「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日

7点 あずみ

 
途中までは間違いなく10点。

修行仲間との非情な殺し合い、そして下界へ・・・。
爺を信じ役目をこなしていくうちに、どんどんと減ってくる仲間たち。
そして、ついにあずみ一人に。

爺の秘密、家康との因縁、仇敵とのコラボ、家康成敗へ・・・。

ここらあたりまでは完璧。
単なるチャンバラ漫画ではなく、良質なヒューマンドラマと言っていい展開。

しかし話が進むにつれ1テーマ完結構成になり、なんかマンネリ感が出て
きてしまう。確かに面白いんだが・・・。それは作者の力量か。

そしてあるテーマの時に、いきなりあずみ出生の秘密テーマに飛躍し、
突然のフィナーレ。うーんストレス溜まるなあ。

なんであんなに飛躍したんだろうか?
小山ゆう氏なら、もっと上手いエンディングを創作できたんじゃないかなあ。

途中のマンネリ化と、最後の(悪い意味での)飛躍ぶりが減点材料。
うーむ、惜しい。

ただ全体通して夢中になって読める漫画だと思います。
 
 

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[投稿:2010-02-05 18:59:46] [修正:2010-02-05 19:51:10] [このレビューのURL]

8点 H2


とにかく面白い。

相変わらず野球と青春ドラマを描かせたら天下一品ですね。あだち充は。
あだち充作品は、高校時代に読んだタッチ以来だったが、やはりあだち充は凄かった。

展開の面白さ、巧みさ、キャラ作りの上手さ、そして切なくなるくらいの
青春満開の色づけは、やはり巨匠の力量の凄さを感じる。

マンネリの意見もあるかもしれないが、それがまた魅力だと思う。

久々に氏の漫画を読んで、他の作品も読み漁りたくなった。
さあ、青春時代に戻れるかな?(苦笑)
 

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[投稿:2010-02-04 19:42:07] [修正:2010-02-04 19:42:07] [このレビューのURL]


夢中になります。
本書を読んで美術品への造形が少しだけ深くなった気になりました。(笑)

基本的に1テーマ完結の構成ながら、大きなテーマ(モナリザの謎関係)や
なかなか進まない恋愛などが織り込んであり、しっかりと芯の通った構成に
なっています。

キャラ設定も良く感情移入させられることもあり、作者の力量を感じます。
ラストの持って行き方も面白く、読み終わったあとの満足感もグッドです。

老若男女楽しめる秀作ではないでしょうか。
 

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[投稿:2010-02-04 19:07:24] [修正:2010-02-04 19:07:24] [このレビューのURL]

 
坂の上の雲がドラマになったのを契機に、日露戦争における背景を
知ろうとして本書を読んだのだが・・・。

読んで後悔。レビューを読んでからにしておくべきだった。

酷い、酷すぎる・・・。

画(中盤から後半)は落書きやメモレベル。とてもみるに堪えない酷さ。
ストーリー展開も読者徹底無視の自己満足構成。
ハッキリ言ってよく分からない。理解できない。

これほど酷い漫画も珍しいのではないか。

序章部分の秋山兄弟、正岡子規のほのぼの物語がまずまずだったので
かろうじて1点。

調べれば途中打ち切りとのこと。
日清戦争で終わっているのも頷ける。

あぁ、読まなきゃ良かった。
 

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[投稿:2010-02-04 17:56:13] [修正:2010-02-04 17:57:39] [このレビューのURL]

7点 PLUTO

SF好きにはお奨めできる良作。

良くも悪くも浦沢ワールド全開で、伏線の張り方や回収の巧みさ、また
伏線未回収など、評価が分かれる作品だとは思う。

私的には好みのストーリー。未来のロボット社会なんて夢があっていい。
その中での人間とロボットの共存の難しさ、戦うことへの問題提起など、
現代社会にも通じる論点もあり、非常に思慮深く創作されているなと感じる。

ただ個人的には、最後の方が惜しいです。
 

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[投稿:2010-02-04 10:42:04] [修正:2010-02-04 10:45:08] [このレビューのURL]

