「橙木犀」さんのページ
- ユーザ情報
- 1985年生まれ(性別:女性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 82089
- 自己紹介
-
漫画を本格的に読み込むようになったのは、高校3年生も終わり頃からです。
弟に勧められて読み始め、弟と文通友達と一緒になって、感想を互いに言い合ったり、新しい漫画を紹介しあって楽しんできました。でも、自分の好きな漫画を他の人に紹介して、一緒に楽しんでみたいとも思うのです。
基本的に、少年漫画・少女漫画・青年漫画・社会人漫画なんでも好きです。
レビューは長い傾向にありますが、漫画に対する気持ちからくるので、よければ読んでやってください。

8点 オレの子ですか?
大人って、年を取るからなるんじゃない。
育ててもらった思い出と、受け取ってきた愛情と、これから誰かを守っていくべき立場になったという自覚が、おとなを大人にするんだな。
読んでいてそう思いました。
優しいが優柔不断な面があった潤が、スミレと一緒に暮らすうちに色んな意味で、しっかりとした「大人」で「パパ」になっていく様子が、読んでいて心地よかった。
周囲の親子へと視点が広がって、見過ごせないような事に出会ったときに飛び込んでいく(或いは巻き込まれつつも、逃げ出さない)潤の「スミレちゃんパパ」ぶりに、爽快感を感じました。
逃げ出すことのない大人になりたいって思わせてくれます。
そして、全巻通しての感想なんですが、スミレちゃんがホント可愛い!ふくふくホッペも、ちっちゃな手も、ほんとほんとに可愛いんです!!
笑顔も勿論可愛いんだけど、泣いてる様子もギュ〜ッと抱き締めてあげたいくらいに愛らしくて…(笑)
ちっちゃな子ども(赤ちゃん)が大好きな人にとって、読む価値大!な漫画だと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-24 11:37:36] [修正:2007-07-24 11:37:36] [このレビューのURL]
8点 金魚屋古書店
私の場合、本は2種類に分けられます。
1度読むとお腹いっぱい。素晴らしい内容だけど、読み返したいとは思わない作品。
そしてもう一つは、何度でも手にとって読み返したくなる作品。
味わいがあり、読み返すたびに新しい発見や感傷に浸ることが出来るお話。
私にとって、金魚屋古書店は後者の作品です。
ほのぼのと穏やかな日常が流れ、漫画が大好きな人達が繰り広げる、思わず笑ってしまいそうな騒ぎの数々。
『ああ、私も金魚屋古書店の常連になりたいな〜』
この作品を読むたびに、いつもそう思います。
どちらかと言えば、あっさりとした話運びではあります。
これからの人間関係の展開次第では、ちょっと味わいが変わってくるかも。
でも、この漫画は「愛すべき漫画バカ達と漫画」が主軸の物語。
そこだけは変わらず、持ち味を大事にしていって欲しいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-09 23:49:26] [修正:2007-06-09 23:49:26] [このレビューのURL]
8点 イエスタデイをうたって
なかなか先に進めない、けれども確実に前を向いて歩いている青年達の恋愛群像劇。
読んでいて、そんな印象を受けます。
自分をなかなか押し通せないでいるリクオの心情が、なんとなく分かるようで歯がゆいところがある。
でも、不思議と腹が立たないし、変に力んで彼を応援しようとも思わない。ゆっくり着実に前に進むリクオを、素直に見つめることが出来るのが、この作品の魅力かも。
そして、亡くなった兄を忘れかねている幼馴染みに片想いし続けている浪の気持ちが、読んでいて切なくなってしまう。
彼にとってどんな結末が幸福なのか、読んでいてなかなか掴めないのが、自分でもちょっと面白く感じています。
私的に、5卷で登場した美術予備校の面々がちょっと気になっています。
才能溢れる現役生・夏樹や、彼女の才能に焦りを感じている彼氏・船塚。浪が通う美術予備校の講師・居沢が、実は晴が働く喫茶店の店主・杏子さんと同級生で、告ってフラれた過去があるとか。
彼らを是非深く掘り下げて、物語と絡めていって欲しい。
絶対面白くなると思うんだけど…。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-09 15:47:47] [修正:2007-06-09 15:47:47] [このレビューのURL]
