「オカシュー」さんのページ
- ユーザ情報
- 1966年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 230957
- 自己紹介
-
読まなくてイイ追記2011・3
好きな作品を多くレビューするので高得点になる事をお許しください(点は少し甘いと思うので−1点くらいでお考えください)
妻と子供(小学生)の3人暮らしで全員漫画好き。
パソコンは先月(21年6月)買ったばかりで今夢中になってやっとります。レビューが楽しくてしかたない訳で変な事書いてたとしてもおおめにみてやってくださいね!
本を買わずにレビューするのは漫画家さんに失礼だと思うので買ってる漫画のみレビューします。
私の紹介した漫画を読んで喜んでくれる人がいたらいいなぁ・・・
(追記21年11月)
買った本だけレビューしていましたが家庭の事情(置き場所)と経済的事情等により自分しばりを解除する事にしました。
ただこれからも作家の方に感謝と尊敬の念は忘れぬようレビューしていきたいと思います。
(ロト6が・・・ロト6が当たってくれさえすれば・・・)
(追記22年3月)
仕事が地獄の忙しさです。先日は入浴中に寝かかりブクブクするとゆうマンガみたいな体験をした。
日曜も仕事なのでレビュー投稿がままならない。で、コメントくらい更新する事としました。
読んでいないマンガのレビューにナイスレビューした事なんてなかったけれど初めてしました。しかも2回も。
文章が鮮やかでしかも自分の思い出が蘇ってくる名文だったからです。
またこのサイトの宝であり素晴らしい武器が1つ増えたなぁ、そんなかんじでした。
(追記22年4月)
お正月のちょっといい(?)はなし。
今年の1月数年ぶりに映画を観に行った。ゲオの下僕と化して久しいのでとても新鮮な気持ちではあった。(でもムービックスジュース高ぇ!)
しかも実はアニメ。前回劇場で観たアニメが思い出せぬわ。うはは。
さて原作者も制作に参加するとゆうその某アニメ(えぇワンピースだす)内容も楽しみだが入場者プレゼントの「0巻」というコミックスが真のねらいだ。(うおおお、踊らされてる、いい年のおやじが踊らされてるぅ・・)
うちの子供はワンピに興味がないので実弟と鑑賞した。(こいつもまた大いなるマンガ馬鹿)
これはその時のお話。
無事「0巻」もゲットした上映開始直前、テンションもあがりつつ通路を歩いていた。
すると前を歩いていたカップルの男性の方が「これイラネ」と言って「0巻」コミックスをゴミ箱へ投げ捨てたのだ!
おいっ!
私はフリーズした。多分顔も引きつっていたと思う。
いや見知らぬあなた、いくらなんでもそれは無いだろう。いい年したオヤジの事も考えてくれ。(無理か・・)
それがアリなら「0巻」が真のねらいの私って一体・・・?
その後私は分別ある大人としてあるまじき行動にでた。周りの目なんて知るもんか。
そのカップルの去った後ゴミ箱に手を突っ込み袖がべちょべちょになるのも構わずその捨てられた「0巻」を取り戻した(?)。
トイレに直行しペーパーで「0巻」、袖の順で拭きに拭いた。
その後冷静さを取り戻し既に始まっていた映画を無事鑑賞した。
別に2冊欲しかった訳じゃあない。オークションとかするつもりもない。
ブックオフにでも売るならまだいいが捨てるのは何か許せなかった。なんかね。
多分あの男性は彼女の付き合いでワンピ観に来ただけなのであろう。
そのように特にファンでなくとも話題に乗っかって来た人は他にもたくさんいたのであろう。
他の上映館でも見られた光景なのであろうか。あぁいやだ、いやだ。
私は鑑賞後、自分の1冊と計2冊を持ち帰路についた。
弟は話を聞いてドン引きしていた。
しかし神様は私の行為を認めて下さった様だ。
後日ネットで検索していると「0巻」はセリフ違いの2バージョン存在する事が発覚。
急いで私の2冊を調べるとそれぞれ別バージョン!おおお!
