「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

4コマ風の縦読み形式になっただけで、内容は同作者の「僕の小規模な生活」とほぼ同じです。
タイトルこそ「うちの妻ってどうでしょう」というネーミングですが
特段、妻に焦点を当てて描いたものという感じでもないです。
「僕の小規模な生活」と同じで、妻に限らず作者の身の回りのことや、感じたことが描かれています。

描かれている事柄自体は、「僕の小規模な生活」とは被っていないので
両方の漫画を照らし合わせながら読むと、より楽しめると思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-29 14:52:46] [修正:2010-09-29 14:53:44] [このレビューのURL]

10点 リアル

挫折と苦悩を繰り返しながらも、少しづつだが前進していく3人。
環境も性格も全く異なるキャラクターなのに、
読み進めていくと、その全員に共感し感情移入してしまう。

とにかく、人物の掘り下げ方が上手く
一人一人の心情と生い立ちを、丁寧に、緻密に描写している。

3人の別々の視点から描いた物語が
徐々に交錯し、お互いに関係しあっていく様も面白い。

6巻の高橋の回想シーンは、泣けます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-28 17:22:21] [修正:2010-09-28 17:24:52] [このレビューのURL]

宇宙ゴミを題材にした世界観は新鮮で面白かったのですが
話が進むにつれ、哲学的な内容になっていき
その内容も「愛」がどうのこうのいうもので、自分にはピンときませんでした。

主人公の青臭さも鼻につき、感情移入出来なかったため
思いの外楽しめなかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-20 14:04:04] [修正:2010-09-23 14:32:33] [このレビューのURL]

卑屈な作者と快活な妻のキャラクターがいいです。

2巻からは作者の近況を描いているので
いわゆるエッセイ漫画とも言えるのですが

この作者と妻のキャラが立っているため
エッセイ形式の漫画をほとんど読まない自分にも、この作品は面白く読めました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-22 14:14:59] [修正:2010-09-22 14:14:59] [このレビューのURL]

原爆という重い題材を扱った漫画ですが
作者の可愛らしい絵のタッチとキャラクターのおかげで
重くなりすぎず、とても読み易かったです。

先述した、内容と絵のギャップもこの漫画の魅力ですが
この漫画の一番の売りは、ストーリーの魅せ方と構成の上手さにあると思います。
「夕凪の街」「桜の国(一)(二)」の三編から成る物語は
初見では、それぞれが単独した物語のように見えるのですが
読み進めていくと、それがあるタイミングで一つの物語となり
より一層深く考えさせられるものに一変します。

この仕掛けが上手く機能していて、フィクションでありながら
説得力のある、深みのある漫画に成り得たのだと感じました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-20 23:03:18] [修正:2010-09-21 09:32:41] [このレビューのURL]