練されていない画風です。(それが持ち味でもありますが)

先生はご自分の漫画の事を「他人の襟首つかんで無理やり読ませるような」漫画と書いています。
ナイスな表現だと思います。

そこが魅力だと思いますから。

所持巻数 全巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-09 22:08:47] [修正:2009-09-09 22:08:47] [このレビューのURL]

超有名殺し屋漫画です。
なぜか急に読みたくなる時がありまして、そんな時は適当に面白そうなタイトルの単行本を買います。

しかし雑誌(ビッグコミック)で買う時もあり、コンビニ本の時もあります。
(統一しとけば、と後で後悔する)

内容はとても幅広いです。(脚本家が数名いる為もあるかな)

まず政治、経済がらみの話に当たると最悪です。そっち方面のある程度の知識がないとよく分からない部分が出てきます。
逆に予備知識無しで読める話に当たったらかなり面白いのが出てきたりします。

ゴルゴがピンチに陥りそうな場合の話はだいたい面白いです。(超一流だから中々ピンチにならないですが)
読みたい、チャレンジしたいというゴルゴ初心者の方がいらっしゃるならベスト版をお薦めします。
読者の人気投票上位を集めた1冊がハズれる可能性が低いと思います。

最後に一言、麻生総理は漫画読んでいる場合じゃないぞ。

所持巻数 数十巻


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-03 19:29:49] [修正:2009-09-03 19:29:49] [このレビューのURL]

ここのレビューで気になって1巻のみ買いました。
実に良質で堅実な漫画だなぁと思いました。特に丁寧でキレイな絵は良いと思います。

深い推理やトリックは無いので探偵コメディになりますか。
主人公の設定が良いのでサクサク読めて楽しめます。

ただ連続殺人や大掛かりなトリックありの王道の推理作品を好きで読んでいる人には物足りない部分もあるかな。
(1巻全話で死人は1人です。そっち方面の刺激は無いです。)

もしこれから大きな事件が出るとしたら面白くなるのかもしれません。

小粒な事件の数々をこなしていく、これがリアルな探偵事務所なのでしょう。
でも私は毎回死体と出くわす主人公の方が漫画としては好きかなあ。

あとペットのペンギンは凄くかわいかったです。

所持巻数 1巻


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-01 22:54:01] [修正:2009-09-01 22:54:01] [このレビューのURL]

「ジョジョ」の荒木先生の初期作品集。タイトル作は読み切りで2本分です。
ジョジョ開始直前か直後くらいの発表でした。

絵はまだまだ模索中であり北斗の拳から遊びに来たかと思われるような敵もチラホラ。
ただしその構図やポージングには荒木イズムがにじみ出ており思わずニヤリ。

そしてやはりキモは圧倒的異能バトル。
能力バトルの元祖と評されるのはダテじゃあないわけで。
女性主人公のバトル物ですが決して目先を変える為だけじゃあなくて、女ならではの異能を配置しておりこのあたり一味違うと感心します。

あととにかく感じるのはとにかく詰め込み過ぎ。
これはイイ意味で言っていますがもうコマからアイディアが溢れんばかり。

まだまだ新人ゆえのやる気の表れともいえますが、20年以上バトル物を描き続けているだけの才能を感じずにいられません。

絵がまだまだなのを承知で読むならば充分に楽しめます。
荒木先生の才能をみせつける1冊。さすが鬼才。

所持巻数 1巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-01 22:13:33] [修正:2009-09-01 22:13:33] [このレビューのURL]