「そのばしのぎ」さんのページ

総レビュー数: 194レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月04日

作品自体は悪くなく、普通に楽しめる漫画だろう。

ただ以前は何だか妙な既視感があったのだけど、思い起こすと後半の展開の仕方など同じ少年サンデーに連載されていた細野不二彦の「さすがの猿飛」とそっくりなんですよね。じいさんの名前はどちらも八宝斎だったりするし。
あちらのレビューに書かれている人がいらっしゃいますが、「さすがの猿飛」も当時はかなり人気があった筈ですが、完全に高橋留美子に食われた形になってしまったのではないだろうか。

そんな既視感と前作「うる星やつら」の設定や不条理さのインパクトの高さの反動で、らんまの評価は低目になってしまうかもしれない。

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[投稿:2011-01-08 02:58:39] [修正:2011-01-08 02:58:39] [このレビューのURL]

ASHIMOに代表されるように、日本のロボット技術の高さ、特に2足歩行に関しては異常。
足なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。と某アニメの台詞にもあるが、
本来は必要のない機能な筈だが、日本人にとっては夢なんだろうね。
その日本人の技術者達に影響を与えたのがこの鉄腕アトムや鉄人28号、
そしてマジンガーZ以降の巨大ロボットアニメなのではないかと思う。

今の時代に他の漫画と比較してどうこういう漫画ではないが、これだけ日本人に未来の夢を見せ、
科学の発展にも影響を与えた手塚治虫。何故に国民栄誉賞を取れなかったのだろう。
そういった意味を含めてもっと評価されていいのではないかと思う。

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[投稿:2011-01-04 06:41:55] [修正:2011-01-04 06:41:55] [このレビューのURL]

序盤はそこそこ面白くなりそうな雰囲気があったのだが。
思徒の背景と過去、みちるとアカシック・レコードの関係など、
後から次々と話のスケールが飛躍していく。
ここまで風呂敷広げすぎると、話の続きも終わり方も何でもありとしか。

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[投稿:2010-11-14 23:59:18] [修正:2010-11-14 23:59:18] [このレビューのURL]

この人の絵のタッチは流行り廃りに無縁な分、古い作品などを今読んでも全く古臭い印象は受けない。
それでいながら、作品によって見せる顔が異なる。
この辺りの作品を読んでいると、なんとなくフランスの挿絵画家グランビルなどにも似たシュールな趣がある。
この擬人化されたソーセージや鼠など、栞と紙魚子のシリーズとはまた違って非常に味わいがあります。

あくまでも「グリムのような物語」であってグリム原作ではない。タイトルなどから元の作品を想像して読みはじめながらも、いつの間にか諸星流の迷宮世界に迷い込んでしまいます。

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[投稿:2010-11-14 23:28:34] [修正:2010-11-14 23:28:34] [このレビューのURL]

「戦争論」以降は読まなくなった。
小林氏の思想に同意できる・できないの観点ではなく、
単純にマンガとして面白くなくなったと感じたから。

オウム真理教信者について「こいつらはわしのおぼっちゃま君や東大通を読んでないから、実際に自分の常識から外れた存在である麻原彰晃に疑いも持たず傾倒するんだ」といった旨の主張をしています。
こういった部分は本当に真理をついていると思う。

しかしながら、これはそのままこのゴーマニズム宣言にも当てはまる。
他に例のないスタイルで展開されるこの漫画。少年誌などの連載漫画しか知らない者が読むとちょっとしたカルチャーショックかもしれない。

だからといって小林氏の描く事を鵜呑みにする事はまた問題だと思います。
いろんな事に疑問を持ちながら読むのが良いのではないだろうか。

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[投稿:2010-09-12 13:16:49] [修正:2010-11-14 04:20:08] [このレビューのURL]

