「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

良く言えば奇想天外、悪く言えば荒唐無稽な展開の連続。
降下を始めたジェットコースターのように
途切れることなく起こる奇怪な出来ごとの数々は、
気の休まる暇が無く、少々読み疲れてしまいます。
もっと言えばパニック映画やホラー映画の山場となるシーンが
絶え間なく続いていく‥‥、そんな感じです。

しかしその分、絶望の中に希望の芽を見出す
少年達の行動と結末は胸を打つものがありますね。

でもやっぱりちょっと長いかなあ‥、
立て続けに起きる怪奇の連続に、終盤は食傷気味になってしまいました。

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[投稿:2012-10-30 16:59:32] [修正:2012-10-30 20:54:24] [このレビューのURL]

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[投稿:2012-10-26 12:47:53] [修正:2012-10-26 12:47:53] [このレビューのURL]

まず前提として、自分はこの原作のアニメ映画が好きではありません。
映画版に点数を付けるとすれば、3点くらいでしょうか。
何が主題で、誰が主役なのか、と問いたくなる散漫な内容に、
全く熱中出来なかった覚えがあります。

一方で、漫画版は一人一人の感情の機微が明快で良く分かります。
映画では自己中にしか見えなったヒロインも、
周りに流されているだけで主体性を感じなかった主人公も
漫画版では、それぞれの想いと感情の変化がしっかり描けており
一転して、とても好感の持てるキャラクターになっていました。

ただ、現実世界と同様の権限が与えられるアカウントで
戦ったり、賭け事をしたりする、この世界の構造には相変わらず馴染めないですね。

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[投稿:2012-10-22 22:15:14] [修正:2012-10-23 08:43:36] [このレビューのURL]

どの話も、暗澹とした空気が漂っていて
短編集ながら異彩を放つ漫画。

1巻に収録されてる3編はどれも珠玉の出来栄えで
その中でも、「きっとかわいい女の子だから」は
些細なことで瓦解してしまう思春期の危うさを
見事に描き切った傑作だと思います。

一方、2巻の方は個人的にどれも佳作止まり
1巻は9点を付けたいくらいの衝撃だったけど
2巻の方は6点くらいかな、てことで総合点は8点にしときます。

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[投稿:2012-08-31 14:24:57] [修正:2012-10-22 11:47:35] [このレビューのURL]

ストーリーは凄く面白いんだけど
この物語は、漫画よりも文章で読みたかったなというのが本音。
と言うのもこの漫画の性描写が、生々しすぎて苦手だから。
ガッツとキャスカのセックスシーンは毎回飛ばして読んでるし
蝕の場面も、「怖い」「恐ろしい」よりも「エロい」という感想の方が先に来る。

最近はそんな描写も鳴りを潜めているが、今度は物語の進行が遅い、遅い
ストーリーの先が気になるのは確かだけど、待ち遠しいと言うほどではないかな
完結してから一気読みしたいタイプの作品。

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[投稿:2012-10-21 09:39:28] [修正:2012-10-21 09:47:22] [このレビューのURL]

7点 神童

前半の野球部分がちょっと冗長。
うたの能力を間接的に描いていて、これはこれでつまらなくは無いんだけど
話の本筋からは少し外れるし、物語全体の3分の1くらいを占めてしまっているので
ストーリーの導入としては、ちょっと長いかな、と。

しかし、後半に差し掛かかり和音が音大に入学してからは、とても面白い。
2人をとりまく環境が徐々に変わっていき
流れる様にストーリーが進展していく。
思わぬ逆境もあり、クライマックスに至るまでの終盤の展開はとてもドラマチックだった。
ただ進展が早すぎるせいか、トントン拍子に物事が進み過ぎているようにも感じてしまう。
前半の野球シーンを削って、後半の和音の学園生活や、うたの心境の変化に
話の配分を割いてくれれば、もっと評価は上がっていたかな、と思う。

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[投稿:2012-06-29 17:16:32] [修正:2012-10-20 21:27:37] [このレビューのURL]