8点 蔵人 クロード
クロードは主人公ですが、彼が夢を叶えるためのスタートに立つまでに、様々な壁が立ち塞がります。
日本に滞在すること。働くこと。働く中でぶつかる日本語の壁。
一つ一つの問題を、様々な人たちの支えや手助けで乗り越えていく様子が胸を熱くします。
なぜ物語の舞台が松江になったのか、読み進むうちに見えてくることで、クロードの思いに心が揺さぶられるような気がします。
他にあと2人、主人公がいるのですが、彼らの成長も見所です。
自分のしたいことをはっきり見出せずにいた「せつ」が、どんどん成長していく姿は読んでいて爽快感あり。
現実に押し潰されそうになり、夢を見ることを諦めかけていた宏が、どんな次期蔵元に成長していくのかも楽しみです。
酒蔵だけでなく、飲食店や酒屋の心得、努力や工夫など丁寧に描き込んでいるので好感が持てます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-05-30 00:36:09] [修正:2007-05-30 00:36:09] [このレビューのURL]
8点 あやかし堂のホウライ
少年漫画で女の子が主人公というのは目新しく感じました。
ヒロインのアヤカは誰にでも思いやりがあって優しく、前向きで決して諦めない性格で、少女らしさと母性の両方が感じられる女の子。
もう一人の主人公、ホウライがだんだんアヤカに感化されて、すごく良いカオするようになっていくのは、読んでいてドキドキしました。
最初、あんなに荒んでたのにねぇ…(遠い目)
キャラクターの絵柄は、確かに師匠の藤田さんの影響をかなり受けている。でも、ちゃんと自分の血肉にして、金田さんのキャラクターになっていると思います。
家族とは、母と子の絆とは何かということを、温かい気持ちで見つめ直させてくれる良作だと感じました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-05-29 10:43:07] [修正:2007-05-29 10:43:07] [このレビューのURL]
一言で言うと面白いです。
音楽業界や歌手を主人公にした作品は結構あると思うのですが、ここまで切り込むのか!?と読んでいてびっくりしました。勿論、全てが事実だとは思っていませんが、虚実の境目が全然分からないです(ちなみに、スタジオミュージシャンという職業もこの作品で初めて知りました)。
理子(マッシュ)、アキ、心也の三角関係については、実は私は心也派です。
7巻まで読んできて、心也にとってまっすぐ自分に向かい合って、自分の気持ちに応えてくれた初めての相手が理子なんじゃないか、理子のことが可愛くてたまらなくて彼にとって大切な存在になっていってるんじゃないかと思わずにいられません。
第一、心也はあまりに気の毒すぎる!高樹社長やアキに(本人はそんなつもりはないんだろうけど)いいように使われてしまって。心也だってひとりの人間だ、幸せを求めて何がいけないんだ!と読みながら時折心の中で憤ったりしてました。
あと、3人が恋する相手に対して抱いている「ただ一人のひととして愛する気持ち」と「アーティストとしての才能を愛する気持ち」の比重が、それぞれに異なっているみたいで、そこはかなり興味深いです。特にアキは、完全に矛盾した二つの気持ちを本音として心の中に抱えているので、心也が完全に理子に対する想いを自覚して本気になったら、いろんな意味で危ないような気がする。
なにやら不穏な空気がいろんな場面・場所で漂いだしていますが、音楽や恋やその他諸々に彼らがどう向き合い、立ち向かっていくかが楽しみです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-12-02 16:09:37] [修正:2011-12-02 16:09:37] [このレビューのURL]
7点 乙嫁語り
表紙の絵の美しさに感動して、即購入しました。
作品全体の詳細な描き込みが美しく、まるで自分が十九世紀の中央アジアに飛び込んだような気がします。
基本的に登場人物みんなが朴訥な良い人々で、読んでいて気持ちが良いです。
特に、作者の趣味が詰め込まれているヒロイン・アミルが凛々しくも可愛らしくて、格好いい!とうっとりしつつ、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
一巻目は物語の背景・設定をじっくり描いている部分で終わっています。二巻目からお話が動き出すんじゃないかな?