やはり正義は勝つ!(これって正義・・・?)
そうれみた事か!(いや誰にむかって・・・?)
なんか気が晴れた。なんかね。
バージョン違いの「0巻」2冊。
彼らは私の本棚で今日も静かに微笑んでいる。
(おしまい)
(追記22年4月)
むむっ、お前のレビューは何か説教くさいって?
年寄りの言う事は聞くものじゃ。
(追記22年4月)
仕事の量が落ち着いてきました。よーし、そろそろレビューも頑張ろうかな。ぐへへ・・・
(追記22年5月)
健全なる日本国民が晴天の下、観光地へ繰り出しまくっている連休日の中部屋へ籠りパソコンの画面を眺め続けているとなんだかファンタジーの世界の住人になったような気持ちになれました。
(追記22年5月)
通勤途中にJAFの車が溝にハマっているのを見た。
あんたが落ちてどーする。
(追記22年8月)
会社が夏休みに入った!旅行にでも行くか、それともマンガ読んでレビューするか。うーん、悩むな。
とりあえず録画していた「うぬぼれ刑事」観るか。
うおおお、クドカンーー!
(追記22年9月)
このような私的コメントを読んでくださっている皆さんありがとうございます。しばらくレビューしてないのですがそれは仕事が忙しいとかでなく単にサボっていました。
夏は会社の休みが多いので逆に出かけるばっかりしていました。で新作も読んでいないし蔵書を読み返したりもしてないので何も書けません。
またこれからガンバりたいと思います。とりあえず休み中の出来事でも書きます。ヒマなら読んでやってくださいね。
(某デパートのトイレでのお話)
私が個室に入っていたら外でどこかのお父さんと娘さんの会話が聞こえてきました。
娘「お父さん、男はおしっこした後ちんちんをなぜ拭かないの?」
父「・・・」私「・・・」
(私の心)ぬおっ、よつば並みの切り口の鋭い質問じゃあないか!?どうする?どう答えるっ、お父さん!?
父「・・うーん、男はね色々ぶん回すから乾いてしまうんだよ、ははは」
娘「・・・」私「・・・」
(私の心)いやいやいや!色々ぶん回すってどうゆう事!?
それでいいのかッ、それで娘への返答は本当にいいのかッ!?おとーさん!!
あなたなら、どう答えますかッ!?
(追記22年11月)
先月も大忙しでした。職場異動はあるは(栄転とか左遷とかゆーほどの地位ではない)ゲーセン熱が再発するは(本当に忙しいのは実はこっち)。
10月レビュー書けなかった…トホホ。でもマンガレビュー好きなのでせめて雑文を・・・。
少し前に旅行しました。「水木しげる記念館」と「青山剛昌記念館」に行きました。
いやいやとても素晴らしかった!どちらも大人が楽しめます、おススめ。特に地方でマンガ家さんの生原稿が見れる所って無いですから。鮮魚もウマウマでした。
しかし何度か訪れていますが相変わらず山陰の天気の悪さ(昼から急に豪雨)と祝日の渋滞(あの国道は・・・)はヒドい。
まぁそれも含めて愛すべき山陰地方なのですが。
サウナの張り紙に目玉おやじ(例のフロ)は笑った。
(追記23・3)
安西先生・・・レビューがしたいです・・

8点 BE FREE!
