「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

一目見ればすぐに分かる絵の拙さ、
でもこれがアニメ化、舞台化、ドラマ化までしているのである、
理由は簡単、ストーリーが面白いからだ。

作中屈指の力(超能力)を持つ主人公が敵を圧倒する直球の面白さに加えて、
ここぞという場面では良い意味で期待を裏切る変化球な展開も交えてくる、
それも小手先の変化ではなくキャラクターの芯を曲げることなく
自然な流れで成立させているのだから流石。
今作を読んで、改めてこの作者はストーリーテラーだなと確信させられた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-10-29 09:01:51] [修正:2018-10-29 09:02:43] [このレビューのURL]

前置きもなく、冒頭からすでに不思議空間に迷い込んでいる主人公の2人
奇天烈な世界にいながら、落ち込むことも、不安がることもなく
むしろ、その状況を楽しみながら閃きとバイタイリティで
次々と突破口を開いていく様が読んでいて、とても小気味良い。

でもちょっと人間味に欠けるかな、と思い始めた頃に
回想などで、くどくない程度にキャラの掘り下げがあり、
終盤の礼香と庸子の行動(言動)がお互いに影響しあっていく一連の流れもまた絶妙で
キャラの浅さも感じさせない隙の無さ。

ともかくエピソードの一つ一つに無駄が無く、
パズルのピースをハメるが如く計算された物語の構成に感服させられました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-05-14 22:02:59] [修正:2018-10-29 09:00:25] [このレビューのURL]