「オカシュー」さんのページ
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読まなくてイイ追記2011・3
好きな作品を多くレビューするので高得点になる事をお許しください(点は少し甘いと思うので−1点くらいでお考えください)
妻と子供(小学生)の3人暮らしで全員漫画好き。
パソコンは先月(21年6月)買ったばかりで今夢中になってやっとります。レビューが楽しくてしかたない訳で変な事書いてたとしてもおおめにみてやってくださいね!
本を買わずにレビューするのは漫画家さんに失礼だと思うので買ってる漫画のみレビューします。
私の紹介した漫画を読んで喜んでくれる人がいたらいいなぁ・・・
(追記21年11月)
買った本だけレビューしていましたが家庭の事情(置き場所)と経済的事情等により自分しばりを解除する事にしました。
ただこれからも作家の方に感謝と尊敬の念は忘れぬようレビューしていきたいと思います。
(ロト6が・・・ロト6が当たってくれさえすれば・・・)
(追記22年3月)
仕事が地獄の忙しさです。先日は入浴中に寝かかりブクブクするとゆうマンガみたいな体験をした。
日曜も仕事なのでレビュー投稿がままならない。で、コメントくらい更新する事としました。
読んでいないマンガのレビューにナイスレビューした事なんてなかったけれど初めてしました。しかも2回も。
文章が鮮やかでしかも自分の思い出が蘇ってくる名文だったからです。
またこのサイトの宝であり素晴らしい武器が1つ増えたなぁ、そんなかんじでした。
(追記22年4月)
お正月のちょっといい(?)はなし。
今年の1月数年ぶりに映画を観に行った。ゲオの下僕と化して久しいのでとても新鮮な気持ちではあった。(でもムービックスジュース高ぇ!)
しかも実はアニメ。前回劇場で観たアニメが思い出せぬわ。うはは。
さて原作者も制作に参加するとゆうその某アニメ(えぇワンピースだす)内容も楽しみだが入場者プレゼントの「0巻」というコミックスが真のねらいだ。(うおおお、踊らされてる、いい年のおやじが踊らされてるぅ・・)
うちの子供はワンピに興味がないので実弟と鑑賞した。(こいつもまた大いなるマンガ馬鹿)
これはその時のお話。
無事「0巻」もゲットした上映開始直前、テンションもあがりつつ通路を歩いていた。
すると前を歩いていたカップルの男性の方が「これイラネ」と言って「0巻」コミックスをゴミ箱へ投げ捨てたのだ!
おいっ!
私はフリーズした。多分顔も引きつっていたと思う。
いや見知らぬあなた、いくらなんでもそれは無いだろう。いい年したオヤジの事も考えてくれ。(無理か・・)
それがアリなら「0巻」が真のねらいの私って一体・・・?
その後私は分別ある大人としてあるまじき行動にでた。周りの目なんて知るもんか。
そのカップルの去った後ゴミ箱に手を突っ込み袖がべちょべちょになるのも構わずその捨てられた「0巻」を取り戻した(?)。
トイレに直行しペーパーで「0巻」、袖の順で拭きに拭いた。
その後冷静さを取り戻し既に始まっていた映画を無事鑑賞した。
別に2冊欲しかった訳じゃあない。オークションとかするつもりもない。
ブックオフにでも売るならまだいいが捨てるのは何か許せなかった。なんかね。
多分あの男性は彼女の付き合いでワンピ観に来ただけなのであろう。
そのように特にファンでなくとも話題に乗っかって来た人は他にもたくさんいたのであろう。
他の上映館でも見られた光景なのであろうか。あぁいやだ、いやだ。
私は鑑賞後、自分の1冊と計2冊を持ち帰路についた。
弟は話を聞いてドン引きしていた。
しかし神様は私の行為を認めて下さった様だ。
後日ネットで検索していると「0巻」はセリフ違いの2バージョン存在する事が発覚。
急いで私の2冊を調べるとそれぞれ別バージョン!おおお!
やはり正義は勝つ!(これって正義・・・?)