破天荒教師の痛快学園モノ。
作者である江川達也先生のイメージはネットでもリアルでもかなり悪いようだ。
近年作品の不振に加えテレビ番組出演等のタレント業が読者の反感をかなり買っている模様。(例えば西川史子さんのようにキャラを演じているだけだと思うのだが)
なんせ昔から江川ファンだった知人でさえも「江川達也は終わった」と言っていた。
しかし「終わった」と言えるのは始まりがあったからこそであり最初からつまらないマンガを描いていたのならば始まってもいないので「終わった」と言われる事もなかった筈である。
そんな訳でこの作品だけは作者のイメージ関係なくキチンと評価されて欲しいと願う。かなりの良作なのである。
「モラトリアム漫画」と評すのがいいかもしれない。
ジャンプは卒業したいが泥臭い絵柄の大御所青年作品にも食指が動かない。
そんな層のハートを狙い撃ちした大人の為の少年マンガとして位置している。
予測不能のエロ、パロ、アクションに加えその他もろもろなんやらかんやらは幽遊白書初期にも似た「アレンジ力」の高さを感じ取れる。
特にチャリンコ「しゃかしゃか」などアクションシーンは必見。
当時「おかもちバイク」等の小ワザや「一週分細胞分裂」などぶっ飛んだ展開に夢中になって読みふけったものだった。(再読しても劣化は感じず)
そして二度にわたる岩尾組エピソートは江川作品の(ネガティブな)イメージさえ変えるデキ。
現在は変態エロのみ突出した自由の意味をはき違えてしまった感のある江川作品だが本作だけは「エンタメとしての自由」を見事に表現した一本。
(そう言えば久しぶりに新作が始まるらしい。江川作品が本当に「終わった」のかどうか再確認してみるか)
あと最後に一言。本作を読めば分かってもらえると思うのだが。
江川達也はやればできる子だ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-30 20:42:48] [修正:2010-09-30 21:08:48] [このレビューのURL]
8点 高橋留美子傑作短編集
高橋留美子先生の魅力をアピールする際には紹介する作品に特に注意を払う。
週刊サンデー作品(犬夜叉等)を最初に勧めるのはリスクが高い。
魅力あるキャラクターや設定がありながら週刊連載という時間制約の厳しい創作環境が作品を間延びさせている部分がある事を認めざるを得ないからだ。
「めぞん一刻」を出すのがテッパンだと思うが前半はラブコメ色よりギャグ色が強い。
ので怒涛の後半まで楽しむのは確実に好きになってからの方がよろしかろう。
そんな中、高橋マンガ初心者にオススメできるもっとも優れた一冊が本作「傑作短編集」だ。
そしてできたら2集が良い。私もソイツで目覚めたクチだ。
増刊サンデーに半年周期で掲載されたシリアス作品が4本入っている。
当時「うる星」に距離を置いていた私は衝撃を受けた。
高橋留美子はこんな凄いシリアスが描けるのか、と。
高橋シリアス作品人気はその後もうなぎのぼりで「人魚シリーズ」が開始される。
だがたまたま人魚シリーズが連作可能な作品構成だったからで他の作品も決して見劣りはしない。
まとめっ。
週刊連載のメジャー作品だけで高橋留美子を判断するのは早計。
ギャグ、ラブコメ、シリアスと多くの顔を持つ高橋留美子の全てが味わえる短編集。
第2集「炎トリッパー」
何も言わずまずはこれを読んで欲しい。大人気作家となった秘密はここに隠されている。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-11 00:59:31] [修正:2010-07-11 00:59:31] [このレビューのURL]
8点 ホールインワン
数十年前のマンガが現在も読むに耐えうる場合その評価は主にストーリーに対してであり絵に関しては「古い作品だからその点は・・・」とゆうような言葉で濁されてしまう事が多いものだ。
そんな中で今の基準でも絵に関して評価出来る作品がこの「ホールインワン」だ。
ジャンプ掲載の少年ゴルフマンガ。
少年誌のゴルフといえばサンデー「プロゴルファー猿」マガジン「あした天気になあれ」の2大巨匠作品が有名でアニメ化もされているが本作は続編まで作られたヒット作であるにもかかわらずメディアミックスの話には縁遠かった。
なぜならこのマンガを語る上で欠かせないのが「パンチラ」という有害臭プンプンのワードだったからだ。
ジャンプ発展の原動力となった功労者、本宮ひろし。
1970年代、彼のフォロワー(要するにアシ出身)が多くデビューしていた。