物語の展開次第で、すぐに8点9点に跳ね上がりそう。
期待大な作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-25 13:46:07] [修正:2009-10-25 13:46:07] [このレビューのURL]
短編4作品が収録されていますが、やはり表題作がダントツで面白いです。
原作の「あしながおじさん」は主人公の手紙で話が進み、常に主人公の視点なのですが、この作品ではあしながおじさん役の
辺見千博の視点も入ります。
本当のことを何も話せず、傍にいても手紙の中でも伝えたい気持ちを伝えられず、煩悶する千博の様子が可笑しいようで切なくて…。
女学校生活を送るいつきが明るく楽しげで、見ているこちらも一緒に楽しい気分になってきます。
読後感の良い作品だと思いました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-01-08 23:18:25] [修正:2009-01-08 23:18:25] [このレビューのURL]
7点 キミタカの当破!
初っ端から主人公のキミタカが(色々な意味で)あまりに痛々しく、まるで自分も嘲られ傷つけられているような気持ちがしたため、読み進めるのが正直辛かった。
でも、一話目を読み終えた時、キミタカの心の強さを信じて良かったとしみじみ思いました。
どこか抜けてて空回り気味なキミタカが時折見せる、覇気に満ちた表情を見るたびに、彼の成長を見届けたいという気持ちになりました。
ただ、ヒロインとの関係は…、どうなるんだろ?
8点、9点の作品に成長することを願って、現時点では7点にしておきます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-11-27 17:17:43] [修正:2008-11-27 17:17:43] [このレビューのURL]
7点 これは恋です
男性教師と女子生徒の恋愛ものはかなりメジャーなテーマではありますが、この作品では主人公は教師側。
主人公の綾(あや)は爽やかで生徒からも人気が高く、良識もちゃんとある、いわゆる好青年。
ヒロインの遠藤伽良(えんどう きゃら)のことを好きだけど、いけないことだと必死に押さえ込もうとし、実は綾が好きな伽良も「もしかしたら(自分のことを)…」という予想を自分で打ち消してしまっているので、現状は両思いながらすれ違い気味。
互いに色々思い込みや誤解などをしたりもするので、互いの気持ちに気づくまで相当かかりそうな予感がします。
でも、シリアスにならずにふんわりとした雰囲気なのは、絵柄と二人の互いに対する気持ちの持ちよう、そして綾の同僚で友人でもある辺名の存在が大きいと思います。
かなり変人で、綾と真逆に生徒から(いろんな意味で)怖がられている辺名ですが、校長先生のパンを盗み食いしたり、様々な言動で生徒をびびらせたり。正直、次に彼が何をするのかが読んでいて楽しみでもあります。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-11-25 22:55:33] [修正:2008-11-25 22:55:33] [このレビューのURL]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2007年05月 - 4件
- 2007年06月 - 7件
- 2007年07月 - 11件
- 2007年08月 - 1件
- 2007年09月 - 2件
- 2007年10月 - 7件
- 2007年11月 - 2件
- 2007年12月 - 1件
- 2008年01月 - 1件
- 2008年10月 - 1件
- 2008年11月 - 3件
- 2008年12月 - 3件
- 2009年01月 - 6件
- 2009年05月 - 3件
- 2009年06月 - 1件
- 2009年10月 - 1件
- 2011年05月 - 1件
- 2011年06月 - 1件
- 2011年08月 - 2件
- 2011年12月 - 3件
- 2013年01月 - 2件