「橙木犀」さんのページ
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漫画を本格的に読み込むようになったのは、高校3年生も終わり頃からです。
弟に勧められて読み始め、弟と文通友達と一緒になって、感想を互いに言い合ったり、新しい漫画を紹介しあって楽しんできました。でも、自分の好きな漫画を他の人に紹介して、一緒に楽しんでみたいとも思うのです。
基本的に、少年漫画・少女漫画・青年漫画・社会人漫画なんでも好きです。
レビューは長い傾向にありますが、漫画に対する気持ちからくるので、よければ読んでやってください。

7点 ARIA
穏やかで優しく、読んでいてホッとする漫画。
何気ない毎日が、とても大切で、得難いものなのだと読むたびに思わせてくれる。
刺激的とは確かに言い難いし、人間関係も劇的に変化していくわけでもありません。
ゆっくりのんびり話が進んでいく作風が好きな人は、きっと気に入る漫画なのではないかな?
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[投稿:2007-07-16 13:48:25] [修正:2007-07-16 13:48:25] [このレビューのURL]
9点 夏子の酒
お酒の良さが全く分からなかった私に、その世界の奥深さと魅力を教えてくれた漫画。
父と一緒に、先を争うようにして読みました。
理想を追うということが、自分の信念に忠実に生きるということが、こんなに辛いものだということを始めて知りました。
周りを傷つけたり、苦しめたりすることなく素晴らしい働きを残せたらと、思わずにいられない。
夢を追うためには、見返りを求めず支えてくれる人が不可欠。
主人公の夏子を支え、彼女に想いを寄せ続ける草壁が、良い意味でいい男すぎ!
夏子にはちょっと勿体なさ過ぎるんじゃないか?と、一瞬思っちゃいました(汗)
でも、草壁の想いが実ってくれて本当に良かったです。読みながら、彼を応援していましたから(笑)
これを読んでから、日本酒のメニューを見るたびに「夏子の酒」で登場した酒を探してしまいます。
父と二人で、清酒について語り合うようにもなりました(笑)
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[投稿:2007-07-15 02:09:39] [修正:2007-07-15 02:09:39] [このレビューのURL]
6点 紅茶王子の姫君
前作「紅茶王子」の主人公:アッサムと奈子。彼らのその後話が2作品収録(「夢の中の紅茶王子」「紅茶王子の姫君」)。
*現在連載中の「空色海岸」へとお話がつながっていってます。
「紅茶王子の姫君」について
小さな杏梨が癇癪を起こしながら泣きじゃくり、どうしたらいいのか途方に暮れる様子が、可愛らしい(笑)
アッサムと奈子が夫婦として強い絆で結ばれているのも、読んでいて素敵だなって思いました。
私が一番好きなのが「セロ弾きの紅茶王子」。
「セロ弾きのゴーシュ」ってこんな風に読み解くことが出来るんだ!って、初めて読んだとき、衝撃食らいました(笑)
ぶつけようのない怒り、どうしようもない自分の無力さに対する嘆き。生きていく上で、それらから逃れられない時があるかもしれない。
心を安らがせてくれる何かを、日常の中で探しておきたいなと読みながら考えさせてくれる作品です。
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[投稿:2007-07-13 10:02:29] [修正:2007-07-13 10:02:29] [このレビューのURL]
10点 IS〜男でも女でもない性〜
ただただ、読みながら眼の奥が熱くなりました。
自分が男か女か。
どちらかに分かたれ、それ以外の生き方が許されない社会。
ISがどんなものなのか、正直まだよく理解しきれてはいません。こうしてレビューで書き込んでるのに、彼らについて正しく説明できる自信は全然無いんです。
ただ、彼らがどんなに苦悩しているのか。どれほどの葛藤の中で生きているのか。
それらをどう受け止めればいいのかについてだけ、ようやく理解できたような気がします。
そして、主人公の春の両親がとても素敵な人達なのも、この作品の魅力だと思います。
自分を愛してくれている親がいる。それだけで子どもはとても心強いのだと改めて実感させてくれました。
IS(インターセクシャル)について分かりやすく説明されているので、どんどん手にとって読んで欲しいオススメ漫画です。
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[投稿:2007-07-05 18:17:24] [修正:2007-07-05 18:17:24] [このレビューのURL]
7点 築地魚河岸三代目
何よりもまず、読んでいて、とにかく魚が食べたくなる(笑)
主人公の旬太郎が素人ながらも、味覚と舌の記憶力に非常に優れており、(やや人が良すぎる面も含めて)人間的にも魅力的なので、安心して読むことが出来ます。
基本は、毎回魚介の食材を1つテーマとして採り上げた人情話。
その中でも、毎回出て来る旬太郎の食いしん坊っぷりは、読んでいてちょっと心配なぐらい凄い(苦笑)
でも、私も一緒になって食べたくなってしまうぐらい、美味しそうに食べてくれちゃって!
時折、環境問題を含めたシリアスな話も出て来ます。
消費者として、私たちはどうしていけばいいのだろうか?
