「橙木犀」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年05月29日

初っ端から主人公のキミタカが(色々な意味で)あまりに痛々しく、まるで自分も嘲られ傷つけられているような気持ちがしたため、読み進めるのが正直辛かった。
でも、一話目を読み終えた時、キミタカの心の強さを信じて良かったとしみじみ思いました。
どこか抜けてて空回り気味なキミタカが時折見せる、覇気に満ちた表情を見るたびに、彼の成長を見届けたいという気持ちになりました。
ただ、ヒロインとの関係は…、どうなるんだろ?

8点、9点の作品に成長することを願って、現時点では7点にしておきます。

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[投稿:2008-11-27 17:17:43] [修正:2008-11-27 17:17:43] [このレビューのURL]

この作品はキャラ描写やストーリー性よりも、随所に見られる爆笑展開が見所だと思います。
なんていうか、ボケと突っ込みの応酬が最高で(笑)
次はどんな展開で笑わせてくれるかを楽しみに、ページを繰っていますね。
まだ1巻目なので当然といえば当然ですが、人間関係の描写がやや淡泊かも。
ヒロインのワンコがどんな風に捜査一課強行犯第6班に馴染んでいくのか(もしくは引っ掻き回していくのか)が、楽しみでなりません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-26 23:11:34] [修正:2008-11-26 23:11:34] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

男性教師と女子生徒の恋愛ものはかなりメジャーなテーマではありますが、この作品では主人公は教師側。
主人公の綾(あや)は爽やかで生徒からも人気が高く、良識もちゃんとある、いわゆる好青年。
ヒロインの遠藤伽良(えんどう きゃら)のことを好きだけど、いけないことだと必死に押さえ込もうとし、実は綾が好きな伽良も「もしかしたら(自分のことを)…」という予想を自分で打ち消してしまっているので、現状は両思いながらすれ違い気味。
互いに色々思い込みや誤解などをしたりもするので、互いの気持ちに気づくまで相当かかりそうな予感がします。

でも、シリアスにならずにふんわりとした雰囲気なのは、絵柄と二人の互いに対する気持ちの持ちよう、そして綾の同僚で友人でもある辺名の存在が大きいと思います。
かなり変人で、綾と真逆に生徒から(いろんな意味で)怖がられている辺名ですが、校長先生のパンを盗み食いしたり、様々な言動で生徒をびびらせたり。正直、次に彼が何をするのかが読んでいて楽しみでもあります。

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[投稿:2008-11-25 22:55:33] [修正:2008-11-25 22:55:33] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

幻想水滸伝Vのオフィシャルコミック。
原作のゲームが凄く大好きだったので、発売を知ったときはめちゃくちゃ嬉しかったです(^^)

主人公の王子・アーディルの表情と心の動き。そして成長の様子は見所です。自分の存在意義を見いだせず、苦悩しながらも自分にできることを模索するアーディルを、読みながら応援せずにはいられません。
真剣な表情や苦悶の表情を浮かべることの多いアーディルが、2巻目で少年らしい明るい笑顔を見せてくれます。一瞬、ドキッとしちゃいました(笑)
話の展開は基本的にゲームと同じようですが、人間関係(ぶっちゃけ、アーディルと妹・リムスレーアの仲)が原作のゲームと真逆だったり、本来まだ登場していなかったイベントに登場するキャラがいたりします。でも、すごく自然な展開なので、私は良いと思っています。

*一つ注意点があります。原作ゲームをしたことがなく、ネタバレが嫌な方は、先にゲームを一通りクリアしてから読んだ方がいいと思います。
2巻目の後半にサイドストーリーとして、ストーリー展開の後のエピソード(色々ネタバレ)が収録されているからです。作者がアンソロジーコミックスで描いたものだそうです。
ネタバレが別に気にならないなら、かなり興味深く感じられると思います。

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[投稿:2008-10-27 17:19:00] [修正:2008-10-27 17:19:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

トラックをひょいと持ち上げるほど力がつよくて、人より(かなり)たくさんご飯が食べられることを除けば、ヒロインの秋姫はいたって普通の女の子。
顔に気持ちが表れやすくて、タケルを好きな気持ちが溢れて妄想に走ってしまったりと、読んでいて思わずクスッと笑ってしまうような可愛さがあります。
大好きなのはタケルなのですが、心乱されるようなことがあったときや切羽詰まったときに頼ったり甘えたりするのは幼馴染み。表紙絵などから、最終的に秋姫が恋をするのは瞬のような気がしてならない。あと、彼女が人間のままで居るのか、それとも天狗になる選択をするのかが、なんとも気になるところです。

もうひとつ気になるのが瞬の内心。
天狗になることを決めた理由や秋姫に対する硬化した態度の原因によっては、作品の雰囲気がほのぼのからシリアスに変わってしまうかも…(汗)
修行している神社の神様の娘で、幼い頃はあれほど仲が良くて優しくしていた秋姫に対して、えらくぶっきらぼうで手厳しい。言葉少なでほとんど表情が変わらないので、彼の内面がもっと描かれて欲しいなと思います。