作画担当金井たつおもその一人であり連載開始序盤は本作も本宮作品の亜流キャラの域を出てはいなかった。
しかしその後女性キャラの魅力急成長ぶりは目を見張るものがあり次第に魅力的なオリジナリティが確立されていった。
金井たつおが描く女性キャラ。
それはボインちゃんと呼ばれるようなムネとオシリの大きなヒロインから(当時の少女漫画の画風も取り入れた)スレンダーでモデル体型のヒロインを出現させたのだ。
要するに胸の小さい女の子もカワイイぞ、と世の男の子にしらしめちゃったのである。
そしてそこからたたみかけるように伝家の宝刀「パンチラ」を抜き放ったのだ。
見えそうで見えない。ちらっと見える。無理に見せられても楽しくない。
そこに男のロマンはあった。
金井先生はゴルフ漫画をいいことにスイングの瞬間やゴルフ場の強風を利用してパンチラを描いて描いて描きまくった。
「ハレンチ学園」より受け継がれる伝統芸を金井先生は継承しつつさらなる高みへ昇華させた。
その話題性に気を良くしたかエンジンのかかった金井先生は「パンチラ」をさらに描いて描いて描きまくる。
絵はどんどん上達しさらにパンはチラチラされていく。
ただここで申し上げておきたいのはこの漫画決してパンチラのみの作品ではないということだ。
実はゴルフ漫画としても良く出来ている。
小中学生には馴染みの薄いスポーツでありながら読みながら自然にルールが理解できるチュートリアルの上手さ、そしてゴルフ本来の面白さを少年マンガらしく楽しく描ききっている。
またジャンプお得意の超人スポーツ漫画にならなかった事も特筆したい。
ラストのラストにインフレしたがかなり終盤までギリギリ踏みとどまっていた。多少ムカつく主人公の無節操ぶりなどあるものの女性キャラのかわいさは現在も通用するレベルだしなによりスポーツ漫画として合格点。
どうでしょう、コレ。
機会があればあなたも是非体感して欲しい。
下半身のロマ・・いや男のロマンを。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-14 22:58:45] [修正:2010-06-14 23:32:56] [このレビューのURL]
8点 ネオデビルマン
デビルマンに影響を受けた漫画家達が自分達のデビルマンを描き集まった。
本人(豪ちゃん)ももちろん参加している。ファンのコレクションと言うにはあまりにも豪華。
デビルマンフリーク江川達也や永井豪の分身ともいえる石川賢、寄生獣はデビルマンがルーツと噂される岩明均、さらには安彦良和、黒田硫黄まで信じられないほどの一流どころが集まった。
これら一流どころが本気で「デビルマン外伝」を描いているという恐るべき「許諾アリ」の二次創作作品集。
どれもファンなら楽しめるが特に岩明均作品は万人が認める大良作。そこまでデビルマンに興味のない人もこれだけは読んでおこう。
また本企画と連動して「デビルマンイラストレーションズ」も発刊されている。
(これも桂正和や小畑健が参加・・・やってくれるゼ)
まとめるならばデビルマン好きの為のデビルマン好きによるデビルマン漫画。
人間讃歌どころかデビルマン讃歌。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-07 03:16:46] [修正:2010-06-07 03:16:46] [このレビューのURL]
8点 虹色とうがらし
色々なマンガサイトを見てて常々感じる事が一つある。
「読みやすい」事が「軽んじられている」事である。
んーそうじゃないと思うのだけれど・・・凄く技術の必要な事だと思うのだが。
この隠れた名作と呼び声も高い「虹色とうがらし」にもその技術は惜しみなく注ぎ込まれていると感ずる。
時代劇(一応)という若者には敬遠されがちな題材をこうも読みやすくしかもなんとも爽やかに描写しあげたのはまさにあだち技術。
たまに物語を難しくこねくり回しているマンガに出会うといーっ!ってなる。
マンガって大衆娯楽なんだし取っ付きやすい、読みやすいってのはとても大切だと思うのである。
キャッチコピー作りに(少し)ハマっている私としては「バリアフリー漫画」と命名させて頂きたい。
分かりやすい事を恐れない。
それがあだち品質。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-05-30 04:44:40] [修正:2010-05-30 04:44:40] [このレビューのURL]
でた!問題作!というか問題作家!
