「オカシュー」さんのページ

総レビュー数: 249レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年08月10日

今更ながらだが当マンガレビューのキモとは個人ではフォローできなかった良いマンガに出会えることだと思う。
作者名も知らなかったマンガを特に期待もせず読んで大当たりだった時の喜びは計り知れない。

私自身も本サイトで何度かお宝にめぐり合い大変幸せな想いをさせていただいたのだが本作ピース電器程お宝感を感じた事は今まで無かった。
(後述するが)そのギャップも含めて衝撃を受けた。

まずここまで万人にお薦めできる少年マンガは今どき珍しい。
一言で言えば発明マンガだがドラえもん程児童向けで無くまたスケットダンス程マニアックでも無い。その中間に位置し守備範囲もかなり広い。

似た立ち位置のマンガを挙げるならば「それでも町は廻っている」や「大長編ドラえもん」辺りであろうか。
他のレビュアーさんが褒めちぎるのも納得、私も子供と本を奪い合って読んだくらいだ。(大人げないわ)

いや褒めても褒めても褒め足りないくらい良かったのだが「人気はイマイチだった作品である」事実も強烈に感じた。
私はこのマンガを古本屋数店まわり全巻揃えたのだが単行本全てが初版本だった。(重版されてない・・・作者あとがきマンガでも印税より原稿料の割合が多いと書いていた)
さらに古本なのにことごとく新刊ニュースが挟んであった。(出版社の返品在庫が古本店に流れたということだろう)
販売不振具合をヒシヒシと感じた。

敗因は私が思うに二つ。

タイトル「おまかせ!ピース電器店」はい、まずここだ。
作品によってはカマキリとまで戦うほどバトルマンガが隆盛の少年マンガのこのご時世に電器店のマンガに引き付けられる少年が何人いるとゆーのか。(本当は発明マンガだが)
残念1、タイトルをもう少しなんとかッ!

ジャケ買いも欲しい。はい、次ここだ。
通常ページには何の問題も無い。無いどころか非常に魅力的。さらに内容も濃密で小さいコマも多いくせに小さいキャラがまたかわゆい!
なのに何故かカラー原稿がイマイチ。よって単行本の見栄えがイマイチ。
残念2、色ゲンコーがもう少しなんとかッ!

敗因は以上だが書いてて馬鹿らしくなった。そんなの関係なく面白いんだって、もう。
息子はゲラゲラ転げまわって喜ぶし、大人の私はそのクオリティに驚愕したそんなマンガ。
なによりもそんな不人気の作品が24巻も続いた事実。これは編集部が作品の良さを認めていなければあり得ないことであろう。(巻末のやさぐれ4コマも作者の苦悩が味わい深い・・・)

今買うにも新刊は無かろうし古本屋でも不人気で安値のハズ。見つけたら(一話完結なのでどの巻でも)即買いを自信を持ってオススメする。

少年チャンピオンの埋蔵金。これ埋もれさせちゃダメだ。



ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-10 19:12:41] [修正:2010-08-10 22:58:52] [このレビューのURL]

演劇に賭ける少女、北島マヤの物語。大人買いでどっぷり浸ってきました。

少女マンガというジャンルの広がり方は少年マンガに比べるとかなりちいさく感じる。
その大きな要因は「恋愛要素」にあるのではないかと思われる。

多くの少女達にとって恋愛こそ現在最大の関心事であり他のテーマを寄せ付けないほど突出している。
それゆえ少年マンガのように多くのテーマに分かれる事無くコメディにせよシリアスにせよ内容の中心部分は恋愛でかためられている。

恋愛は「醤油」のようだ。
多くの料理にあう万能調味料醤油があったがゆえに日本では他国のようにバラエティある調味料が発達しなかった。少女マンガもそんな日本と似ているのではないか。

そんな中、醤油(恋愛)をかくし味程度に抑えた少女マンガもいくつか存在する。
そしてそんな(少女マンガ的には)邪道な作品の中にこそ名作は多く生まれている気がする。

本作「ガラスの仮面」もそうだ。
これは完全にスポ根(スポーツ根性モノ)である。演劇を見事な手腕で屋内競技として描き出している。
(恋愛は脇役に徹していて私の好きな桜小路君などヒドい扱いになっている。その分最終章は濃い醤油味かもしれないが。)

