「即身仏」さんのページ

総レビュー数: 106レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月22日

秋葉原の小さなパーツ店(こんぱそ)が舞台の漫画ですが、2P漫画ながらもストーリーがありキャラクターに個性があり、パーツとかの知識が無い自分でも楽しく読めた記憶があります。ただ、こんぱそが少し大きくなった時点での登場人物の少なさというか、そんなに大きい訳でもない店舗でもあれでは店がまわらないだろうというリアリティの欠如はいかがなものかと思った。まぁ、それが致命的という訳では無くそれなりに楽しく読んだ漫画であります。

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[投稿:2010-10-12 21:14:42] [修正:2010-10-12 21:14:42] [このレビューのURL]

非常に濃い画風ながらも、料理漫画の中では監修の人が厳しかった影響か、結構美味そうな感じは有った。ただ、この漫画最大の特徴はとにかく奇想天外というか斜め45度な料理とか登場人物であり、女性キャラのデカ乳と同じく他の料理漫画を凌駕するインパクトがこの漫画にはあった。料理もそうだが、登場人物が濃いというよりちょっと異常なんじゃないの?と思ってしまうのが見受けられた。ただ、主人公が勝つ為には手を抜かず全力で相手を叩き潰す様な、好感度なんて糞喰らえ的なキャラクターなのでそんなに影響は無い。と言うより、その時点で篩いにかけられて居る筈なのでこの漫画を読んでいる人はそういうのは気にならないであろう(笑)

とにかく、人を選ぶ漫画であるのは確かだが実力自体は間違いの無い漫画なのは確かである。

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[投稿:2010-10-12 20:41:10] [修正:2010-10-12 20:41:10] [このレビューのURL]

一回読んだ事がありますが、まさに抱腹絶倒の漫画でした(笑)

大体がお酒に呑まれて前後不覚になってとんでもない事とかしてしまうという内容だったのですが、これが実に愉快だった記憶があります。個人的に何より衝撃的だったのは、チャーリーとチョコレート工場上映されるずっと前の話なのにウンバ・ルンバの踊りを酔っ払いながら踊っていた事でしょか(笑)

本当の所、酩酊状態ほど情けなくて嫌悪感が大きいのものなのに、この漫画だと実に愉快そうに見えてしまうから困ります(笑)ここら辺は作者の人間観察の妙とも言えるでしょう。

ただ、殆どがそういった感じなのでダレてしまう部分は有りますが、実に楽しい漫画でした。

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[投稿:2010-10-11 16:24:16] [修正:2010-10-11 16:24:16] [このレビューのURL]

狙って同着。これだけでも競馬というものを舐めているとしか思えない演出。

普通、競馬とは命を削りあうかのような残酷ながらも人馬共に命がけだからこそ競馬は惹かれるものだと思ってます。しかし、こういう事をされると作者の競馬に対しする愛・リスペクトの無さや底の浅さが露呈されてるかのようで嫌。レースの場面や表層だけの競馬知識等が、敬意や好きで描いてるのでは無く飯の種にする為に描いてるという白々しさが見え隠れしていて読んでいて不快でした。更に言うなら、「みどりのマキバオー」のミドリマキバオーはあんなへんてこりんな馬体・外見のリアリティの無さがあっても関係無い位面白かったけれども、この漫画(前作の風のシルフィード含む)にはソレが無い。無い故にこの作品に出てくる馬達のリアリティの無さに拍車が掛かる。そういったどうしようもない悪循環が頭の中に起きて最後まで読むことが出来ませんでした。

で、最終回辺りだけは見ましたが、何だか競馬というものを馬鹿にしてるんじゃないのかと錯覚する位駆け足。前作共にブラッドスポーツを甘く見ていると。

どんなジャンルの漫画でもそうですが、いい加減な知識で描いた漫画ややリスペクト無き漫画は出来る限り消えて欲しいものです。

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[投稿:2010-10-07 20:02:31] [修正:2010-10-07 20:02:31] [このレビューのURL]

オリジナリティという点では、ピース電気のロボ系の顔が「ああっ女神さまっ」の番兵くんに酷似していたり、ピース電気の発明品が「ドラえもん」のノリに感じたりとデジャブ感の強い漫画ではあるものの、この漫画の最大の長所はピース一家が実に家族らしい点にあると思います。

人体構造を無視したお話とか血の色がジャムみたいでうそ臭いとか欠点は散見されるのですが、ソレを補って余りある面白さのある漫画だったと。

ただ、最終回では一応上手くまとめて終わらせた感じがしたものの、モモコをそそのかして月に行かせた公安委員のハッチャンがうやむやのうちに居なくなりその後を見せなかった事など、カタルシスを欠いた終わり方なのはマイナスです。そういうのは少年漫画なんだから、そういったのは手を抜かずにちゃんと描くべきなんじゃないでしょうか?これは今でも残念に思います。