なんか漫画の外まで念が飛びまくってます。
私はこの作品を「行列のできるガンコ親父のラーメン店」と位置付けてます。
並んで並んで待たされたあげく最低の接客態度でもここのラーメンがやめられない!と言う人もいるでしょう。
いくらうまいラーメンでも何時間待たせる気だ!これならマックでブリーチバーガーでも食べた方がましだ!
という人もいるでしょう。
好みにあわせてどちらでも良いと思います。
ちなみに私は大食いなのでどちらも食べます!
さらにデザートでナルトアイスもいっちゃいます!
最後に
この作品は確かに面白い。何度もうならされました!
この作者は神でも天才でもない。
休載せずに面白い作品を描き続けるのが天才だと思います。
所持巻数 26巻まで
ナイスレビュー: 5 票
[投稿:2009-07-17 00:52:30] [修正:2010-05-29 22:05:19] [このレビューのURL]
8点 初恋スキャンダル
今はもう影も形も無いのだが小学館「少年ビッグコミック」という少年誌(青年誌ではない)が遠い昔創刊された。
この雑誌の知名度を急上昇させたのはあだち充「みゆき」だった。
そして当時からあだちファンだった私は創刊号からこの雑誌を読んでいたのだが「みゆき」に肩を並べる人気のラブコメ作品が同時期に連載されていた。
それが尾瀬あきら初少年誌連載作「初恋スキャンダル」である。
このサイトでの「夏子の酒」高評価を知り読んでみたところ昔の記憶がジワジワ蘇って来た。ならば昔読んだあの作品をもう一度読みたしと。
その後運よく古本屋でめぐり合えたので即購入、今回のレビューとあいなった。
評すると「夏子の酒」くらい面白い。私的には上でも下でもない。
同列におもしろいと評したい。
初連載作品と青年向け後期作品が同じ。それには理由がある。
尾瀬先生のマンガスタイルは全く新しいモノを開拓していくという感じではない。
例えば伝統行事を守り続けて行く職人さんのような漫画家である。次世代を切り開く若い作家に対し古きを温める旧世代作家、のような位置づけにある方ではないかと考える。
「夏子の酒」と本作を比べるともちろん作画に未熟な点はあるものの違和感を全くと言っていい程感じないのだ。作画、キャラクター共に変わらぬ良さがそこにある。
それ故に「夏子の酒」を読んだ時猛烈にこのマンガをまた読みたくなったのだ。
「みゆき」と比べるならばキャラの魅力ではあだち先生が一枚上手だが内容はいい勝負している。
それを証明するかのようにこの同時期連載作品「みゆき」と「初恋ー」はどちらも小学館漫画賞を受賞しているのも興味深い。
夏子の酒×ラブコメVSみゆき=初恋スキャンダルとなるか。
良作だが古い作品なので読む機会も無いかもしれぬ。
ならば知識として備えておき例えば友人との会話で
「夏子の酒」?あぁ良いマンガだけど尾瀬語るならやっぱ「初スキャ」じゃね?