そうれみた事か!(いや誰にむかって・・・?)
なんか気が晴れた。なんかね。
バージョン違いの「0巻」2冊。
彼らは私の本棚で今日も静かに微笑んでいる。
(おしまい)
(追記22年4月)
むむっ、お前のレビューは何か説教くさいって?
年寄りの言う事は聞くものじゃ。
(追記22年4月)
仕事の量が落ち着いてきました。よーし、そろそろレビューも頑張ろうかな。ぐへへ・・・
(追記22年5月)
健全なる日本国民が晴天の下、観光地へ繰り出しまくっている連休日の中部屋へ籠りパソコンの画面を眺め続けているとなんだかファンタジーの世界の住人になったような気持ちになれました。
(追記22年5月)
通勤途中にJAFの車が溝にハマっているのを見た。
あんたが落ちてどーする。
(追記22年8月)
会社が夏休みに入った!旅行にでも行くか、それともマンガ読んでレビューするか。うーん、悩むな。
とりあえず録画していた「うぬぼれ刑事」観るか。
うおおお、クドカンーー!
(追記22年9月)
このような私的コメントを読んでくださっている皆さんありがとうございます。しばらくレビューしてないのですがそれは仕事が忙しいとかでなく単にサボっていました。
夏は会社の休みが多いので逆に出かけるばっかりしていました。で新作も読んでいないし蔵書を読み返したりもしてないので何も書けません。
またこれからガンバりたいと思います。とりあえず休み中の出来事でも書きます。ヒマなら読んでやってくださいね。
(某デパートのトイレでのお話)
私が個室に入っていたら外でどこかのお父さんと娘さんの会話が聞こえてきました。
娘「お父さん、男はおしっこした後ちんちんをなぜ拭かないの?」
父「・・・」私「・・・」
(私の心)ぬおっ、よつば並みの切り口の鋭い質問じゃあないか!?どうする?どう答えるっ、お父さん!?
父「・・うーん、男はね色々ぶん回すから乾いてしまうんだよ、ははは」
娘「・・・」私「・・・」
(私の心)いやいやいや!色々ぶん回すってどうゆう事!?
それでいいのかッ、それで娘への返答は本当にいいのかッ!?おとーさん!!
あなたなら、どう答えますかッ!?
(追記22年11月)
先月も大忙しでした。職場異動はあるは(栄転とか左遷とかゆーほどの地位ではない)ゲーセン熱が再発するは(本当に忙しいのは実はこっち)。
10月レビュー書けなかった…トホホ。でもマンガレビュー好きなのでせめて雑文を・・・。
少し前に旅行しました。「水木しげる記念館」と「青山剛昌記念館」に行きました。
いやいやとても素晴らしかった!どちらも大人が楽しめます、おススめ。特に地方でマンガ家さんの生原稿が見れる所って無いですから。鮮魚もウマウマでした。
しかし何度か訪れていますが相変わらず山陰の天気の悪さ(昼から急に豪雨)と祝日の渋滞(あの国道は・・・)はヒドい。
まぁそれも含めて愛すべき山陰地方なのですが。
サウナの張り紙に目玉おやじ(例のフロ)は笑った。
(追記23・3)
安西先生・・・レビューがしたいです・・

私は昔からマンガが大好きだ。好きだからそれを描く漫画家さんも尊敬している。
学生時代はマンガ研究会なるモノに所属していた。
出不精であったがサークル活動のおかげで多くの同好の士と知り合い、彼らの描く未熟ながらもエネルギッシュな作品とも出会えた。
そんなアマチュア時代の作品から出会い拝読させて頂いていたのが池田恵先生。
この「無敵のビーナス」は先生のプロでの代表作です。
内容は女子野球を題材にしたスポーツコメディ。
好きなので取り上げレビューしたのだが評価は低めに抑えておいた。
その絵柄や雰囲気は生活コメディで活きるタイプの作家さんでスポーツ物には合っていないと思うからだ。
