「フクポル」さんのページ

総レビュー数: 247レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月26日

<所持歴:全巻>

士郎正宗初期作品集となっています。
作品集といっても短編オムニバスではありません。

メジャーデビュー以前の作品であり、流石に絵は現在と比べると劣っていると言わざるを得ません。
「初期は松本零士先生の影響を受けている」と言われる様に、女性キャラはどことなくメーテルです。
が、内容に関しては、この頃からサイバーな色は強く、ハードなSF作品です。
既存作品との違いと言えば、舞台背景などの説明コマなどが存在し、比較的物語の理解がし易い所でしょうか。親切です。
・・・これを「親切」と感じる時点でかなり侵されてるんですが。

そして、既存の作品の中で唯一と言っていいでしょう、完結してます。
(他作品は、作者自身が凍結宣言を出している。但し、続きを書きたいとは思っているらしい)

絵柄はとりあえず置いといて、入門としてはお勧め出来るかな、と。

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[投稿:2008-02-23 14:47:18] [修正:2010-02-07 21:15:51] [このレビューのURL]

7点 ARMS

<所持歴:全巻>

正統派ヒーロー・アクション。
画力も構成も高レベルな良作。

自分の中で、ヒロインはユーゴー。
初登場から、物凄い勢いで顔が整形されてるけどそんな事は気にしない。
ジャバウォックの覚醒で鳥肌が立ち、ユーゴーの最期で泣いた。


皆川亮二という作家を知り、「うしとら」と同じくサンデーを読むきっかけになった作品でもあるので
自分にとってはかなり印象深い。

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[投稿:2008-03-07 13:44:37] [修正:2010-02-07 21:15:20] [このレビューのURL]

7点 D-LIVE!!

<所持歴:全巻>

主人公に対して、作中のセリフでも
「出来の悪いヒーロードラマみたいよ」「なんかかっこいいわ」
なんてのが出てきますが、本当にそう。
普段はどこか抜けてる平凡な学生。けど実は凄いんだよ。
そんなんはありふれた設定なんですが、かっこいい。
主人公がかっこいい。これ重要。

でも乗り物乗ればとにかく凄いってのは分かりますが、
だからってバイク乗って格闘する意味はあるのか?と
ちょっと疑問もありますが。


関係ないけど、決めセリフの「お前に生命を吹き込んでやる」ってやつ。
前作ARMSの「力が欲しければくれてやる」に語呂が似てるなぁ。

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[投稿:2008-03-07 13:58:02] [修正:2010-02-07 21:14:50] [このレビューのURL]

7点 MONSTER

<所持歴:全巻>

これぞ本当のミステリー。

けどラストもミステリアス・・・
そこが良いのかもしれませんが、後読感という点では
もう少しスッキリさせて欲しかったかな、と。

そんな意味で、他の作品(ARMY、キートン)より-1点。
でも、間違いなく名作。

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[投稿:2008-03-06 22:12:37] [修正:2010-02-07 21:13:29] [このレビューのURL]

7点 009ノ1

<所持歴:全巻>

大人向けサイボーグ009
どの辺が大人向け?と言われると・・・
この時代の他作品を知らないので比較は出来ませんが、
セックス&バイオレンス、でしょうか。
とは言え40年前の作品。描写そのものはいたってライト。

しかし、内容はあなどれません。
何が正しいのか。任務を遂行しても、心に残る後味の悪さ。
自らの行動に葛藤する主人公の描写は素晴らしい。
東西冷戦をモチーフに東には東の、西には西の正義があり、
単なる勧善懲悪では測れない世界。

実はリメイクされたアニメで本作を知りましたが、
そのアニメはストーリーの再構成こそありましたが基本は原作に忠実。
にもかかわらず十分現在でも通用するものでした。
勿論、キャラもリメイクされてますんで、そのおかげもあるのでしょうけど。


40年経った今でも通用する作品。
今ある作品の内、40年後に通用するものがどれ程あるのでしょうか。

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[投稿:2008-03-07 21:51:56] [修正:2010-02-07 21:12:53] [このレビューのURL]

7点 CLAYMORE

<所持歴:全巻。収集中>

ジャンプ系作品では1番。
(つっても、ジャンプ系作品そのものを殆ど読まないけど)

「魅せる」エピソード・場面があるし(テレサの心境変化やジーンの最期など)、
敵キャラも十分魅力的(プリシラやリフル)
ちょっと強大過ぎるんで、これからどう扱うのかは色んな意味で見物です。
あと、言う程残虐描写は無いと感じました(マヒしてるだけかも)

