「columbo87」さんのページ

総レビュー数: 284レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年04月28日

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[投稿:2012-06-17 14:52:56] [修正:2012-06-17 14:52:56] [このレビューのURL]

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[投稿:2012-06-17 14:52:25] [修正:2012-06-17 14:52:25] [このレビューのURL]

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[投稿:2012-06-17 14:50:46] [修正:2012-06-17 14:50:46] [このレビューのURL]

かつてキャプテンアメリカの相棒だったバッキーの復活を描いたエピソード。復活ものが好きだねアメコミも。
このライターエドブルベイカーは子供のころバッキーが好きで,マーベルで仕事するならバッキーを復活させてやろうと思ってたんだとか。こういう話っていいよね,スーパーマンとルーサーの子ども作るという夢を実現させたあの人といいさ・・・。
恐ろしい暗殺者として洗脳を受けたバッキーの復活ちゅう話だけど,作中でさえ結構バンバン人を殺しておるのでこれでどうヒーローに盛り返すねんとか思う。そして相棒との絆が絡むととたんにホモホモしくなるキャップ・・・バットマンもそうだったけどサイドキックってやっぱそういう・・・
なんでもホモホモいう人がホモだと思います!

ここんとこヒーローの復活ものばっかみてたからそれで感じたことを書く。
アメコミの特殊性は過去に遡ってキャラクターや物語をツギハギできるところにあると思う。優れたライターはそうした編集作業を巧みにこなす。シルバーエイジのエピソードを現代風にアレンジしたグラントモリソンや,コミックスをある種の神話にまで昇華させたマークウェイド。或いは堕ちた偶像たち復活させたジェフジョーンズ,世界観の破壊によってあらたな地平を開いてきたアランムーアやニールゲイマンら。そうして彼らはアメコミの世界を伸長させてきた。
彼らの偉業を振り返るときに忘れてはいけないのは,こうした華々しい試みの背後にある虐げられ忘れ去られた存在のことだ。悲しいかな歴史の中から復権を果たすことができるのは選ばれた一握りのヒーローでしかない。
 エド・ブルベイカーは本書でキャプテン・アメリカの相棒,バッキーを復活させた。悲劇的なヒーローとして読者に受け入れられる下地と,キャプテンアメリカによる支援とを与えて。
しかし一方でひっそりと生涯を終えたキャラクター,ノーマッドこと「ジャック・モンロー」がいる。バッキーに殺された彼のエピソードはあまりにも暗く,もの悲しい。あっさりと退場させられた彼のバックボーンを補うべく外伝が挿入されてはいるが,救済というにはあまりに陰惨な物語である。急ごしらえのエピソードという感じで,本編でのセリフといまいち整合性がとれていない点も見られるが,どういう意図でこの物語を書いたのか慮るにあたってはそれなりに相応しいものになっていると思う。
人気商売の上を綱渡りするキャラクターたちの存在の希薄さ,多くのファンに支えられたヒーローの死は(すぐに復活するので)軽く,ノーマッドのようなマイナーヒーローは完全に忘れ去られてしまう。キャラクターの真の死とは記憶からさえも消え去ってしまうことだ。長大な歴史を持つアメリカンコミックスの系譜の中で,幾多のヒーローが生み出されては消えていった。一見はなばしく活躍する彼らは,歴史に組み込まれたが故に埋没し風化していく恐怖にさらされ続けていたとも言えるのではないだろうか。
だからこそノーマッドの死には胸を刺す痛みがある。それは人の死の現実とあまりにも近しいものだからだ。
ノーマッドが歴史の舞台から完全に降りた後に,キャプテン・アメリカが死というイベントによって更なる存在承認を得たことはもはや皮肉でしかなかった。

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[投稿:2012-05-21 22:55:10] [修正:2012-05-21 22:55:10] [このレビューのURL]