他作品にはスポーツ系以外の魅力的な作品も数多くあったのでいつかまた新作も読んでみたい。
しかし昔から知っている作家さんの作品を読み返すと自分の思い出も蘇ってくる。
これがノスタルジィというやつなんでしょう。
同人誌活動をしていたあの頃。知り合いの中には描くレベルが飛びぬけて上手かった人が何人かいた。
私たちは「彼らはプロになれるんじゃあないか」と思っていたし実際、卒業後彼らの中の何人かはプロを目指し上京していった。
しかし時は流れ今現在、彼らの中でプロとして活躍する者は誰もいない。消息さえ知らない。
そして私は今もプロ漫画家を尊敬し、今日もシコシコレビューを書いている。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-02 10:42:47] [修正:2010-05-02 12:53:17] [このレビューのURL]
7点 黒博物館 スプリンガルド
子供の頃に怖くて怖くて近寄りたくもないのだが、同時に得も言われぬ魅力を漂わせているモノがあった。
例えばコックリさん。例えばキモ試し。
夜道を一人で歩くのさえ嫌だったハズなのに友達同士で話題にすると気がおおきくなってしまい夕方集まったりして何か後悔したりする。
目をそらしたくなる気持ちと気になって仕方がない気持ちが同居している。
藤田先生の描く漫画にはそんな魅力が詰まっている。
ある時は妖怪、ある時はからくり人形・・・不気味で陰湿なイメージを常に漂わせているその妖しき世界を少年の勇気とまっすぐな心がぶった切る。
本作スプリンガルドもその藤田テイストに一片の曇りもない。
中世独特のいかがわしさはまさに独壇場。
無論、長編作品の激アツさには及ばないかもしれないがサクッと読める中にも充分満足感は味わえる。
ラストのオチも見事に決まっており手堅い一冊。
そう言えば最新作はおとぎ話、童話的な明るさ故に藤田マンガの魅力が出し切れてないのかもなぁ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-29 02:08:27] [修正:2010-04-29 02:16:41] [このレビューのURL]
7点 水島新司野球傑作選
超大巨匠マンガ家、水島新司。
なんと1939年生まれ。現役最年長で週刊連載を持つ。
ぶっちゃけ漫画を描き続けられるトシじゃあないと思うんだけどなぁ。
でこれは(当然ながら)野球をテーマの短編集。
いやいや、連載持ってるのに掛け持ち執筆ですか。どんな71歳・・・
内容は野球一筋らしい先生の小ワザの効いた好編だ。
(通天閣高校とか上下とか)脇キャラ等に馴染みが出るのも楽しみのひとつ。
漫画界の岩田鉄五郎はどうやら倒れるまで漫画を描き続けるらしい。イカす。
野球狂に、最高の漫画バカに・・・乾杯!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-27 01:44:20] [修正:2010-04-27 01:46:30] [このレビューのURL]
10点 君に届け
「君に届け」の恐怖
最近、妻が「君に届け」にドはまりしている。
なんか泣きながら何度も何度も読み返している。
先が分かっているのに泣かせるのがスゴい。
先日なぞ夜なかに私がトイレに起きたらリビングのコタツで単行本開いたまま寝ていた。
おいおい。
その魅力は睡魔にも抗おうとさせるか。
彼女の意見で10点としておくがこりゃあオイラもキチッと読んでレビューし直さなければ。
妻には何かがバッチリ届いているようだ。
恐るべし。
「君に届け」
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-04-26 01:34:18] [修正:2010-04-26 01:34:18] [このレビューのURL]