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[投稿:2010-10-01 00:04:33] [修正:2010-10-01 00:08:53] [このレビューのURL]

自分もこの漫画は最後まで楽しく読めました。

間違った知識(小便が消毒云々)もありますが、描かれた時代が古いのでこれは致し方無い。ソレよりも主人公に襲い掛かる自然災害や害獣(というかネズミ)等による危機的状況や人間達のいざこざとかを、心が折れそうになりながらも家族に再会するんだ。という希望を心の支えにして乗り越えてゆく姿は、いつの時代でも色褪せない読み応えがあります。

数多くのサバイバル漫画の中でも、この漫画は上位の出来だといえます。

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[投稿:2010-09-30 23:12:47] [修正:2010-09-30 23:12:47] [このレビューのURL]

手塚治虫といえば、言うまでも無く「漫画の神様」と表現しても良い人ですが、この作品にそれを思わせてくれる場面があります。

最初の方と最後辺りの方に全く同じ画のページ(2ページ位?)がありますが、読んでいてちゃんとそれが別の意味合い・視点で表現されていました。正直、ここまで巧みな見せ方というのは記憶には無かったです。もうずいぶん昔の記憶だったのですが、この事は今でも覚えています。

もし、この作品が描き切れていたらどんな作品になっていたであろうかと虚しい想像をしてしまいます。

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[投稿:2010-09-25 02:29:31] [修正:2010-09-25 02:29:31] [このレビューのURL]

この作品の特徴としては現時点で、エスパー能力は本来のテーマでは無く、いかに駄目人間を見せるかに尽きると思う。

能力の使い様によっては壮大なお話になるにも関わらず、馬鹿馬鹿しい(エロ関連)使い方をする駄目人間を見せる事によって笑いを生み出そうとしている漫画だと見ています。こういう発想、思い付きそうで誰もやらなかったですよね。こんなくだらない漫画(勿論褒め言葉です)

主人公が同じ能力を持つ女子に対してテレパス能力で格好良い台詞を言おうとして下品な事を言っちゃう所なんかも、格好良い事をさせない決意表明みたいで実に清清しい(笑)

決してシリアス方面には向かわないで欲しい。最後まで馬鹿馬鹿しい下ネタギャグ漫画のままで突き進んで欲しい漫画です。

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[投稿:2010-09-25 02:17:09] [修正:2010-09-25 02:21:00] [このレビューのURL]

この漫画の一番のキモは、しっかりとしたローマの生活風俗の描写と堅物の主人公ルシウス・モデストゥスの素直なまでのリアクションから見て取れる、快楽を追求するという根っこでは共通ながらも日本人と古代ローマ人の思考の違いによるギャップから来る笑いだと思います。

主人公ルシウスの(日本人から見たら)結構強烈な自尊心が、平たい顔族(日本人)の(遠い未来の文化だから当然だけど)当時のローマを超越した風呂の技術を目のあたりにして言いようの無いショックを受けたり、自身が閃いた発想で無い為に後ろめたさを感じてしまったりしたとか思えば、フルーツ牛乳や温泉卵を口にして素直に「美味い!」と感動する素直さに思わずニヤリとしてしまったりと、読んでるこっちも楽しいです(笑)

後、自身がタイムスリップしていると自覚していないという点でしょうか。よくよく考えたら、当時の人間がタイムスリップなんてSF的な考えを思いつくのは無理が有るかと。だからこそ、タイムスリップしたという自覚が無く未知の国家に来てしまっていると「勘違い」していると読者に思わせる事によってルシウスが古代ローマ人だというキャラクター付けが強固になって、読者が新鮮に感じるようになっている仕掛けだと、個人的には思います。

だからこそ、タイムスリップするきっかけがチープであろうと(酷)、面白いまんまなんだと感じます。

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[投稿:2010-09-25 01:16:10] [修正:2010-09-25 01:16:10] [このレビューのURL]

西原理恵子氏の漫画の様な作風に見えていて、決定的な壁というか違いを感じる漫画。いや、このシロモノについてはそれ以下である。

まず絵柄ですが、西原氏の漫画は雑は雑なんだけどその人物の個性なるものをキチンと捉えているので愛嬌を感じたりニヤリとさせられたりもしますが、倉田某に関してはそれが無い。(倉田某に限らず、西原氏を真似する漫画家には不足していると思われる)むしろ表層しか見えていない・表現出来ていないので見ていて不快で、面白さすら感じない。要するにキャラクターに魂が宿ってないのである。この漫画?で倉田某がやっているのは下世話な(他人の)不幸自慢を汚い線で書き殴ってるだけで、正直な気持ちを言うに、漫画としての価値すら無いシロモノとしか、ねぇ・・・。

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[投稿:2010-09-25 00:38:19] [修正:2010-09-25 00:38:19] [このレビューのURL]