キャプテン・アメリカの重荷を背負うのは誰か。見事な復活を果たしたバッキーだったが,レッドスカルの陰謀に翻弄される。
ドクターファウタスによるシャロンの洗脳と誘拐に留まらず,クロノス社を利用してシールドの信頼を失墜させその地位に取って代わり,大統領候補を傀儡として民衆を味方につけた。キャプテンアメリカ無き今スカルによるアメリカ侵略が急速に進行していた。
新たなキャプテンアメリカとしての活動を開始したバッキーだったが民衆のシールドやヒーローに対する不信感を拭うことはできず,その重圧に苦しんでいた。更にはレッドスカルが保存していた50年代の偽キャプテンアメリカ,バーンサイドが姿を現す。
二人のキャプテンアメリカの対決,囚われたシャロン,レッドスカルの陰謀が交差する本格アクショ(略)
という感じで,ウィンターソルジャーからシビルウォー,デスオブドリームズを経ての完結編バーデンオブドリーム。息もつかせぬ展開とハードボイルドな雰囲気がなかなかよかった。メンツは見た目地味なんだけどテンポよくドンチャン騒ぎしてたので飽きずに読むことができた。中身はキャプテンアメリカ万歳みたいなお気楽メリケン展開なんですけどね,エッセンスがやたら暗いので大筋はまあハッピーな感じでいいのかなんて思ったりもします。とにかくハリウッド映画みたいな活劇を楽しめる良作。

ただねー,読み返すとやっぱりバッキーよりもハーンサイドとかの扱いが可哀想で感情移入してしまう。バッキーはなんかブラックウィドウとイチャイチャしてるし,お前そんな場合かよと。
味方サイドのシャロンもスティーブの子供を身籠もってた事が判明したけど即流産させられてて,周りがドン底展開な中バッキーばっかりいい目見てねぇすか?って感じちゃう。
あとはアメリカンな演出もちょっと合わない。最後は一般市民もキャップ万歳みたいなこと言ってるけど,僕の中でキャップはシビルウォーで馬鹿みたいにヒートアップして自滅した人ってイメージがつきすぎてしまっていまいちピンとこない。身を挺して他人の命を救ってたけどそれだってそういう演出だからなーって思っちゃう。すぐ復活してるし,そんでいまAvXでシビルウォーと同じようなことやってるしで…なんかモニョる。
そういうわけで単独作品としての面白さは申し分ないんだが,やっぱ前後の活動を見るとなんか釈然としないものがある。アメリカの理想の体現者だからこそのキャプテンアメリカだといいますが,ここから見えるのは,やっぱアメリカってそういう…というネガティブなヴィジョンだった。
 とはいえ流石にこれじゃ偏見だよなーとか思うので,あとでキャプテンアメリカ:ニューディールを読んでみようと思う。9.11直後,ヒーローにどういう行動を取らせたのかつーことでアメリカの思想に触れられる部分があるんじゃないかと思う。
もうすぐ出るホーリーテラーと比較してみたり。

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[投稿:2012-05-21 22:51:08] [修正:2012-05-21 22:51:08] [このレビューのURL]

ブレイクアウトで突如現れた謎のヒーローセントリーの正体とは?
後付けヒーローに挑戦。100万の太陽に匹敵する最強クラスのパワースペックを誇るが心の暗黒面であるボイドが暴走することをおそれて自分の存在そのものを世界から消していたというとんでもないキャラ。
その存在の名残が無意識の中に残っていてマーベル世界の中のコミックスに描かれていたとか、若干メタ的な設定を持っている。ベテランアーティストをそのコミックに起用して当時の絵柄で再現してみたり、こういう試みは結構面白いと思う。
が,個人的にはいまいちセントリーに魅力を感じない。その後ニューアベ誌でそんな活躍してる姿も見ないし・・・この人どういう扱いなのよ?見た目をスーパーマンに寄せた意図はなんかあんの?
しかもその後死んだって聞くし・・・

後半は日本でもおなじみシルバーサムライが登場,マダムハイドラの影やスパイダーウーマンの謎も見えてきてラフト襲撃事件の真相に迫ってる感じ?日本を舞台にニンジャ達が暴れまわるのがステキ。見所は謎文字の看板群・・・グリコのだけはそのまんまだけど。