6点 目の玉日記
人の人生は運に大きく左右される。それを人は運命と呼ぶ。
出会いそのものも重要だが出会うタイミングさえも重要な時がある。
「あの時出会っていなければ・・・」などというセリフはドラマ等でしばしば耳にするものだ。
出会いの大切さは人どうしに限らずあらゆるモノにある。
そう。マンガでさえも。
名作と呼ばれ多くの人の目に触れるチャンスを得る作品たち、その陰でタイトルさえ知られずに生まれ消えていく膨大な数の作品群。
自信を持ってお薦めできる程の完成度なら声を大にして宣伝したい。
逆にハッキリ駄作と断言できるのであればレビューするのも馬鹿馬鹿しい。心おきなくスルーできる。
その中間が難しい。
一押しではないが光る部分がある。傑作とは呼べないがタイミングによっては誰かの大切な一冊になるやもしれぬ。
そんな想いを込めて今回はレビューしてみたい。
小林よしのり著「目の玉日記」。
本屋に通う回数の多いあなたでも出会う可能性は低いかもしれない。いや、現物が置いてあったとしてもまさに目に留まらないと言った方が正しいか。
一言で言うと作者の白内障闘病記だ。
普通の人が読むと「ふーん、そう」で終わりそうだ。ぢゅわっ。
私自身は読むタイミングも良く(最近、目の疲れを感じていた)好きな作家という事も有り興味深く楽しめた。人間の目は日々劣化しているという分かっているようで忘れている事を再認識することができた。
要するにパソコンは長時間するもんじゃねぇ、という事をだ。
現在大量に出版されているマンガ作品。それは読者層の細分化が進んでいる。
女の子に向けた作品、おたく向け作品といろんないろんなマンガがある訳で。
「診察待ちでなら夢中になれる眼科待合室向け」作品。
そんな作品もあっていいんじゃあないかな?
こんなレビューじゃ紹介しても誰も読まねぇ・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-21 00:56:01] [修正:2010-04-21 01:28:20] [このレビューのURL]
8点 喧嘩商売
このサイトの方々とは(多分)真逆のマンガの読み方をする人がいる。
きっとそんな読み方に顔をしかめる紳士もいらっしゃるだろうと想像する。
「読み捨て」である。まさに文字通り。
週刊誌だけではない。単行本(コミックス)もである。
通勤途中や会社の昼休みに読み、終わればゴミ箱へドサッ!である。
(最近は中古ショップが盛況なので単行本は捨てずに売るのであろうか。それも同じような事であるが)
漫画イコール暇つぶし、という位置付け。
もちろんそれを非難するつもりは毛頭ない。
確かにマンガの読み方として昔から存在している。特に4コママンガ等、週刊雑誌も含めそういう側面を持っている。
特におじさん達にはそんなスタイルを持つ人も多くマイナー系成年週刊誌なんかがそんな読み方をされていると感じる。
一方、少年誌でも「読み捨て」系マンガを描く漢(おとこ)がいた。
その名を木多康昭。その根拠となるマンガスタイルは。
1年後には劣化するであろう刹那的芸能ネタ。常識人は単行本所有をためらうのではないかと思われる程のお下劣な下ネタ。
その作風、デビュー作から変わらず「読み捨て」少年マンガのフロンティア(?)だと私は思ってきた。
その木多先生がついに青年誌デビュー。それがこの「喧嘩商売」だ。
相変わらず楽しませていただいていたのだがスタイルは変わらずと思いきや数巻を経てその作風に変化が生じた。
格闘マンガの要素が本格的に導入。
しかもそのレベルは他の同系統格闘マンガを凌駕しているのだ!