などと通っぽく使うのがよろしかろう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-16 00:28:00] [修正:2010-05-16 00:43:33] [このレビューのURL]
8点 おとなのしくみ
前作「あんたっちゃぶる」より続くゲーム業界ぶった切りマンガ。
多分半分以上ノンフィクション。64、プレステ1,2、時代に描かれたモノであるがその情報は今もって役に立つしおもしろいし再読できる。
家庭用ゲーム機関連で言えばファミ通クロスレビュー問題とかマジコン問題とかを当時既に取り上げているから凄い。
ゲーム以外も世間に騙されない為に知っておきたい大人の裏事情をおもしろおかしく描きなぐっている。
若いゲーム世代の方も当時のソニー陣営の躍進ぶりや任天堂の迷走ぶりを知るのもかなり興味深いハズ。
絶版かどうかは知らないが新品では流通していないだろう。
古本屋で捨て値であればお得感は8点以上か。
全ページカラーでガッツリ読み応えありどすえ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-15 22:19:19] [修正:2010-05-15 22:19:19] [このレビューのURL]
8点 柴犬 森田まさのり短編集
森田まさのり短編集。うん、おもしれ。
ただし作品ごとのページ数の差は激しく5ページ(おい)作品から80ページ作品まである。
「べしゃり暮らし」ひな形と言える「柴犬」の為にある一冊と言っても過言ではないかもしれない。
誰も手を付けない「お笑い業界」テーマの作品に挑戦しヒットさせた実力はこの読みきりでも味わえる。
実は最近になって読み始めた「ROOKIES」にハマりかけている森田まさのり初心者ゆえにちょっと甘めの8点は許してたもれ。
しかし少年誌向きの絵ではないなぁと昔から思っていたのだが、あとがきに「谷口ジローが好き」と書いてあるのを見てかなり納得した。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-05 02:13:13] [修正:2010-05-15 21:33:48] [このレビューのURL]
8点 喧嘩商売
このサイトの方々とは(多分)真逆のマンガの読み方をする人がいる。
きっとそんな読み方に顔をしかめる紳士もいらっしゃるだろうと想像する。
「読み捨て」である。まさに文字通り。
週刊誌だけではない。単行本(コミックス)もである。
通勤途中や会社の昼休みに読み、終わればゴミ箱へドサッ!である。
(最近は中古ショップが盛況なので単行本は捨てずに売るのであろうか。それも同じような事であるが)
漫画イコール暇つぶし、という位置付け。
もちろんそれを非難するつもりは毛頭ない。
確かにマンガの読み方として昔から存在している。特に4コママンガ等、週刊雑誌も含めそういう側面を持っている。
特におじさん達にはそんなスタイルを持つ人も多くマイナー系成年週刊誌なんかがそんな読み方をされていると感じる。
一方、少年誌でも「読み捨て」系マンガを描く漢(おとこ)がいた。
その名を木多康昭。その根拠となるマンガスタイルは。
1年後には劣化するであろう刹那的芸能ネタ。常識人は単行本所有をためらうのではないかと思われる程のお下劣な下ネタ。
その作風、デビュー作から変わらず「読み捨て」少年マンガのフロンティア(?)だと私は思ってきた。
その木多先生がついに青年誌デビュー。それがこの「喧嘩商売」だ。
相変わらず楽しませていただいていたのだがスタイルは変わらずと思いきや数巻を経てその作風に変化が生じた。
格闘マンガの要素が本格的に導入。
しかもそのレベルは他の同系統格闘マンガを凌駕しているのだ!
格闘系マンガ好きには是非読んでもらいたいと願う。
極めたと言われる程の下品な下ネタ、パロディも「真夜中の男だけのY談」と割り切り受け止めてもらえるならば、その笑いのセンスの良さに気付いてもらえるハズだ。
扱うネタはお粗末でも料理の腕が高レベル。それに加えて「読み捨て」ともう言わせないのめり込める格闘シーンも加わった。
タレント、芸能人が「化(ば)けた」と言われる事がある。
突然売れ始め人気者になった場合だ。彼らの中で何かが変わったのだ。
そう、それはマンガ作品でもありうるのだ。
対金田戦は完璧。ラストまでもの凄い。
「喧嘩商売」は化けた。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-13 00:26:52] [修正:2010-04-13 19:48:45] [このレビューのURL]