楽しいだけでなく、読んでいて深く考えさせてくれるという、漫画の魅力を再度認識させてくれる良作だと思います。
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[投稿:2007-07-02 17:42:24] [修正:2007-07-02 17:42:24] [このレビューのURL]
6点 邪眼は月輪に飛ぶ
相変わらず、藤田和日郎さんの漫画は素晴らしい。
それは間違いない。
だけど、違和感を感じてしまう。
「邪眼〜」からは「うしとら」「からくりサーカス」などで迸っていた“熱さ”が感じられなかったように、私は思うのです。
ぐいぐい引っ張り寄せて、掴んだ読者は決して放さないという強引なまでの力強さに欠けていた。
それは、掲載されていたのが青年誌だったからかもしれません。
ついて来るも来ないも貴方次第。
少し離れたところで静かに佇み、手招きするでもなく黙って読者を見つめているような、そういう印象を受けました。
…まあ、単純に短期連載で、こういう話を藤田さんが書きたかっただけなのかも。
安定した質の高さは、流石としか言いようがありません。
描き出される敵キャラの内面、深い哀しみ・苦しみも、静かに心を揺さぶってくれます。
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[投稿:2007-06-10 00:15:44] [修正:2007-06-10 00:15:44] [このレビューのURL]
8点 イエスタデイをうたって
なかなか先に進めない、けれども確実に前を向いて歩いている青年達の恋愛群像劇。
読んでいて、そんな印象を受けます。
自分をなかなか押し通せないでいるリクオの心情が、なんとなく分かるようで歯がゆいところがある。
でも、不思議と腹が立たないし、変に力んで彼を応援しようとも思わない。ゆっくり着実に前に進むリクオを、素直に見つめることが出来るのが、この作品の魅力かも。
そして、亡くなった兄を忘れかねている幼馴染みに片想いし続けている浪の気持ちが、読んでいて切なくなってしまう。
彼にとってどんな結末が幸福なのか、読んでいてなかなか掴めないのが、自分でもちょっと面白く感じています。
私的に、5卷で登場した美術予備校の面々がちょっと気になっています。
才能溢れる現役生・夏樹や、彼女の才能に焦りを感じている彼氏・船塚。浪が通う美術予備校の講師・居沢が、実は晴が働く喫茶店の店主・杏子さんと同級生で、告ってフラれた過去があるとか。
彼らを是非深く掘り下げて、物語と絡めていって欲しい。
絶対面白くなると思うんだけど…。
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[投稿:2007-06-09 15:47:47] [修正:2007-06-09 15:47:47] [このレビューのURL]
7点 妖逆門
この作品のテーマは、「友達というものの意味と、孤独の克服」だと読み終えて思いました。
最初は冒険に憧れる明るい少年という面が強かった三志郎が、確固たる目標を持ってから、どんどん格好良くなっていくのは読んでいて熱くなってしまう。
それでいて、相手を思い遣る心、優しさを決して忘れないところが彼の一番の魅力です。
物語のキーパーソンである「きみどり」が『ひとりぼっちは苦しい』と泣いたときに三志郎がかけた言葉は、とても深いものがある。
この作品が少年誌に掲載されていて、本当に良かったと心から思いました。たくさんの子ども達に、三志郎の言葉をぜひ聞いてもらいたい。
登場人物やストーリーによって、5点・6点のものもあれば8点・9点の話もあった。
だから、平均して上の点数になりました。
冒険活劇の面も勿論ありますが、自分をそっと支えてくれる言葉が欲しい人にも、オススメだと思います。
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[投稿:2007-06-05 12:25:02] [修正:2007-06-05 12:25:02] [このレビューのURL]
7点 みえるひと
主人公の明神が格好良くて、可愛くて。
ヒロインの姫乃がいじらしくて。
キャラみんな、大好きでした。
ストーリーも温かみがあって、夢中になりました。
私はコミック派なんですが、毎週雑誌を買ってアンケハガキを出しましたね。それ位、連載時は「みえるひと」一色でした。
絵も上手だし、ストーリーの組み立ても良いのですが、日常話ももっと入れて欲しかったです。
そこで主要キャラの内面を掘り下げて、キャラ同士の関係をもっと深めて欲しかった…。
それでマイナス1点(泣)
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[投稿:2007-06-04 23:04:40] [修正:2007-06-04 23:04:40] [このレビューのURL]
主人公の奈津が良い意味で「良い子すぎる」ので、好き嫌いは人によって分かれるかも。
でも、私は彼女がとても魅力的だと思います。
職人として和菓子作りに真摯に取り組む姿勢。それだけでなく、彼女を取り巻く周囲の人々に対しても、彼女の温かさと一生懸命さが発揮されているからだと感じるからでしょうね。
奈津の出生の複雑さは、『漫画だから』と割り切って読んだ方がいいかと…。
和菓子に関するうんちくは、読んでいて非常に楽しいです。
実生活で和菓子を見たときに、ふと「あんどーなつ」で知ったことが頭をよぎるのが、なんとも快感。
まさしく、トリビアの世界ですね。
欲を言えば、職人としての奈津だけでなく、等身大の女の子としての奈津を見てみたい。
恋とかして、心を揺り動かされたり不安になったり、途方に暮れたりする彼女が見たいと思うのは、贅沢なのかな〜?
それがあったので、マイナス1点です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-04 22:29:28] [修正:2007-06-04 22:29:28] [このレビューのURL]
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