10点 T・Pぼん


子供から大人まで、素直にお奨めできる作品。
少年向けの内容ながら、タイムマシン好きは必見だと思います。

個人的には藤子・F・不二雄氏の作品では、ナンバーワン作品だと思う。

平凡な中学生・凡(ぼん)がひょんなことからタイムパトロールとなり、
T.P組織の規約・指示に基づきながら、過去の歴史の中で不幸な死を
遂げた者で、なおかつ生存しても歴史の流れに影響しない者の救助活動
を行う物語である。

1つの歴史の中で起こった事象を、タイムパトロールが介入することに
よって、現在の歴史ができあがる側面もあり、歴史の精査、その歴史で
謎となっている部分の埋め合わせ(ストーリー構築)など、非常に練度
の高い作品になっていると感じる。

本書は未完となっているが、ストーリーは基本的に、テーマ毎完結と
なっているので、読み終わって(未完に対する)さほどの惜しさはない。

ただ、世界史・日本史でこの事象(例えば「本能寺の変」とか)を扱ったら、
作者はどうアプローチしただろう、という興味は凄くある。
叶わぬ夢であるが・・・。

3巻の最後に、藤子・F・不二雄氏が、本書への熱い思いを綴られている。
氏は元々歴史・探索好きで、その世界をタイムマシンで覗いてみたい、
という願望が強かったそうで、その願望を強く込めたのが本作品とのこと。

かなり昔の作品である故、時代背景や歴史認識など、若干古い感覚である
ことは否めないが、現在でも十分通じる作品であると断言できる。

巨匠、藤子・F・不二雄氏にとって、原点の思いが込められている本書を、
是非とも読んでもらいたいと思う。
 
 

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[投稿:2010-02-04 10:12:42] [修正:2010-02-04 10:12:42] [このレビューのURL]

いつ何時読み返しても面白いですね。
子供とともに、長く楽しませていただいています。

ただフリーザ編以降は、ちょっと間延びした感じで嫌ですね。
戦闘値インフレ、タイムパラドックスをはじめとする、整合性が合わない
話の数々・・・。商業主義に怪我された部分も多いと感じます。

まあそんなこと気にせず、ざっと読んで楽しめる良作だと思います。
 

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[投稿:2010-02-03 19:11:43] [修正:2010-02-04 09:12:20] [このレビューのURL]


竜馬漫画では随一の作品ではないでしょうか。
他作品の追従を許さない名作だと思います。

少年時代はオリジナル、青年期からは司馬遼太郎の 「竜馬がゆく」 を
下敷きにしている、という話を聞いたことがあります。

そういったことから史実とは少し違い誇張部分も多いのですが、幕末を
学ぶにあたっては、この作品から始めるのが良いかもしれません。

純粋に面白くて夢中になれるので、坂本龍馬をはじめとする幕末の志士に
興味が出てくると思います。

是非とも読まれてみることをお奨めします。
 

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[投稿:2010-02-03 19:05:51] [修正:2010-02-03 19:05:51] [このレビューのURL]

7点 三国志


面白い。60巻という長さも気にならない。

私はこの作品で三国志の概要を覚えました。
大人にも子供にも勧められる良作だと思います。

ただ横山氏の特徴なのか、登場人物の顔がよく似た感じで区別がつきにくく、
登場人物が自分の頭の中で整理できない点は苦労しました。

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[投稿:2010-02-03 18:59:18] [修正:2010-02-03 18:59:18] [このレビューのURL]

確かに面白いし、読んでいる間は興奮するのだが・・・。

「賭博破戒録」 よりもさらに酷くなった展開の遅さ。もう辟易。
読み終わると興奮は吹っ飛び嫌悪感だけが残る。

カイジ3部作を読んで、私は福本作品が合わないことを感じた。
もう福本作品を読むことはないだろう・・・。

いつの日が作者のストーリー展開手法が変わってくれることを望む。
 

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[投稿:2010-01-28 10:55:35] [修正:2010-02-03 12:39:11] [このレビューのURL]