「そのばしのぎ」さんのページ
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ネット上には漫画にしろ映画や音楽にしろ、色々な素人レビューが溢れかえってます。
そんな中で読んで面白いなと思っていたのが映画「シベリア超特急」やエド・ウッド作品のレビュー。
Z級とも言われるこれらの映画。映画の内容は本当にお粗末なのですが、書かれたレビューを読んでいると、レビュアーも監督も観客も本当に映画が好きなんだなという気持ちが伝わってくる。映画に対する愛があります。
作品の好き嫌いだけ書くのであればチラシの裏でいい。
どこの誰かもわからない他人の好みに興味は持てません。
評論家気取りで上から目線というのも、勘違いしているようで非常に恥ずかしい。
物を語るのに無知を披露するのもおかしな話。
常日頃、反省はしているのですが、気が向いた時に勢いに任せて書いてたりします。
点数は適当につけています。点数評価は不要な気もします。

3点 幻魔大戦
元祖「俺達の戦いはこれからだ」エンドのひとつ。
さすがに今の時代に、ベガの容姿、プリンセス・ルナの衣装などに違和感がありすぎる。
映画化の際に大友克洋のキャラクターデザインに差し替えたのは正解であろう。
石ノ森キャラには超能力者が出る作品も多いが、どうもこの漫画の主人公東丈はインフレ化が激しい印象を受ける。
思い起こすと、後に描かれたギルガメッシュなどはストーリーこそ違えど、超能力少年の成長譚としてはこの話の描き直しだったのではなかろうか?
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[投稿:2010-09-30 19:03:38] [修正:2010-09-30 19:03:38] [このレビューのURL]
3点 リングにかけろ
この時代からジャンプは読まなくなったけど、敵のインフレ化、必殺技の応酬と、後のジャンプ漫画の草分け的存在ではなかろうか。
序盤は一応はスポ根漫画しているんだけど、いろいろとツッコミ所も多い。
そもそもこの母親は一体何を考えて、富蔵と再婚したのだか。
仕事もせずに酒びたり、博打三昧、子供は虐待、そんな再婚相手を指して「あの人だって根は悪い人じゃないから・・・」
・・・どう考えても、この母ちゃんに人を見る目があるとは思えない(笑)。
ブーメランフックの出現で物語は超人バトルに。
ドイツJrのトンデモ力学と謎のコンピューター計算が導く確率。
もったいぶって登場した割に、一コマで瞬殺される情けない敵キャラ。
とても学生のボクシングとは思えない死闘に継ぐ死闘。
そして剣崎に続きプロを目指す竜児への菊の言葉、「プロの世界は厳しい。今までのような学生のお遊びじゃないんだ」・・・お遊びだったのか。
そして菊が伝授する最後のブロー。アッパーカット。
ひょっとして菊って最強じゃね?
かなりぶっとんでいて、ネタとしては楽しめます。
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[投稿:2010-09-28 20:36:19] [修正:2010-09-28 20:36:19] [このレビューのURL]
3点 少女エクソシスト
以前、みのり書房からホラー漫画が一杯て出ました。
この黒田みのるの漫画も沢山あった。
小学生の頃に古本屋で買いあさっては色々読んだ。
背景やmobキャラなどは結構いい加減だったけど、大概は女の子が主役で少女漫画風の美人。
この漫画といえばエクソシスト。当時はあまり気にしていなかったけど、エクソシストと言いつつ、やってるのは悪魔祓いではなくむしろ除霊。
手を構えてかざすと悪霊どもが苦しんで離れていきます。
(この辺で勘の良い人は気づくと思いますが)
そんな漫画も忘れた頃、新聞で黒田みのる氏の名前を見かけました。
漫画家としてではなく「ス光光波世界神団」の教祖として。
ペンダントにエネルギー込めて信者に高額で販売とかやってました(笑)
朝日だった筈だが今思うと何でそんな記事が載ってたのか不思議。
死後の世界の物語を描いたりと、ホラーというより心霊漫画でしたが、
真光系宗教の宣伝漫画だった訳ですね。
まぁでも普通にフィクションとして読んでいれば面白いです。
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[投稿:2010-09-20 17:00:46] [修正:2010-09-20 17:00:46] [このレビューのURL]
3点 ストップ!!ひばりくん!