近年少女マンガでスポ根を取り入れて成功した屋内競技作品と言えば「ちはやふる」が挙げられるか。 
本作はそんなスポ根モノの大先輩にあたるのではなだろうか。

しかしだからと言って誰かれに勧められるという訳でもない。
「ちはやふる」は現在のスポ根系少年マンガの洗練された最先端作(スラムダンク等)をベースに創られている。(トレスっちゃうくらい好きみたいだ)
しかし「ガラスの仮面」は魔球渦巻く古典的スポ根がベースとなっている。(事実「大リーグ養成ギプス」的なものまで作中に登場する。舞台あらし編)

つまりスポ根マンガであると同時に超人マンガ的内容にもなっているのだ。
私などは全然オッケーでうひゃうひゃ言いながら楽しめたのだが古い画風と合わせてこの辺は賛否両論かもしれない。(それにしても月影先生のパワハラはヒドい)

それでも昭和を越え平成までも生き続けたこの大作は多くの少女達に多大な影響を与え続けている。
以前テレビに美内先生が出演された時ファンから「お願いですから私が死ぬまでに完結して下さい。」というファックスが届いていた。

これはいろんな意味でマジである。いまだ未完の恐るべき大作なのである。
彼女達はこのマンガの結末を見届けない訳にはいかないのだ。

それは少年期にドラゴンボールに出会ってしまった男の人などにまま起こる事と同じで、もはや愛読書の一つではすまされずその人の「青春そのもの」と化しているのである。

北島マヤの青春こそ自分の青春。

読了後、本作を少女期に読めた人たちがとてもうらやましく思えたのだった。






ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-04 20:09:29] [修正:2010-08-08 13:45:44] [このレビューのURL]

高橋留美子先生の魅力をアピールする際には紹介する作品に特に注意を払う。

週刊サンデー作品(犬夜叉等)を最初に勧めるのはリスクが高い。 
魅力あるキャラクターや設定がありながら週刊連載という時間制約の厳しい創作環境が作品を間延びさせている部分がある事を認めざるを得ないからだ。

「めぞん一刻」を出すのがテッパンだと思うが前半はラブコメ色よりギャグ色が強い。
ので怒涛の後半まで楽しむのは確実に好きになってからの方がよろしかろう。

そんな中、高橋マンガ初心者にオススメできるもっとも優れた一冊が本作「傑作短編集」だ。
そしてできたら2集が良い。私もソイツで目覚めたクチだ。

増刊サンデーに半年周期で掲載されたシリアス作品が4本入っている。
当時「うる星」に距離を置いていた私は衝撃を受けた。
高橋留美子はこんな凄いシリアスが描けるのか、と。

高橋シリアス作品人気はその後もうなぎのぼりで「人魚シリーズ」が開始される。
だがたまたま人魚シリーズが連作可能な作品構成だったからで他の作品も決して見劣りはしない。

まとめっ。

週刊連載のメジャー作品だけで高橋留美子を判断するのは早計。
ギャグ、ラブコメ、シリアスと多くの顔を持つ高橋留美子の全てが味わえる短編集。

第2集「炎トリッパー」

何も言わずまずはこれを読んで欲しい。大人気作家となった秘密はここに隠されている。





ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-11 00:59:31] [修正:2010-07-11 00:59:31] [このレビューのURL]

最強のボクシング漫画は何だ?と問われた時、迷う人は多かろう。
それ程ボクシング漫画に名作は多い。
そんな数ある名作群の中で私が全てのボクシング漫画の頂点だと思っている(思い込んでいる?)のが本作「ライスショルダー」である。

ショッ、ショルダー!(言いたいだけ)

「ふざけるな!」
「ジョーは、竜児は、元気は、一歩はどーした!?」というブーイングも聞こえてきそうだが(私にとっては)本当なんだからしょーがない。

本作には今までの全ての名作の濃いエキスがぎゅううっ、と詰め込まれている。
ジョーのハングリーさや竜児のミラクルパンチや元気の父への愛、一歩のひたむきさなど無論他にもエトセトラエトセトラ。
読んでビックリ見てビックリ、それ程の作品であるのだ。

ただ現在連載中の作品なら何故もっと話題に上らないのか、それにも実は訳がある。

その訳、それは主人公が「女性」(!)だからである。

ショッ、ショルダー!

