「blackbird」さんのページ

総レビュー数: 185レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年03月31日

この作者の漫画を初めて読みましたが、面白かったですね。
某芸能人を思わせるような、女子ヘビー級ボクシングの話。
ええ?と思ったけど、面白くまとめてあります。

ボクシングって、ともすれば陰惨になってしまいそうだけど、
程よい笑い、主人公や兄妹の無邪気さ、キャラのこゆさで
どんどん読めちゃいます。

世界に出ていくと、どんどん相手が強くなるのか。
格闘系漫画はそれがあまりに非現実的になると面白くなくなる原因になるので、うまくまとめてほしいですね。

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[投稿:2011-05-09 18:07:14] [修正:2011-05-09 18:07:14] [このレビューのURL]

一緒にいるのが当たり前になった夫婦や恋人が、最初のころのドキドキ感を思い出していく。

いつも通りの、いつもぎゅっとくる、谷川ワールド。
うまいなあ。

「こうやってこの話はつながるのか」というお話もあります。

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[投稿:2011-04-14 22:52:13] [修正:2011-05-07 23:08:41] [このレビューのURL]

この作者は、話の緩急とか、盛り上がり、好きな人に思わぬ言葉を投げかけられてショックを受けたり、ギャグと胸キュンのバランス・・・そういうものがうまいんだなあ。

自分の「好き」ばかり押し付けていられない、抑えないといけないという気持ちと、抑えられない熱い気持ち。
それが絵からもびしびし伝わってきて、胸が熱くなります。

何たって男の子が恰好いいですからねえ。
「ちはやふる」でいうところの「太一 足す 新 割る2」ですか。
しかも決めるとこは決めて、優しいし。
女の子がいいなあと思うポイントを、見事に押さえております。

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[投稿:2011-04-28 23:49:52] [修正:2011-04-28 23:49:52] [このレビューのURL]

設定が独特。
よく人魚と原発と月と、こんな話を考えられたなあと感心します。
絵もきれいですし。

ラストはちと微妙ですが、この作者の他の長編に比べれば、後半の緊張感もあり、うまくまとまったように思います。

それにしてもアート、鈍すぎ。

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[投稿:2011-04-18 23:33:02] [修正:2011-04-18 23:33:02] [このレビューのURL]

かなり怖い。かなりグロい。
死んだ後に、ずっと遡って脳の記録を見られるなんて、考えただけでぞっとする。

最近は昔の事件をかなり引っ張ってきていて、話がくどくなってきた。
このあたりで〆ないと、またこの作者、ぐだぐだになってきそうです。
絵も乱れてきてるし。
うまく終わらせてくれることを願います。

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[投稿:2011-04-18 23:26:33] [修正:2011-04-18 23:26:33] [このレビューのURL]

将来どうするのか決める時期にさしかかった美大生、哲生。
画廊に勤め、エッセイも書いている大人の女性、晶。

大人っぽい見える晶もどこか子供っぽい表情を見せ、哲生は必死で背伸びして、突っ張って、でもやっぱり子供っぽい。
お互いむさぼるように関係を持ちながらも、なぜか入り込めない微妙な距離がある。
そこにひっかかるのは、女の子の存在であり、年齢であり、仕事であり、男としての見栄であり・・・お互い素直になれないし、喧嘩もなかなかできないですね。

この作品に続く「水の色銀の月」が先に発表されているので、この二人がどうなるかの結論は出ていますが、どうやってそこに向かうのか、丁寧に描いてほしいと思います。

それにしてもやっぱり和服の女性。エロい。
男性の憧れ?・・・でもわからなくはないですね。

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[投稿:2011-04-18 23:04:41] [修正:2011-04-18 23:04:41] [このレビューのURL]

小説家の一姫・高校生の二太郎・の姉弟は、愛犬みかんと共に同居している。一姫には恋人ができて、二太郎は電車でマリコに一目ぼれ。二人は付き合うようになるが、やがて二太郎の親友・太も巻き込んでの三角関係、さらに・・・。

高校生らしい片思いのオンパレード。
純粋に見えたマリコが、次第に自分の本当の気持ちに気づき、嫌だと思いながらも人を傷つけ、人を好きな気持ちに素直に行動する様は、怖いようだけど抑えきれない人間のサガを感じさせる。

決してゆるがない太が、本当に強くて、冷たいようだけど優しいなと感じました。

高校生位の多感な時に読みたい作品。
みかんの愛くるしい姿に癒されます。

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[投稿:2011-04-17 16:20:24] [修正:2011-04-17 16:20:24] [このレビューのURL]

こういう仕事があるのか、こんなこだわりを持った人がいるんだと、職人に感心してしまう。
そんな職人たちも、恋するんだなあ。
(そりゃそうなんですが)

その恋が何とも穏やかで、読後も静かで暖かな気持ちになるものが多い。

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[投稿:2011-04-14 23:23:03] [修正:2011-04-14 23:23:03] [このレビューのURL]

シナリオライターの小鳥遊(たかなし)ケイのところに、突然見知らぬ女の子・ニコがやってきた。
ニコは、ケイがその昔マネージャーをしていた女優美冬がひそかに産み落とした女の子。その事実を知っている数少ないケイに、しばらく面倒を見てほしいといきなりよこしたのでした。

最初こそ全く打ち解けず、ほとんど口もきかないニコに、そっけない応対をしていたケイ。しかし、交換日記で問いかけた何気ない質問に、あまりにも寂しい答えを殴り書きされて、はっとニコの孤独に気づきます。このニコの3行は泣けます。この作者はこういう切ない子供の心情を描くのが上手ですね。

ここから急激に二人の関係は変わります。血の繋がりはないけど、一人の人間として、距離を持った関係が積み上げられていきます。よく世間で起きている親子の事件、虐待などを考えると、血の繋がりって何だろうなと思ってしまいますね。

そこに晃太郎が出現。ケイがニコを選ぶのか、晃太郎を選ぶのか。ここはやはり「男前」なケイ。思い切った選択です。

最終的にはニコの出生問題が発覚して、3人の関係は一気に変化します。何とかハッピーエンドに!!と願わずにはいられない、暖かな物語です。

なぜか後半に晃太郎が出てくるころには、絵のタッチが全く変わってしまいましたね。前半の晃太郎が好きだったので残念でした。

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[投稿:2011-04-13 15:57:29] [修正:2011-04-13 15:57:45] [このレビューのURL]

音楽系のお話ではありません。
お話の中の言葉で表現すれば「リアル・ファンタジー」です。

平たく言ってしまえば、シングルマザーと娘の心温まるお話で、そこにスウと豊上さんとの恋愛話が展開する。育児漫画といえばそうかもしれないが、リアルなようでリアルではなく、ファンタジー。

実際あの若さでシングルだったら、あんな立派な家には住めないだろうし。
でもそんな事はどうでもいいのです。

スウとのんのんの楽しいやり取りや、思い出に生きたい・でも新しい恋をしたい、そんなスウの気持ちに揺られながら読み進み、読んだ後は優しい気持ちになれます。

豊上さん、格好良すぎでしょう。こんな人がいたら誰だって惚れてまうでしょ・・・そこもファンタジー。

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[投稿:2011-04-13 15:31:36] [修正:2011-04-13 15:34:04] [このレビューのURL]