正直、それほど面白味を感じない。今となっては古臭さも感じる。
途中からは殆どが楽屋ネタ、しまいには仕事放棄。
作品として評価するのはいかがな物かと思われる。
ただ、この時代に女装少年というテーマを持ち出したのは評価できる。
ちなみにボーイ・ジョージの率いるカルチャークラブが「カーマは気まぐれ」の大ヒットを飛ばしたのが1983年。ファッションでメンズスカートなどが作られたのもその頃だし、意外とそういう時代だったかもしれない。
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[投稿:2010-09-19 21:34:29] [修正:2010-09-19 21:38:37] [このレビューのURL]
3点 最終兵器彼女
なんだかセカイ系という言葉でレッテル貼りをして、思考停止してしまっている気がするのだが、そういった表現は手塚治虫も火の鳥などで描いてきた事ではないだろうか。
となると、高橋しんの描く人物像や描写に感情移入できるか、魅力を感じるか、という部分で評価が分かれると思う。
自分にはこれが男女の恋愛の姿というよりは、むしろピグマリオン・コンプレックス(人形偏愛)の一種のように思える。リアルドールに衣装を着せ、一緒に食事を摂ったり、団欒する妄想の世界で生活をしている人達が世の中にはいる。あぁ、別に抱き枕やエア彼女といった存在でも良いかもしれない。
そういった物に対する一方的なパラノイアを美化させただけではないだろうか。
チセを気持ち悪いと感じるのはそういう人形みたいな存在だからだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-19 13:15:31] [修正:2010-09-19 19:52:54] [このレビューのURL]
3点 家畜人ヤプー
原作、石ノ森版、共に未読。
途中で打ち切りになったのはともかく、作画には特に不満はない。
問題はやはり原作の持つ世界観。
これを賞賛した三島由紀夫も澁澤龍彦も寺山修司も好きだが、これはさすがに受け入れられない(笑)
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-18 23:21:01] [修正:2010-09-18 23:21:01] [このレビューのURL]
3点 20世紀少年
初読の時はその展開にぐいぐいと引き付けられる。
でもあの結末に一度辿りついてしまうと、読み直す気は全くおきない。
気分的には読まなかった事になってしまっている。
「誰が犯人か」という話で引っ張られていただけで、登場人物の人間関係、
行動や心理描写などに魅力を一切感じなかったかもしれない。
ミステリ漫画ではないとするなら、逆に大失敗ではないだろうか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-12 14:42:54] [修正:2010-09-12 14:42:54] [このレビューのURL]
3点 僕はビートルズ
1巻時点での評価。
バック・トゥ・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックスがチャック・ベリーを演奏するシーンのような内容。
まず、ビートルズのコピーバンドが現代の世界で第二のビートルズになろうと語っている点がすでに意味不明。そういう野心のある人はアーティスト目指すよね。コピーとカヴァーの違い。
コピーバンドの目的はオリジナルに対する愛か、金銭的に雇われたかだろうし。
あ、いや、P-Modelなどはコピーバンドから引き抜きとかしてたっけ。
一時期「平成のビートルズ」と言われた「たま」にしても表面的には何らビートルズを真似た部分はない。
話の展開上なのだろうけど、もう少しマシな理由はなかったのだろうか。
1巻ではタイムスリップしてプロダクションとコネができた所ま。
この後に実在のアーティストとの絡みなどはあるのだろうか?
ビートルズの歴史自体が映画やドラマ化もされているし、フォレスト・ガンプのような例もある。そういった物と比べるとチープな感じがしないでもなく、読んでると彼らはその後東京ビートルズになりました、などというオチがきそうな雰囲気。
(いや、決して東京ビートルズがチープというのではなくて、目指す方向性の話)
ザ・ドリフターズとの競演でもあればそれはそれで面白そうだが。
ビートルズがのし上がれたのは曲や演奏テクだけじゃないと思うんですよね。
ブライアン・エプスタインの戦略やジョージ・マーティンのプロデュースがあってこそだし、当時のファッションとも深い結びつきはあるし。
パクリといえば、アビー・ロードに収められている「カム・トゥゲザー」はチャック・ベリーの「ユー・キャント・キャッチ・ミー」の盗作だとして裁判になった曲。和解の条件のひとつとして「ユー・キャント・キャッチ・ミー」をカバーして収録するという事になった。これがジョン・レノンの「ロックン・ロール」というアルバムに収録されている。
チャックベリー版とカムトゥゲザーを聴き比べると、確かに歌詞は丸々同じ部分はあるし、メロディも似ている部分はある、・・・がやはり別物。
面白いのはこれがレノンバージョンではカム・トゥゲザーに似せたアレンジとなっていて、やっぱりレノンだなぁと思えてしまう。
このアルバム自体、リバイバルヒットした「スタンド・バイ・ミー」を始めオリジナルの作詞作曲は入っておらず、それでいながら時には一番ジョン・レノンらしいアルバムとも言われている。
完コピを目指していてはこの域へは到底到達できまい。
今後の展開で面白くなるかもしれないが、現時点では3点で保留。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-09-08 21:50:18] [修正:2010-09-10 07:21:44] [このレビューのURL]
3点 惑星のさみだれ
普通の人間は、世界の平和よりも、自分の身の回りの平和を守る事で精一杯なわけで、この手の話ではまずいかに敵が自分達の生活を脅かすか、いかにして自分達が巻き込まれるかが描かれる物。
しかし、この物語では主人公達はただひたすら「地球を守る」「地球を壊す」という中二病的思考で行動しており、これがかなり痛々しい。
終盤のアニマ・アニムスの過去話が出てようやく戦闘している理由が明確になるが、それまでがちょっとだるすぎた。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-09-06 20:18:26] [修正:2010-09-06 20:18:26] [このレビューのURL]