「女性ボクシング漫画」これだけで敬遠する人は多いのではないだろうか。
もともと作者のファンの私でさえ本作を読むのをためらっていた。ボクシング漫画そのものが「男」達の熱いドラマを描きすぎてきた為に女主人公にためらいを感じてしまう。

中々偏見を解くのは難しいかもしれないが「食わず嫌い」で名作を見過ごしていたりした事を思い出して欲しい。
「囲碁」が分からなくて「ヒカルの碁」を読んでいなかったとか。
「競艇」に興味が無くて「モンキーターン」を読んでいなかったとか。
「萌え」が嫌いで「よつばと!」を読んでいなかったとか。(これは違うか。)

知識が無くても知らないジャンルだったとしても関係なく面白い!それが名作の掟。

「ジャイキリ」はあるし「神なる社長耕作」はあるし「ムッタ」はあるし「へうげ」もある。
そんな今熱い雑誌モーニングで彼らを喰う魅力がそこには確かに存在する。

ショッ、ショルダー!

「わかった、わかった、一歩を読んでいるから終わったらね。」という人はちょっと待って欲しい。
一歩が世界チャンプになるには200巻はかかる。(俺予想)
そんなには待てない。

本作なら初戦で世界チャンプと戦うよ。(おい。)
2戦目も別ランクの世界チャンプと戦うよ。(おいおいおい。)
ザコは相手にしない。それがショルダー。

今が旬の漫画が通りますよ、皆さん!

そのほか「うっちゃれ五所瓦」等作者なかいま先生ファンの方々ももちろん十二分に楽しませる作品にも仕上がっている本作。
もう立ち読みでもいいから。

読め。

ショッ、ショルダー!!







ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-01 00:59:59] [修正:2010-07-01 01:20:37] [このレビューのURL]

6点 自殺島

サブタイトルによると「サバイバル極限ドラマ」らしい。
社会不適合者と認定された男女数十名が孤島に島流し。そしてドラマの幕は上がる。

じっくり描き上げて行く持ち味の作者らしくハデさはないが手堅い作品。
「ホーリーランド」でもみられる「神(作者)の解説」が得意技であり、サバイバル関連のうん蓄としてうまく生かされていると感じた。

特に2巻は良い盛り上がり方で続きが楽しみです。

ただ一方で「自殺島」というタイトルイメージ程刺激的な展開はなく既視感さえ感じた。
多分そのデジャブの原因はテレビのバラエティ。

数年前に話題を呼んだ「電波少年」において無人島生活の企画は数多く立ちあげられ、また現在でも「黄金伝説」等でタレントが頻繁に無人島生活を送っている。
この身近な無人島生活の氾濫によりサバイバル漫画のおもしろさのハードルは跳ね上がっている。

本作はその進み具合から察するに長期連載を想定していると思われるがよっぽどドラマチックな話作りを考えなければ読者の満足は得られないだろう。

さいとうたかをの超名作、「サバイバル」を超えるくらいのモノになって欲しいものだ(あるいは別の道を進むか)。

現在は合格ラインを進んでいると感じるがまずは「よいこ浜口」に負けぬくらいの主人公のキャラ作りが急務ではなかろうか。

主人公にもっともっと魅力が欲しいよ、と感じたゆえに。

追記
巻末の広告欄のお話。
「自殺島」の巻末に広告ページが。「ホーリーランド350万部突破!」ほう、がんばってるな。
ところが次ページ広告に「ベルセルク2300万部突破!」っておい。これ森先生の漫画なのになんか失礼ではないかい。

そこは大好評!でいいんじゃないの。もう。




ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-29 23:04:18] [修正:2010-06-30 21:57:10] [このレビューのURL]

店長(ハヤオ)はいつも果物を飲みやすい100%アニメジュースにして提供してくれる。
ところがこの果実はそのままかぶりついてもイイらしい。

マンガ版風の谷のナウシカ。

皮(グロ)や茎(テーマ性)などで咀嚼しにくいかもしれないが大人になればそんな苦みも逆に味わい楽しめる。
もはや説明不要の宮崎アニメの原作漫画。アニメ版は「ナウシカがすりきれちゃう!」というくらい再放送されている。ただし世界観、登場人物は同じでもマンガ版の物語は深く掘り下げられ彩られている。

