「勾玉」さんのページ

総レビュー数: 160レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年09月21日

漫画のキャラクターは作者の人柄が出るとか言うけど、この漫画のキャラクター達はまさにそれ
しかも「全キャラ、作者から一親等しか離れてないでしょ」ってくらい同じノリを共有しており、
場面転換しても、ずっとほのぼのとした和んだ空気感が続いていく。
それはそれでブレが無い分、小気味良く話が進行し、安心感はあるんだけど、
一方で揺さぶられるものが無いというか…
事件の真相然り、最後の恋愛模様然り、どちらも内輪の出来事のように感じられて
ドキドキしなかったんですよね、そこが残念でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2020-01-31 18:59:57] [修正:2020-01-31 18:59:57] [このレビューのURL]

1巻は未来予知ロボット(ピッピ)の自我の目覚めと
その危うさを焦点にして話が進む。
率直に言えば、もうこの時点で面白いし
後はこれを突き詰めていくだけで、充分名作に成り得ると思うのだが
そんな予想とは裏腹に、多くの謎と奇怪な現象をはらみながら
2巻はさらにストーリーがステップアップしていく。
すでに自分の想像の域を越えた展開に期待が膨らむ反面、
風呂敷を広げすぎて着地点がおぼつかなくなりそうな不安も大きい‥。

全てを収束させて傑作となるか、風呂敷をたためず凡作で終わるか、
完結しないことには、真の評価は下せないけど
いずれにせよ話の魅せ方が卓越しているので、一気に読ませる面白さがあります。

(2020.1.31追記)2巻発売から早や8年、完結どころか続巻の刊行も無さそうなので1点減点しておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-02 18:52:37] [修正:2020-01-31 06:11:43] [このレビューのURL]

今まで読んだ漫画の中で一番ハラハラドキドキさせられたのが、この漫画。
物語の大筋は主人公がヒロインを救いに行くというラブストーリーだが、
そこに至るまでの道中には、様々な出会いとエピソードがあり
狂気の社会に翻弄される美醜交えた人間模様の数々が描かれている。

おぞましい世界で展開する物語は、常にどう転がっていくか予想のつかない怖さがあり、
反吐が出そうなほど救いの無い結末で終わるエピソードもあれば、
胸を撫で下ろし心底ホッとするハッピーエンドな話もありと、
初めて読んだ時は、ひどく感情を揺さぶれた。

下ネタの頻度や強烈さで確実に人を選ぶ作品だが、
それでも一度は読んでみてほしい快作となっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-10-24 15:12:52] [修正:2020-01-20 06:47:34] [このレビューのURL]

忍術は派手で女性キャラは艶やか、スピーディーな展開で繰り広げられる
一進一退の攻防も目が離せず、一気に読ませる良作。
個人的にはNARUTOと共に忍者の地味で古臭いイメージを打破した作品と評価してます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-01-04 22:23:03] [修正:2020-01-04 22:23:03] [このレビューのURL]