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[投稿:2008-01-11 11:29:48] [修正:2008-01-11 11:29:48] [このレビューのURL]

最初はNARUTOと結界師を足して2で割ったような印象を受けました(絵柄とか、キャラとか)。
読んでいくにつれて、この作品自体に惹かれていきましたが(笑)

主人公の十威は登場時、人間味があまりなくて、なんとなく感情移入しにくかったのですが、周りの優しさや思い遣りに触れて、だんだん可愛さが増してるように感じます。
相棒のリンハオ(通称:リン)はぶっきらぼうなライバル役かと思いきや、それだけじゃない。気遣い屋で結構情に厚い(笑)
人間として心に足りないものが多いメテオドである十威と、(十威のお目付役であるグッさんを始めとして)周囲の人間との橋渡し役に活躍しそう。
*2卷現在、既にグッさんの(精神的・実務的)サポート役を務めてるし。
ヒロインの楓は一般人で唯一、十威がメテオドだと知っています。今のところ、十威に人としての感情や心を伝えるという立ち位置。「一般人で唯一、十威がメテオドと知っている」という設定をどう活かすかで、彼女の存在感が変わってくるような気がします。

本誌では後ろの方に掲載されることの多いメテオド。
打ち切りにならないよう、微力ながら応援しています!

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[投稿:2007-12-19 08:46:47] [修正:2007-12-19 08:46:47] [このレビューのURL]

もう、凄く面白いです!
マリアとマリアを取り巻く面々が徐々に変わっていく様子も見応えありますが、ど〜しても私が気になるのは、マリアが優介とめぐ、どっちを選ぶのかということです!!

今のところ、マリアの心を大きく揺さぶったり、重要な場面でマリアにとって大切な言葉を投げかける、めぐが優勢みたいです(読者もめぐ派が圧倒的多数みたい)。
だけど…、私は優介を応援したい!
「うそと心中するつもりでうそをつく」バカ正直で優しくて、自分の気持ちが自分で掴めなくなっても、誰かのために言葉を紡ぐ強さを持つ優介に、恋を叶えて欲しいと思うのです。

マリアとラブソングを歌うのは、いったいどっちなんだろうな〜?
めぐに揺れても構わないから、最後は優介を選んであげてください、マリアさん!

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[投稿:2007-11-18 08:12:29] [修正:2007-11-18 08:12:29] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

突然恋に落ちて、運命の人だと信じて。
そして、また会う約束もないのに、ただひたすら待ち続ける。
人によっては呆れて鼻で笑うかも知れないけど、私は絹子ちゃんと鳥羽君の恋が、可愛く感じられて仕方がなかったです。

疑いもなく、ただ一途に相手との未来を信じられる素直さ。
幼いと笑うことは簡単でしょう。
言葉が足りずにすれ違いになることも、恋愛では珍しいことではないかも知れません。
親友のマキちゃんが、鳥羽君を逃がすまいと追っかけてくれたことで、物語は急展開を迎えますが、ここまでお節介な友人も最近珍しいのでは?
図々しさと友達思いって、紙一重なのかも知れませんね。

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[投稿:2007-11-07 21:00:56] [修正:2007-11-07 21:00:56] [このレビューのURL]

読んでいて、笑いが我慢できなかった!
一刻も早く先を知りたいと電車の中で読んでいて、思わず吹き出してしまったのがいったい何回になるのやら(汗)

私も本屋さんでバイトしてみたいと思ったことがあるので、非常に興味深かったです。
やっぱり、本が好きなだけじゃ勤まらないか。
壮絶な肉体重労働の様子に圧倒されてしまいました…。
でも、あの修羅場を面白く描いてしまうのだから、番子さんの書店の仕事に対する愛着がうかがえるような気がします。

私的に、ブラック番子さんの心の呟きが、一番笑えました。

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[投稿:2007-10-26 00:18:06] [修正:2007-10-26 00:18:06] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

狂気と憎悪が渦巻いているけれど、とても熱くて、優しさと愛情に満ちた作品。

主人公の一人の鳴海が、後半あまりに暗くて重かった…。
エレオノールにやたらと冷たく当たるし、「彼女にそこまで言わなくてもいいんじゃ〜?」と思わずにいられませんでした。
「からくりサーカス」読んでいて非常に辛かったのは、その点かな。
サハラ砂漠編で、しろがね達が散っていく様も悲しかったですが…。

哀しみを越えて感動したのが、オートマータ達の最期の様子。
シルベストリやコロンビーヌ、パンタローネやアルレッキーノ。そして、フランシーヌ人形。
彼女が小さなエレオノールを守るため、命懸けで取った行動に胸が熱くなりました。
フランシーヌ人形が最期に浮かべることが出来た笑顔は、幸せに輝くエレオノールの笑顔に勝るとも劣らないと思います。

なので、かぎりなく9点に近い8点にしました。

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[投稿:2007-10-18 13:13:05] [修正:2007-10-18 13:13:05] [このレビューのURL]