それとアニメお子ちゃま論もあるようだが私としては読んだのち、さらにアニメの評価が上がった。大人から子供まで幅広い視聴者層にあわせ主要エピソードを再構成したアニメ版の手際はマンガ版を読んで初めて分かる。 
ジブリブランドの確立に多大な貢献をした作品である事に間違いはない。

しかし良い事ばかりではなく逆にそれが足かせになっている部分も。
アニメが有名で高評価もされたがゆえにマンガ版が広まりにくかったのでは、と察するのだ。(アニメ観たからもういいや的な)

マンガ版は別モノのデキ!アニメの先があるのに!という心の叫びは漫画を読んだ多くの方が賛同してくれるのではないだろうか。
よってこのマンガをレビューし広める事はとても意義があるように感じられる。

目も眩むばかりの素晴らしい設定や環境問題等も織り交ぜた安易に答えの出せない善悪のテーマなどの美点は多くの人が語っている通りだが私がもっとも評価したいのは「キャラ立ち」。
 
キャラクターが立っている。脇を固める面々ももちろんだがナウシカがすんごい。どう説明したらよいかこの魅力ゲージ。
この畳みかけるような肉厚の物語の流れの中で生き生きと輝く主人公。
それは「物語の中のナウシカ」でなく確かに「ナウシカの物語」なのである。

ケチャは言う。「姫さまの事になるとみんな夢中なんだから」。
それもそのはず巻が進むごとにナウシカファンは増えつづけテトや風の谷メンバーはもちろんクシャナ、クロトワ、チャルカ、チクク、皇弟、ムシ使いから果てはおいおい巨神兵まで・・・

ナウシカ好きすぎ。

これはナウシカを好きになる物語と言ってよいくらいだ。
もちろん俺だって読者だって。

「わしらはみんな姫さまに恋しておるのです」

ただ良い作品であるがわずかにあるマイナス点も指摘しておきたい。 
それはアニメと違い実際の動きや音が無い事である。
「そんな事言ったら全ての漫画がそうだろ!」と言われるかもしれないがここまで浸透している宮崎アニメの漫画版だからこそこの悔しさはひとしおなのである。

(アニメ版での)ユパさまの跳躍シーンとか鳥肌モノだったし、大群オームの足の動きかたも(別の意味で)鳥肌モノだった。
だものでマンガを読みながら私の頭の中はアニメの動きの脳内再生が行われている。
安田成美の歌声がリフレインする程に・・・。

宮崎駿にアニメーション監督とか漫画家とか肩書きはいらない。

これがクリエーターの仕事。









ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-29 01:01:36] [修正:2010-06-29 02:01:11] [このレビューのURL]

今や人気作家、小山先生の思いっきり連載打ち切り漫画。
「とりあえず今回は10週で」とゆうような編集の声が聞こえてきそうなすがすがしい程の終幕劇。

敗因としては井上雄彦、ハロルド作石等一流どころの影響が色濃く残った作画にあるのではないかと。
主人公ハルとライバルからして「スラダン」花道と流川にドンかぶりなので。

ただ一方で小山先生特有の味のある脇キャラや何気なくもキラリと光るシーンも多数アリ。

私は最後までダレずに読めたし1巻完結だし「宇宙兄弟」ファンは読んでも損はしないのではと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-26 00:45:58] [修正:2010-06-26 00:45:58] [このレビューのURL]

これは夢のような作品だと思います。漫画家さんにとって。

まさに「好きほーだい」。それで商業誌に掲載され単行本が出るという。

通常こうはいかない。いろんなものが足りなくて同人レベルで終わるモンです。
絵が良くてキャラ良く描けて本編もしっかりしていて自分の趣味も笑いに変えられる。
売上げとかはそーでもないのだろうけどもこういうサイトではしっかり評価してもらえるという。

私が漫画家だったならばこの作者にきっと嫉妬するだろうなぁ。

ネタに関しては「D」と「ナウシカ」と「圧壊!(沈黙)」くらいは分かりました。
使い方めちゃウメーな、しかし。

ハルシオンの方がデキは上回っているのだけれど、拙いからこそこそばゆい気持ちになる何かがある。

作品が「リア充」。そんな印象かな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-22 01:40:46] [修正:2010-06-22 01:40:46] [このレビューのURL]