格闘系マンガ好きには是非読んでもらいたいと願う。
極めたと言われる程の下品な下ネタ、パロディも「真夜中の男だけのY談」と割り切り受け止めてもらえるならば、その笑いのセンスの良さに気付いてもらえるハズだ。
扱うネタはお粗末でも料理の腕が高レベル。それに加えて「読み捨て」ともう言わせないのめり込める格闘シーンも加わった。
タレント、芸能人が「化(ば)けた」と言われる事がある。
突然売れ始め人気者になった場合だ。彼らの中で何かが変わったのだ。
そう、それはマンガ作品でもありうるのだ。
対金田戦は完璧。ラストまでもの凄い。
「喧嘩商売」は化けた。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-13 00:26:52] [修正:2010-04-13 19:48:45] [このレビューのURL]
7点 じんべえ
マンガをもの凄い早さで読む人がいる。
私が一話(20ページ)くらい読んだ時すでに隣で1巻読み終えている人がいる。
そんな人にあだち充は絶対薦められない。
あんな、なんとか式速読術をマスターしたみたいな人があだち充を読んだら・・・スーパーチャージャー ツインカムターボ カスタムリミテッドになる!(意味不明)
つまり何も残らない、うわべだけすくったような読み方になる危険アリなのです。
ただじっくり読む派の私でもすぐ読めるマンガもある。
技の応酬であったりの引き延ばし的大ゴマバトルなどである。
でもあだち充はちょっと違う、と思っている。
会話の間を楽しんだり感情の機微を想い描きたしなむマンガなのである。
その辺を読みこなせる人は何度も楽しめたり味わい噛みしめる事ができる。
中島みゆきは作詞についてこう語った。
「詩を作るのは簡単です。本当に大変なのは(曲にのせる為)文字を間引く作業なんです。」
説明なセリフだらけのマンガは多い。
逆にセリフを極限までこそぎ落しコマとコマの間やキャラの表情や動きだけで場面を盛り上げる事の難しさ。
そのテクニックであだち先生以上の人を私は知らない。
青年誌掲載のあだち作品、この「じんべえ」ではその部分がさらに感じられる。
休日の午後、ゆっくりお茶でもしながら楽しんでみませんか。
間違っても会社や学校の昼休みや漫画喫茶の限られた時間に読んじゃあいけない。
速読術であだち充は、はかれない。
ナイスレビュー: 4 票
[投稿:2010-04-06 00:07:20] [修正:2010-04-06 00:21:13] [このレビューのURL]
7点 キャプテン翼
もともと我が家に2冊ほど置いてあった。ある時それを読んだ息子は次の日から大騒ぎ。
「次(続刊)買って、次買って!」
やはり大ヒット漫画ともなるとただ者ではない。何年経っても通用するなにがしかの魅力があると言う事であろう。
私自身もそうなのだがレビューする時に形から入ってしまう。絵がどうたらストーリーがどうたらと。
しかし知識の無い故に白紙の状態で読書に挑む子供にこそ感じられるものがある。
区別のつきにくいキャラクターややりすぎな身体能力必殺技の奥に潜んでいる、煮えたぎるようなマンガパワーをである。
新人作家(当時)である高橋先生ががむしゃらに描いたそのマンガは日本サッカー界をけん引し世界の子供たちを楽しませている。
そして小学生くらいなら現在も充分楽しめる作品であると私の息子が証明してくれた。
子供だまし、という言葉がある。お子様向け、という言葉がある。
良い意味に使われる事がほとんど無いのが残念だ。
人によっては老若男女、すべての人に愛される作品が素晴らしいという。
無差別級の王者が1番強いと言われればその通りかもしれないが軽量級のチャンピオンだってフェザー級の王者だって称えられるべきものではないだろうか。
幼児向け、子供向けの作品ももっともっと評価されていいものだと私は思っている。
ところでキャプテン翼レビューのきっかけはあるテレビ番組であった。
雨が降ったの降らないのなどという名前の芸人が司会のトーク番組だ。その深夜番組は毎回テーマを決めてタレント達(ほぼ芸人)が語り合う。
テーマのジャンルは多彩でマンガ作品の場合も有りその回は「キャプテン翼」だったのだ。
結論から言うと良く出来た1時間だった。感心した。
出演者も芸人らしくおちゃらけながら作品の歴史や影響力を分かりやすく魅力的に語ってくれた。
その中で必殺技等をちゃかすコメントも度々あったのだが、超人マンガ肯定派の私でも楽しく視聴する事が出来た。
なぜならそこには「作品への愛情」が感じられたから。
その中に「何も知らない子供をうまく騙しているマンガ」のようなニュアンスはなかった。
少年時代を盛り上げてくれて夢中にさせてくれてありがとう!という熱い感謝の気持ちが伝わってくるのだ。愛情が。
さすがプロの作る番組であり取り上げる作品への敬意や配慮に感服した。
影響力とか関係なしにしても素人レビューじゃかなわない部分かな。
インターネットによりズブの素人の私ごときでさえ他人さまの作品にモノ申す事ができるようになった。
だが果たしてそれが良い事なのか悪い事なのか。
私のレビューに、そしてあなたのレビューに。
「愛」はあるか。
ナイスレビュー: 5 票
[投稿:2010-03-14 13:14:12] [修正:2010-03-14 22:46:31] [このレビューのURL]
8点 帯をギュッとね!
