「二軍Tシャツ」さんのページ

総レビュー数: 174レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月31日

同じ作者の作品の中ではこれが一番好きです。巻数は全3巻と少ないですが、その分無駄が無くとても完成度の高い作品となっています。
「脳」の障害がそのままキャラの個性となっており、各登場人物が抱える悩みや問題、長所がとても良く描かれており、また「ヘンテコなリアル」というかなんというか望月節も炸裂。
終幕のエピソードも秀逸で、本当に良く出来た作品だと思います。

個人的には「世界が消えていく」障害を持つ少女のエピソードが大変好きです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-15 17:19:27] [修正:2011-08-15 17:19:27] [このレビューのURL]

名作過ぎる上に僕自身サラッとしか読んだことがなかったので、レビューは避けてきましたが、最近読み直す機会があったのでとりあえずの感想を述べたいと思います。
先に言っておきますが、僕はまだ4部までしか読み直していませんので、またこれから色々評価は変動するかと思います。

正直1,2部は退屈以外の何物でもありませんでした。この点数はほとんど3,4部のものだと考えてくださって結構です。
この作品に対する「信者」がつくのも頷けるような出来とセンス。

センス・信者と言えば俗に言う「ジョジョ立ち」等のポージングが挙げられますが、しかしこれに関しては、とある検証動画や検証サイトを見た結果、個人的には「オリジナルの構図、ポージングでは無い」という結論に達しました(キーワード:トニー・ヴィラモンテス、アントニオ・ロペス、フランスの漫画)。
どうでもいいことかもしれませんが、そんなわけで僕は「ジョジョっぽい○○」という言い方はあまり好きではありません。

だからといってこの作品を単なる「パクリ漫画」などと一蹴するつもりは毛頭ございません。まぁ「オマージュ」なんていう良い言葉もありますし、ポーズやデザインを差し引いても十分面白い作品だからです。
ただ、(また個人的な話になりますが)荒木先生は上述したような美術作品からのオマージュ(パクリ?)に関しては、随分自信をもっておられるというか、悪く言えば罪悪感が無いというか、単行本の挿絵等から「はい、私はやってますよ」的な印象を強く受けました。
多分それは荒木先生自身に、他者の考えた作品を自分の作品に取り入れることに対する抵抗がほとんど無いからだと思われますね。
まぁ仮に「パクった」と定義しても「盗作」とまではいかないんじゃなかろうか・・・というのが僕の持論です。

長くなりましたが結局何が言いたいのかよく分かんないですね、つまりは
「作者の美的センス(一部のストーリー)はオリジナルのものではないが、それをふまえても十分夢中になれる傑作であるし、作者自身それを隠そうとしているようには思えない。だったら別に良いんじゃない?面白いし。」
ということですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-20 20:26:23] [修正:2011-07-20 20:26:23] [このレビューのURL]

確かに熱い!
確かに面白い!
でもなんかすごい既視感!

over driveやシャカリキとあまり変わらない「熱さ」がそこにはあります。

嫌いではないですが、ロードレース漫画としての新しさがない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-27 16:24:50] [修正:2011-03-27 16:24:50] [このレビューのURL]

何となしにレビュー描きに来たんですが・・・
なんだかスゴイレビュワーさんしかいないようで、あまり漫画の歴史等に詳しくない僕なんかがレビューして良いのかどうか悩むところではありますが。

僕は今二十歳で、生まれたのは1990年なんですよ。
だから1970年連載であるこの作品は、僕の生まれる20年前から存在していたということになりますよね。
なんだかすごいなぁと思いますよホント。

現代の若者にも読まれ続けている太宰治の小説のように、時代を超えて評価され続ける作品であると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-30 20:15:33] [修正:2010-12-30 20:15:33] [このレビューのURL]

変わり者と言われるかもしれませんが、僕は松本作品の中でこれが一番好きです。

これまでの漫画には無い感覚。
じゃあ何だろう、小説読んでる感覚?映画?
どれにも当てはまりません。

この作品を読んでしまうと、漫画の「表現」ってここまで出来るんだなぁ・・・とか感心しちゃったり。
逆に、今流行りの漫画の大半が、チープな表現力しかないように思えてきちゃったり。

個人的にはバトルよりも、会話パートの方が好きです。

ナンバー死の笑顔をみた瞬間、僕の中でのこの作品の地位は確固たるものになりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-14 04:22:40] [修正:2010-07-14 04:22:40] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

漫画の頂点に立ち得る作品とでもいうのでしょうか。
圧倒的な構成力、メッセージ性。

残念ながら、連載終了からかなりの時間がたってしまった今となっては、少し使い古されたメッセージ、問題提起と感じてしまいますが、何と言うかこう、説得力が凄いです。

絵のレベル、最後の敵の倒し方が個人的には少し微妙だったので、「限りなく満点に近い9点」を付けさせていただきます。

完全版には作者の質疑応答や、自身の哲学も掲載されているので買うならぜひ完全版で。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-11 16:05:52] [修正:2009-12-11 16:05:52] [このレビューのURL]

いやもうホントご免なさい。
ほとんど解説出来ません。

ただ『傑作』とだけ言わせて下さい。

内容に関しては、
「後半の伏線(?)が回収しきれてない。結局あの島はなんだったのか良く分からない。日本人の意識って?」
との声を聞くことがありますが、結局そんなこと分からなくてもいいんです、大人の小難しい事情なんて知ったこっちゃありません。
だってさとるは「こども」なんですから。
作者が「こども」と「大人」を全く次元の違うものとして描いているように、住む世界が違うんですから。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-10-09 21:03:08] [修正:2009-10-31 19:41:15] [このレビューのURL]

2点 Doubt

この作者の前の作品は有名ですが、そんなの読んだことないし、知ったこっちゃないです。オモシロクナイ。

『SAW』『SAW2,3…』という映画がありますが、これはどう見てもその映画のパクリにしか思えませんでした。
しかも劣化版…
伏線バレバレ、犯人バレバレ。
1巻を読んだ時点で考えていたオチが、もうそのまんまオチでした。

どっかの中学生が『SAW』に影響されて考えた、ただの自己満足な作品だと思います。


ファンの方には申し訳ないです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-15 23:27:39] [修正:2009-10-14 00:28:29] [このレビューのURL]

まぁ小中学生には取っ付きにくかったんだろうなぁ…

やたら練られた物語の設定、世界観は物凄く好みです。
ただ…なんか読みづらい。
衝撃波(?)が多くて、どんな構図なのか分かりにくかった。

作者の味が出過ぎてたためか、あまりに毒性の高い漫画になってしまった感がある。


用意周到に下準備してきた作品が消化不良で消えてしまうのは、作者共々読者も辛いわなぁ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-03-15 15:26:21] [修正:2009-03-15 15:26:21] [このレビューのURL]

3点 MAR

なんで冒険ものにしなかったんだろ、広い異世界を出したのに全然利用できてないよ。
つまりウォーゲームっていう話の核が始まる前の方が面白いっていう致命的な作品。
やたら浅くてバレバレな伏線とかも、正直余計でした。
戦闘においても、中盤から全く工夫した様子が無く、[召喚->強ぇ!->でも負けない、召喚->更に強ぇ!!]っていう連鎖のオンパレードで、もうお前ら遊戯王カードでもやってろって感じでした。

でも、前作に比べ無駄なエロが少なかったのは良かった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-23 04:56:45] [修正:2009-02-23 04:56:45] [このレビューのURL]