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[投稿:2012-05-21 22:44:26] [修正:2012-05-21 22:44:26] [このレビューのURL]

モリソンがなんか昔のネタからいろいろと持ってきて好き勝手に広げたバットマンサーガ第一弾。モリソンは聖書の独自解釈を許されているのだ!!
脚本のグラント・モリソンも最近よく見るが、作画のキューバートは一家で活躍しているアーティストだ。特に本作のアンディ・キューバートのアートは良い。ダミアンのバットマンスーツとかモロに好みだ。リクテンステインのポップアートを逆輸入してオノマトペに使ってたりと、漫画的にも結構面白いことをやっていたりする。

さて、本書には「バットマン・アンド・サン」の他に、ネタ元になった「サン・オブ・デーモン」も収録されている。アメコミ邦訳はいつもなら附属している冊子であらましの説明をするだけなので、まるごと載せているのは珍しい。この後もラーズ・アル・グールやタリアとの因縁は続くので、キャラクター同士の関係性を知る上では興味深いエピソードだと思う。 ついでに、これは漫画じゃないけど、作中冒頭で退場しちゃったジョーカーの再生と狂気を描いた短編も収録されている。モリソンのジョーカー観はいつも面白いので、読んでおいて損はない。

さてさて、「バットマン・アンド・サン」では、今まで黒歴史にされていたバットマンの息子、ダミアンが成長して登場する。で、正当な後継者に認められようとヤンチャしてバッツに怒られる。子育てはしたいが、ゴッサムに偽バットマンの警官が出没してたりして忙しいなぁ、というのがだいたいのストーリー。
ダミアンはまあわかるんだが、この警官てのがよくわからない。警官には見えないし、どういう経緯でバットマンコスになったのかとか教えてくんないし。
そんな謎の敵の他にも、タリアに更なる企みがあったり、ティムとダミアンがブルースを取り合って気持ち悪かったり、ブルースが「俺がスーパーアルファ雄だ!」とか言い出したり・・・見所は盛り沢山である。
が、基本的に謎は解決されないのだ、待て次巻。

最終章には未来の話が収録されている。バットマンは何か死んでダミアンがバットマンをやっている世界。これはぶっちゃけ独立したオマケエピソードみたいなもんなので、意味不明といえば意味不明だが、逆に一番分かりや易い話かもしれない。
僕ぁこんな世紀末でオカルトぉな雰囲気が好きだ。ダミアンの言に従うとバットマンが死んで数年しか経過してないらしいが、やっぱゴッサムはヤベエなとか思う。この世界のダミアンはなかなか良い感じなので、それに繋がるようなバットマンとの親子の絆が描かれることを期待すればいいのかな?


うーん,さて。マーベルとかのシリーズモノとかを読んでいても思ったんだが,こういうのは全体で評価しなきゃいけないのが辛い。特に今回は伏線ばらまくだけばらまいてる段階なのでいつにも増して「?」って感じになってしまった。邦訳バットマンは一冊で完結しているのが多いので、余計違和感を覚えるのかもしれない。
で,今続編の「ブラック・グローブ」を読んでるのだが凄く面白くなってきていると思う。伏線回収の仕方が独特で,いつもの「新たな陰謀」登場パターンに飽きていると新鮮さを感じたりもする。
そういえば「グリーンランタン:リバース」には「途中経過知ってたらもっと楽しめたのに」という思いがあったけどその辺の不満を埋めてくれる構成になっているんだよね(正直これに関しては小プロの中の人の言葉を疑ってた)。
何事も仕込みの段階が重要だ。
「バットマン・アンド・サン」「ラーズ・アル・グールの復活」を堪えた先に(は,言い過ぎか)クライマックスのカタルシスがあることを期待しましょう。