少年サンデーの長編マンガは私の中で評価が高くなりがちである。
これはかなり昔からである。
察するに毎週毎週の人気を極限まで追い求めるジャンプ作品。とそれに比べ作品の完成度をこそ重要視し、週間の人気レースをそれ程長編作品に厳しく求めなかったサンデー編集部の方針の違いがあったのではなかろうか。
その為(例外はあるものの)ジャンプ長編作は結局最後はグダグダになりがち。それに対してサンデー長編作は単行本で読むととても満足させてくれるのだ。
そんなサンデー長編作マンガの代表的1本がこの「帯をギュッとね!」である。
ポップでライトな出だしのこの作品、誤解を受けてしまう可能性がある。
1、2巻読んだ時点で見限られたならばよくある無限ループ学園コメディの烙印を押されかねない雰囲気を醸し出しているからだ。
しかしここは当サイトの評価能力を信用してくださいよ、と言うしかないだろう。(少年マンガ部門上位なのです)
試合内容、ストーリー共にポテンシャルはそうとう高い。
最終巻を読み切ったならば「サンデーの長編マンガ」の名に恥じない事が分かってもらえると思うのだ。
例えていうならボクシングのボディブロー攻撃的作品というか。軽いノリだなとスラスラ読んでいく内になんだかジワジワと効いてくる良さがあるのだ。
それは柔道というモノにとてもしんしに向き合った描きかただったり。
また今どき珍しい程のピュアでプラトニックな恋愛の描きかただったり。
これらをうそくさいと言うのは間違い。
私のような汚れきったおっさんの真っ黒な心の中でさえ、奥の奥の隅の一角にわずかに残るその琴線に確かに触れるものがあるのだ。
(ラストお別れ会後の杉と桜子の独白などキュンキュンきましたよ)
ケンカ暴力でバキッ!グシャッ!とかパンツがペロン!とか。そんな安っぽい刺激物に頼らない世界で高いクオリティを提示するのが河合作品の素晴らしい所です。
また本来泥臭くなりがちな柔道という格闘技と少し淡白な絵柄が上手く混ざり合って良い味をだしているのも追い風か。
そして後半、ラストまでの怒涛の盛り上がりはアッパレというしかない。
描きかたを変えた訳でも過剰な演出が出てきた訳でもない。なのに。
今までのボディブローが。キャラクター達と共に過ごしてきた漫画内時間が僕らにどっと押し寄せてくる。
味わって欲しい、この心地よい感動と興奮。
・・・だからあなたも。
心をギュッとね!
されてみないか。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-02-17 22:29:13] [修正:2010-02-17 23:29:25] [このレビューのURL]
7点 死刑執行中脱獄進行中
岸辺露伴は動かない、は出色の出来。ウッヒョゥ、これだよゥ!コレ!!という荒木先生の短編集。
期待どうりの出来栄えである。
しかし大ファンの私であるが特にお薦めはしない。(えっ!?)
箱にまで入った、とにかくゴージャスな仕様はバリバリのコレクターズアイテムだからだ。
所持する事に満足できる人の為のモノ、という性格が強い。
また普通の単行本3冊分のお値段もファンの人以外には辛いと感じる。
これが学生時代だったら私も購入を断念していたかもしれない。(社会人で良かったぁ。にゅ?)
自分の本棚に並べて無邪気に喜べるかどうかがポイントの1冊だ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-21 02:45:45] [修正:2010-01-21 03:04:04] [このレビューのURL]