「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

この漫画はアイディアの宝庫。

・強さを数値化する「スカウター」
・2人のキャラクターを合体させる「ポタラ」
・一時的に力を増幅させる「界王拳」
・他者の生命エネルギーを凝縮して放つ「元気玉」
などなど、魅力的な必殺技や設定がバンバン出てきます。

あとは言うまでも無いけど戦闘シーンが上手すぎる
超人バトルを描いてるのに「何がどうなっているのか分からない」
ということが一つとして無かった、流石。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-09 13:58:15] [修正:2012-09-21 10:59:06] [このレビューのURL]

6点 外天楼

気軽に中華料理を楽しんでいたら、いつの間にかフランス料理になっていた
っていうくらい、導入と締めではテイストが違う。
どっちの料理もそれぞれおいしいし、隠し味を仕込みながら
気付かせずに擦り替えていった手際は見事だけど
やはり統一感には欠けたのか、あの結末の割に心に残るものは少なかった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-09-19 09:57:50] [修正:2012-09-19 09:59:25] [このレビューのURL]

すでに他のレビューでも言われていますが
漫画ではなく、絵に文章がついた絵本と言った形式の作品です。
そのため物語の展開は簡潔でテンポよく進展していくのですが
反面、漫画の強みであるキャラクター性には欠けています。
チベット民話が元になった話というだけに、
童話を読んでいる感覚に近いですね。

ナウシカが公開される前に描かれたこの作品は
映画監督、宮崎駿を形成するルーツの一つでしょう。
ジブリ映画が好きなら、読んでおいて損は無いと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-15 10:52:16] [修正:2012-09-15 10:52:16] [このレビューのURL]

この漫画の雰囲気と全体に漂う空気感はまさに絶品。
描き文字や効果線などの漫画的表現を用いず
瞬間、瞬間を切り取ったかのように描写する鶴田謙二のスタイルが、
原作の魅力を最大限に引き出しています。

写実性に優れた情景は、臨場感に溢れ
冬の夜空と、漆黒の海に
思わず肌寒さを覚えてしまうほど。

物語の内容もまとまりがあり、読後の後味も爽やか
悠久の存在との、うたかた程の一時が
切なさと、そしてそれ以上の浪漫を感じさせてくれます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-06-22 15:30:47] [修正:2012-09-10 21:03:33] [このレビューのURL]