それと連続ものはナンバリングしろと言いたい。これに関しては日本の漫画の感覚に近いんだからさあ。過去にナンバリングした邦訳が軒並み途中でポシャったからってビビってんのかいヘイヘイ。

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[投稿:2012-04-25 04:13:28] [修正:2012-05-20 17:19:04] [このレビューのURL]

 バットマンやスーパーマンのDC社から出ているが,本作はホラー漫画。それゆえ他のヒーローコミックスとはかなり文法が違うが,これはこれで高度に洗練されていて面白い。日本における少女漫画のスリラーやホラー系の表現方法に近しい所が見受けられるのが興味深い点だと思う。そういえば帯のコメントが楳図かずおというのも,何かしら通ずる所があるからではないだろうか。
 前半は沼の怪物スワンプシングのアイデンティティを巡るエピソードで,地球が危機に陥る場面もあり,スーパーマンやグリーンランタンなどジャスティスリーグの面々が登場する。海外漫画は作品をまたいで世界観を共有しているのが特徴なのだが,ホラー漫画であるスワンプシングの世界でスーパーヒーローの存在を効果的に使っているのは作者アラン・ムーアの凄い所だ。下手をすれば世界観を一気に壊しかねないが,ここではヒーローを活躍させないことで作品の中にとても巧く取り込んでいる。人気のあるキャラクターを他の作品に出演させることについてムーアがポジティブな意見を述べていたのを意外に思ったが「ああ,こういう使い方なのか」と,唸らされた。
 後半は異界から召還された化け物の話で,かなりホラー色が強くなる。特に化け物の描写が生々しく恐ろしい。ラヴクラフトやキングを引き合いに出していたが,なるほどそれらと遜色ない程の恐怖を演出できている。
 とはいえムーアの上手さが真に光っているのはクライマックスで少年が勇気を見せる場面だろう。それまでの不気味さ,陰鬱さを払拭する重要なシーンであり,いちいち心理描写や説明をせずとも心の動きが読み取れるのが見事である。難点をあげるとすれば話がそれ自体で纏まっているので,スワンプシングが入り込む余地が無かったところだろうか。最後の少年との会話は良い味が出ているが,もう少し段階を踏んでいれば尚良かった。

 ヒーローものじゃないと知っていたら買わなかっただろうが,邦訳ホラーはあまり無いので興味深く読んだ。フロム・ヘルでムーアを知った方なら手を出してみる価値はあるかも。

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[投稿:2012-03-31 01:59:34] [修正:2012-03-31 02:45:42] [このレビューのURL]

 やっと読んだ。邦訳ニューアベンジャーズシリーズの出発点だのでこれを読まないと流れがわからないどころか「なんだよこのチームは・・・」状態になるのだが・・・表紙が気に入らなかったから放置してた。
 まーしかしブレイクアウトが一番面白いんじゃないかしら?最初これを飛ばしてハウス・オブ・エムから読んだので,スパイダーマンとかの居る意味がわからなかったが,こういう流れだったのね,とスッキリする(同時にこのチームに愛着が湧くとシビルウォーに納得が行かなくなるが)。

 あらすじ
 大勢のスーパービランが収容されている「ラフト」が襲撃され,大脱走が始まる。その場に居合わせたヒーローはキャプテンアメリカ,スパイダーマン,ルーク・ケイジ,デアデビル,アイアンマン,スパイダーウーマンに,謎のヒーローセントリー。みんなで共闘した後は,何かの縁ということで,アベンジャーズの再結成。デアデビルさんことマット・マードックは正体が世間にバレかけて大忙しなので(またかよ)断られるけど,サベッジランドでピクニック中のウルヴァリンを捕獲してASSEMBLE!脱獄を先導した黒ずくめの正体は一体?その真の目的は…?あとセントリーっていったい誰なのよ?

