「佐々木裕健」さんのページ
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- 1981年生まれ(性別:男性)
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現実をさまよっている、学生とフリーターの中間の生命体。
10年ほど前に存在したサイト「M.M.J.〜漫画無間地獄〜」にも投稿していた経験を持つ。
ネット空間に実名をさらす命知らず。
「レビュー」なんておこがましいですね。単なる「野次」です。
どんなクソでも漫画家にしてみればそれなりに人生を捧げて創っているわけでしょうが。
感想、批判がありましたら、下記のアドレスまで。
p-m-institute@hotmail.co.jp

7点 サユリ1号
こじんまりとまとまった、フツーの大学生の生態が見事に表現されている。小市民のモラルをあざ笑う美女によって、居心地のよいサークルが崩壊していく様が、ものすごくリアルであり、個人的には何かすがすがしいものすら感じてしまった。(大学生活を順調に、楽しく過ごせなかった人間のルサンチマンさえも感じてしまった)
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[投稿:2007-06-18 00:48:16] [修正:2007-06-18 00:48:16] [このレビューのURL]
0点 快感フレーズ
世の中には「何でこんなものが大ヒットするの?」という作品、商品が数限りなく存在するが、これもその一つ。世の中は本当に理不尽に不幸な人間もいれば、理不尽に幸福になれる人もいるのだなあ。
こういうのを普通に感動できる人間って、多分YOSHIとかでも感動できる人なんですかね。そんな人の精神構造、そしてこんなのが大ヒットする釈迦そのものにはすごく興味がわきます。
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[投稿:2007-06-18 00:38:57] [修正:2007-06-18 00:38:57] [このレビューのURL]
2点 ZETMAN
作者の意気込みは分かるが、自己満足の領域を脱出できていない。
長い間、安易かつ工夫の無いエンターテイメントばかり描いてきたことによる反動か、娯楽になりうるシリアスを表現する方法を忘れてしまった感じがする。
あと10年早く連載を開始していたら、すなわち『アイズ』の前に連載していたらもう少し面白くなっていたかもしれない。プロトタイプの読みきりは面白かったから。
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[投稿:2007-06-17 08:17:11] [修正:2007-06-17 08:17:11] [このレビューのURL]
10点 ぼくんち
人間のクズ、社会の最底辺をリアリティを持ったまま笑い飛ばし、しかもその根底に愛のようなものが感じられる。愛があるから、個性的なクズをたくさん表現できる。(心の底からさげずんでいる人は、クズを自分の視界に入れないから、正確な表現は不可能。ステレオタイプになってしまう)
冗談や皮肉抜きで、まるで聖書のような漫画。
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[投稿:2007-06-17 00:21:45] [修正:2007-06-17 00:21:45] [このレビューのURL]
10点 サルでも描ける漫画教室
連載当時の業界を冷静に分析、批判した結果がそのままギャグとして、作品として昇華している。
漫画業界に携わるものとして、色々理不尽な目にも不条理な目にもあってきただろうに、それをただ怒りで表すのではなく、ネタにして笑い飛ばすその姿勢は、個人的に見習いたいものがある。
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[投稿:2007-06-16 17:48:07] [修正:2007-06-16 17:48:07] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
じっくり読むと結構アラが見えはするが、そういったレベルを完全に超越している。
あのジャンプ体制の中で、トーナメント方式の戦いを避け(戦闘力のインフレの防止)、「スタンド」という概念を生み出し(「戦闘力」のような一次元的、偏差値的な単純さを否定、戦闘能力を立体的に考えられる)、どれだけ長く続けようとも破綻することの無いストーリーの継続方法を編み出したことは奇跡的でさえある。
イタリアの美術に代表される、伝統の厚み、重みを取り入れた世界観も、他に類を見ないほど個性的かつ魅力的。
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[投稿:2007-06-16 17:38:42] [修正:2007-06-16 17:38:42] [このレビューのURL]
4点 冬物語
作品としての完成度は皆無。あまりにも行き当たりばったりな展開で、まるで出来の悪い現実をそのまま切り取っているかのようである。
長所は上記の「出来の悪い現実をそのまま切り取っている」ところ。行き当たりばったりなところも含めて、この時代の予備校生、大学生の文化を的確に描写しているように思う。
ただし、ラストの棚からぼた餅的なオチはいただけない。最後の最後まで、誰からも愛されないまま前に進んでいれば、成長物語としても見ることは出来たのだが。
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[投稿:2007-06-13 07:47:33] [修正:2007-06-13 07:47:33] [このレビューのURL]
10点 残酷な神が支配する
20年以上にわたって極上の作品を創作し続けていた作者が、その経験全てを集積、なおかつそれを深めていったものがこの作品である。
極めてリアルな社会問題を扱いつつも、漫画としての娯楽性を失わず、ストーリー展開、キャラクター、絵、細部にわたって非の打ち所が無く、それらが重層的に折り重なって、「漫画」としての世界を強固に確立している。感動を越えて、萩尾望都という人物に畏敬の念さえも感じてしまうほどである。
レビュー不可能。
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[投稿:2007-06-13 07:37:18] [修正:2007-06-13 07:37:18] [このレビューのURL]
6点 CUE
村上かつらはおそらくスピリッツでの連載に向いていない。
短期間のうちに結果が出ない作品には容赦しないスピリッツには、村上のじっくり読ませるスタイルは根本的に相性が悪いのではないだろうか。
演劇と言う、ただでさえマニアックな題材を、派手に表現するのではなく、内面に向かってゆっくりと進んでいくことを選んだ。それは戦略ミスであり、村上の実力が足らなかったことを意味はしない。
この作品を最後に現時点で、何も発表していないが、是非とも復活してもらいたいものである。
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[投稿:2007-06-13 07:20:01] [修正:2007-06-13 07:20:01] [このレビューのURL]
0点 東京大学物語
出だしから5巻くらいまでならとても面白かった。作品としての価値がギリギリあったのはせいぜい10巻くらいまで。
それ以降は、ある優秀な漫画家の精神的な堕落の過程の記録でしかない。・・・ある意味、貴重かもしれないが。
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[投稿:2007-06-13 06:47:45] [修正:2007-06-13 06:47:45] [このレビューのURL]