身に覚えがあるとただのフィクションとは思えない話。
ただし同人の世界に共感できず、首をかしげる箇所もいくつか。
遥と姉の確執など、どうでも良い話を変にプライドで持ち上げているようにしか見えない。
あまり「おたく」を正当化するのも考え物。
マンガ・アニメに限らず、どんな趣味・娯楽でも限度を越えると新興宗教に入って買わされる壷と何ら変わりはない。本来おたくという物が嫌われていたのは、自分の価値観だけに囚われてしまっていたからではないだろうか。
趣味を正当化する事ではなく、現在背負っている家族・絆といった物を正面から見つめる事で、この話は成り立つのだと思う。

序盤の叶が風邪を引く話はせめて単行本化の際にもっと手前の話数で収録すべきだった。親子関係があそこまで構築されての耕太の失敗は、失敗というより人として大丈夫か?というレベルに思える。

めぞん一刻はそう好きな訳でもないですが、ここまでオマージュしているのには笑えました。

余談ですが、2000年に岸谷五朗主演で「神様のいたずら」というドラマをやっておりました。
この漫画と同じくうだつの上がらないダメ男の元に突如、娘だと名乗る女の子が現れるという話です。
そのドラマでは、主人公は安月給とはいえ一応はサラリーマン。
愉快な下宿人達も出てきませんでしたが、なかなか面白かった。あれビデオ化してくれないかなぁ。
この漫画もあぁいったドラマでやれば結構面白いのではないだろうか。

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[投稿:2010-09-05 02:34:11] [修正:2010-11-14 04:00:53] [このレビューのURL]

著作権が切れ、新訳ブームに便乗したコミカライズだと思うが、
原作が原作だけにこういったベタな漫画家でなく
もう少しアート志向の強い漫画家、たとえば時代は古くなるが
たむらしげるや鴨沢祐二あたりにやって欲しかった。
ぼっちゃんの登場シーンなど、あまりにバタ臭くて読んでいる方が恥ずかしくなる。
まるでプロポーションのひどい体型の人がするコスプレのよう。
しかしながら、原作が名作であるのであまり低い点数もつけられない。

ただ宮沢賢治にしろテクジュペリにしろ、著作権切れ文学作品のコミカライズはもっといろいろ挑戦してよいのではないかと思う。
出来る事なら漫画家の持ち味を加えて。

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[投稿:2010-11-11 19:49:32] [修正:2010-11-11 19:51:37] [このレビューのURL]

イエス・キリストと新約聖書の世界を舞台に繰り広げられるSF作品。
タイムトラベルがテーマとなっているが、肉体を伴って過去の世界を遡る他のSF作品と異なり、精神だけが過去を遡り、波長の合う人間に同化するという設定。

歴史の改竄を目論む犯罪者がナザレのイエスに乗り移り、それを阻止せんとする主人公は使途ペテロに同化する。
意外なのが、裏切り者として知られるユダがこの物語では年端もいかない少年であったこと。

地味ではあるが、聖書に出てくる話をうまく組み込んであり非常に面白い。
ノリ・メ・タンゲレ(私にふれるな)というタイトルも本来は聖書の中の言葉であるが、SF的解釈が加えられていたり、ユダの台詞となっていたり、面白いキーワードとなっている。

最近のSF漫画作品というとどうも似たりよったりの内容ばかりだが、
この位骨のある物も読んでみたい。

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[投稿:2010-11-11 02:00:39] [修正:2010-11-11 02:00:39] [このレビューのURL]

殺人など事件の起きないミステリ形式学園SF。
主人公以外の人間は全て特殊な目を持っており、嘘を見抜く、危険を察知するといった特殊な能力をそれぞれひとつ持っている。
そんなルールの上で、学園内で起きる出来事・謎を解決していく。

描き手によってはすぐインフレ化してしまう設定だが、
地道に展開しており、読ませる作品となっている。
1巻巻末にてオイロケ・ゼロを宣言しており、正統派の漫画として頑張っているのではなかろうか。
アイデアがどこまで続くのか楽しみである。

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[投稿:2010-11-07 13:08:41] [修正:2010-11-07 13:09:39] [このレビューのURL]

ごめんなさい。絵柄は非常に独創的で良いのですが、
話の上では読み続けたくなる要素を全く感じませんでした。

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[投稿:2010-11-06 20:05:11] [修正:2010-11-06 20:05:11] [このレビューのURL]