 という感じで,伏線展開しまくって解決しない毎度のパターンなんだけど,前半はやたらと面白い。脱獄の時の大合戦からして迫力あって,知ってるヴィランも結構居て楽しいし,簡単な紹介もあるからいつもよりかはわかりやすい。
 後半はビミョー,大したヴィランや大したピンチって感じがなく,シールドのオバハンにむかつきっぱなし。このころからシールド挟んでの衝突が予定されとったんだね,と少し感心はするが。
 個人的にはもっとデアデビルさんに出張ってほしかったかな。コレクティブでもちょこっと顔見せてたけど,スパイダーマンと仲の良いところとか見れて和むし,シビルウォーでも(これは別人だったらしいが)やたらとキャラが立ってた。
 
 
 今更だが,実際邦訳シリーズどう買い進めればいいのかというのを書いておく。やたらめったら高いけど内容を確かめられんから買わんとわかんねーんだよ。税込みで価格も書いたので参考になれば。

X-MEN:ギフテッド(2940)新結成X-MENチーム!
X-MEN:デンジャラス(2940)これは読んでないがHOMに入る前に読んでおいた方が良いらしい。
ニューアベ:ブレイクアウト(2940)新結成アベンジャーズ!
ニューアベ:セントリー(3045)謎のアベンジャーを勧誘,後半はニンジャとのバトル
ニューアベ&Xメン:ハウス・オブ・エム(3465)上の4巻の総決算,イカれた魔女に世界が翻弄される

X-MEN:デッドリージェネシス(3150)HOM以降のX-MENの活動とプロフェッサーの黒歴史。宇宙を舞台にして続くけど未邦訳
ニューアベ:コレクティブ(3045)消えたミュータントパワーはどこへ?シールドとの緊張感が高まる
シビル・ウォー(3360)超人登録法のおかげで内ゲバが始まる

ウィンターソルジャー(2730)時系列的にはもうちょい前だが,キャプテンアメリカについて知りたければこの辺から始めておくと良いか。
デスオブドリーム(3465)キャップが唐突に死ぬ。
バーデンオブドリーム(3465)2代目キャプテンアメリカの重荷を背負うのは・・・

 邦訳はいまんとこここで一段落。最近新刊の予定を見ませんが,アベンジャーズシリーズは続いていくらしい。
 流れで見ていくとすると買わなくてもあまり問題がないのはデッドリージェネシスとかかなあ。まあX-MENメインで見たいとかアベンジャーズがいいとかで組み合わせて遊ぼう(謎)!

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[投稿:2012-03-31 01:58:10] [修正:2012-03-31 02:40:19] [このレビューのURL]

 ファーストクラスってことで,X-MEN初期メンバーの頃の活動を現代版にしたもの。みんな大好きウルヴァリンは出てこないので悪しからず。あと映画とも完全別物ということも一応。
 1話完結型で,メンバーそれぞれが主役の話があるという邦訳では珍しいタイプのアメコミ。で,どの話も結構面白いという希有な存在。
 新規読者に向けたわかりやすいストーリー構成で,尚かつメンバーの魅力を再発掘しているので昔からのファンにも嬉しいのではないか。
 日本では映画でのダメっぷりしか印象に残らないスコットもここでは主人公っぽいキャラを存分に発揮しているし,ティーネイジャーな若々しさもあって新鮮。今まではスコットにリーダーの資質があると言われてもピンと来なかったが,こういう下地があると納得できるし好きになれる。
 あと,デザインのせいか良い子ちゃんなキャラのせいか,さっぱり人気の無い(と個人的に思っている)ジーンもここでは紅一点,姐さん的な感じが出ていてグッド。最近の邦訳でちゃんと動いてる(?)ジーンが見られるのってこれくらいじゃないかしら。ロジャークルーズの画が結構日本のものに近いので,女性キャラはわりと可愛いです。
 邦訳アメコミは暗い話が多いですが,これは明るくてほっこりするエピソードばかり収録されているのでかなりオススメ。巻末に収録されている章扉が相関図のような物になっていてチームメイトがお互いをどう思っているかを読めるのがとても良い。ゴリラも出ます。

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[投稿:2012-03-31 01:36:50] [修正:2012-03-31 01:39:37] [このレビューのURL]