数十年前のマンガが現在も読むに耐えうる場合その評価は主にストーリーに対してであり絵に関しては「古い作品だからその点は・・・」とゆうような言葉で濁されてしまう事が多いものだ。
そんな中で今の基準でも絵に関して評価出来る作品がこの「ホールインワン」だ。

ジャンプ掲載の少年ゴルフマンガ。
少年誌のゴルフといえばサンデー「プロゴルファー猿」マガジン「あした天気になあれ」の2大巨匠作品が有名でアニメ化もされているが本作は続編まで作られたヒット作であるにもかかわらずメディアミックスの話には縁遠かった。
なぜならこのマンガを語る上で欠かせないのが「パンチラ」という有害臭プンプンのワードだったからだ。

ジャンプ発展の原動力となった功労者、本宮ひろし。
1970年代、彼のフォロワー(要するにアシ出身)が多くデビューしていた。

作画担当金井たつおもその一人であり連載開始序盤は本作も本宮作品の亜流キャラの域を出てはいなかった。
しかしその後女性キャラの魅力急成長ぶりは目を見張るものがあり次第に魅力的なオリジナリティが確立されていった。

金井たつおが描く女性キャラ。
それはボインちゃんと呼ばれるようなムネとオシリの大きなヒロインから(当時の少女漫画の画風も取り入れた)スレンダーでモデル体型のヒロインを出現させたのだ。
要するに胸の小さい女の子もカワイイぞ、と世の男の子にしらしめちゃったのである。

そしてそこからたたみかけるように伝家の宝刀「パンチラ」を抜き放ったのだ。
見えそうで見えない。ちらっと見える。無理に見せられても楽しくない。

そこに男のロマンはあった。
金井先生はゴルフ漫画をいいことにスイングの瞬間やゴルフ場の強風を利用してパンチラを描いて描いて描きまくった。
「ハレンチ学園」より受け継がれる伝統芸を金井先生は継承しつつさらなる高みへ昇華させた。
その話題性に気を良くしたかエンジンのかかった金井先生は「パンチラ」をさらに描いて描いて描きまくる。

絵はどんどん上達しさらにパンはチラチラされていく。

ただここで申し上げておきたいのはこの漫画決してパンチラのみの作品ではないということだ。
実はゴルフ漫画としても良く出来ている。
小中学生には馴染みの薄いスポーツでありながら読みながら自然にルールが理解できるチュートリアルの上手さ、そしてゴルフ本来の面白さを少年マンガらしく楽しく描ききっている。

またジャンプお得意の超人スポーツ漫画にならなかった事も特筆したい。
ラストのラストにインフレしたがかなり終盤までギリギリ踏みとどまっていた。多少ムカつく主人公の無節操ぶりなどあるものの女性キャラのかわいさは現在も通用するレベルだしなによりスポーツ漫画として合格点。
どうでしょう、コレ。

機会があればあなたも是非体感して欲しい。

下半身のロマ・・いや男のロマンを。








ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-14 22:58:45] [修正:2010-06-14 23:32:56] [このレビューのURL]

デビルマンに影響を受けた漫画家達が自分達のデビルマンを描き集まった。
本人(豪ちゃん)ももちろん参加している。ファンのコレクションと言うにはあまりにも豪華。
デビルマンフリーク江川達也や永井豪の分身ともいえる石川賢、寄生獣はデビルマンがルーツと噂される岩明均、さらには安彦良和、黒田硫黄まで信じられないほどの一流どころが集まった。

これら一流どころが本気で「デビルマン外伝」を描いているという恐るべき「許諾アリ」の二次創作作品集。
どれもファンなら楽しめるが特に岩明均作品は万人が認める大良作。そこまでデビルマンに興味のない人もこれだけは読んでおこう。

また本企画と連動して「デビルマンイラストレーションズ」も発刊されている。
(これも桂正和や小畑健が参加・・・やってくれるゼ)

まとめるならばデビルマン好きの為のデビルマン好きによるデビルマン漫画。
人間讃歌どころかデビルマン讃歌。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-06-07 03:16:46] [修正:2010-06-07 03:16:46] [このレビューのURL]

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