ただ、誰もが言う様にキャラが多過ぎ、且つ見分けが付き難い。
けど、そこは気合でカバー(単に何度も読み返しただけですが)

北の戦乱で、辛うじて名前が与えられただけの戦士達が大勢消え、
名前すら与えられず、登場数コマで死んでいった可哀相なキャラもいて、
主要キャラだけが残り、これで選別か?と思いきや、
またもや新キャラ登場。
また憶えなければ・・・頑張れ、俺。

関係ないけど、キャラの顔立ちって猫系やなぁと常々思ってます。

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[投稿:2008-03-08 18:24:24] [修正:2010-02-07 21:11:38] [このレビューのURL]

<所持歴:6巻くらいまで。現在は売却>

とにかく話が進まない。
多分、ライバル校同士の試合もキッチリと描いてる、いや描きすぎてるのがその要因。
そこだけ見ると、主人公が誰なのか全く分からん。
裏を返せば、それだけ高いクオリティを持ってるってことやけど。

ただ、絵も綺麗でバスケの描写も高いレベルにあるのに、肝心の「熱さ」が何故か感じられない。
「SLAMDUNK」は読んでて熱くなるのに、これにはそれがない。
故に、メジャーな作品のはずなのに、どうしても「SLAMDUNK」の影に隠れてしまう。

7点まではいかないかな、でも6点は低いかな・・・
と悩みつつ、好きな作品ではあるので、やっぱ7点。

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[投稿:2008-03-09 16:19:56] [修正:2010-02-07 21:10:51] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻。現在は売却>

当時の環状族の性質上、走り屋マンガというよりは族マンガに近いです。
走り屋系マンガとしては、現在ヤンマガ誌上では本作の他に「イニD」「湾岸」が連載されてますが、
これらが車メインなのに対し、こちらは人メイン。
作者の実体験を基にしているだけあって、話はリアルでドラマチック。
そして随所に笑いの要素(ボケ・ツッコミとか)があり、
他作品のように飽きがきません(少なくとも自分は面白いと思ってます)
「事実は小説よりも奇なり」とは良く言ったものです。
(勿論、作品化に当たり脚色してるとは思いますが)

が、その反面、アンダーグラウンドな部分も生々しく、
フィクションとして割り切って読まないと嫌悪感を感じる人もいるかも。
リアリティというのが長所でもあり短所でもあるので、
ここらが評価の分かれ目となるかもしれません。


「なに友」「イニD」「湾岸」
3者3様ではあるけれど、アンダーグラウンドで非合法なのは同じ。
ただ本作は、その中でも黒い部分(犯罪、死)を一番出していて、
公道でムチャすりゃ「人なんて簡単に死ぬ」っていう一番大事な事を
きちんと描いてます。
そんな意味でも3作品では1番好きです。

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[投稿:2008-03-11 16:52:40] [修正:2010-02-07 21:09:14] [このレビューのURL]

<所持歴:1巻まで。現在は売却>

前作「ナニワトモアレ」の第2部。
続編というか完全に一続きで、導入部が前作の最終巻付近にあるので
いきなりコレの1巻を読んでも良く分からんかも。

話のスタンスは前作と何ら変わるところはないので、
前作が気に入ればコレも気に入る、ダメならコレもダメ。

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[投稿:2008-03-11 16:57:13] [修正:2010-02-07 21:08:38] [このレビューのURL]

<所持歴:全巻。現在は売却>

初期の作品ですが、何気に1番好きだったりします。
この頃から画力の高さが光り、単行本のカバーも凄く綺麗です。

内容は、なんてことないタダのラブストーリーです。
他とちょっと違うのは、ヒロインがコロコロ変わること。
ヒロイン=久保田(主人公)が惚れる女性 なんですが、互いに惹かれあったり付き合ったりするものの
様々な理由で破局(大抵振られる)を迎え、次のヒロインが登場という展開になります。
が、決して主人公は「ダメやったから次」みたくフラフラしているわけではなく、
一途であり相手を想う事が出来る優しい性格の持ち主で、
そういうキャラだったから苦手なジャンルであるこの作品を
受け入れられました。
(その性格故に上手くいかないってのもありますが)


ぶっちゃけると凄い感動したり、泣ける、なんてのは特にないです。(あくまで個人的に、ですが)
でも、逆にどのヒロインとのエピソードも同じくらい優しさに溢れた話です。
最後の最後でようやくハッピーエンドになり、素直に「よかったなぁ」と思いました。

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[投稿:2008-03-13 17:20:58] [修正:2010-02-07 21:07:56] [このレビューのURL]