「bugbug」さんのページ

総レビュー数: 518レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年01月22日

何より、主人公が笑えないのが致命的だと思う

野球マンガなら、すごいストレートを投げればいい
料理漫画なら、美味しい料理を作って、ウンチクを語ればいい
だが、このマンガは面白い漫才を見せることができていない
それだけで作品が破綻してしまう

題材が題材だけに、難しいのは理解できる
読者のほとんどは、お笑いに対してテレビ等で免疫ができているのだから
どうしてもシビアな視点で眺めてしまう

なんでこんな漫画描きたいと思ったのかなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-05 03:51:49] [修正:2009-02-05 03:51:49] [このレビューのURL]

今さら何を言うんだというくらい有名な作品ですが
意外とレビュー数が少ないですね

基本的には大人が読むマンガです
東西冷戦の構図なり、テロの背景なり、
世界情勢をを理解していることが前提で物語が作られているので
知らない・興味がないという方は、ページをめくれないと思います

数話完結型なので、当然クオリティに差がありますが
総じて高いですね。一話一話の密度も濃くじっくり読みたい漫画

手塚治虫の影響下で漫画に出会い、自らアンチ手塚を標榜するだけに
人間愛への憧れ、読者サービス的な見せ方、抽象的な哲学概念
こういったものは一切切り捨てて、ドライな作風に徹し
作品の持つリアリティを高め、大人向けの作品へと昇華しているのではないでしょうか

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-01 03:06:38] [修正:2009-02-03 23:34:41] [このレビューのURL]

ショートカットで元気印の幼馴染キャラは、一服の清涼剤
+1点せざるを得ない

非常によく出来ているミステリー
少年漫画ということであまり期待していなかったのですが
トリックの張り方や、伏線の使い方に驚かされっぱなしです
「テロ組織がそんな甘いわけないだろ」って突っ込もうと思ってたりすると、伏線だったりする
粗らしい粗も、一生懸命探したけど見つからない
複雑なトリックを分かりやすく見せる努力も感じるし、盛り上げる工夫もある
エンターテイメントとしても十分

キャラクターが若年層に偏りすぎとか、こんな天才いるわけねー
というのは、漫画なので許容できると思います

画力も及第点以上で、なんでこの内容でマガジンのエースになれないのか分からない
よく比較されるデスノートより、個人的には好きです

最近、幼馴染が空気と化しているのが、唯一残念
結末までに、もう一度見せ場が欲しい

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 23:05:10] [修正:2009-02-03 23:14:14] [このレビューのURL]

なんていうかスゴイ漫画ですよね
こういうマンガを読むたびに、漫画が持つ可能性を考えさせられる

金融知識や法の抜け穴のウンチク漫画であることは確かなんですが
それに留まらない魅力がある
人間の人生にはお金というものが付きまとっていることを痛感する
普通の絵柄なら、さっと流し読まれて終わりなんだろうな
作品全体の持つドス黒いパワーが有無を言わさず、ページをめくらせる
下手くそどころの騒ぎじゃない画力なのに

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 20:16:58] [修正:2009-02-03 20:50:26] [このレビューのURL]

この手の、生真面目な恋愛作品ってキャラクターに感情移入できるかどうかで
楽しめるかどうかが決まってしまいます

とんだペドフィリア野郎にも
ダメ女にも
ダメ女を好きなありきたり設定全開のイケメン高校教師も
ダメ女の弟の純情高校生にも
全然、感情移入できません。オサレに見せることを意識しすぎて、薄っぺらい

画力も低いので、正直、時間を無駄にしたかなという印象

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 20:37:53] [修正:2009-02-03 20:46:32] [このレビューのURL]

6点 恋風

設定もキャラクターもかなり挑戦的な意欲作
特に主人公の造型は、読者ウケとか一切考慮に入れてないようで、感心します

題材が題材だけに、感情移入することはちょっとなかったですが
悲恋とういう視点で見れば、それなりに読めるかと
悲しいというよりは、やりきれないといった感情に近いかもしれませんが

作者の作品の中では一番お勧めですね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 20:42:52] [修正:2009-02-03 20:42:52] [このレビューのURL]

韓国がモチーフなので、細かい設定がいちいち斬新で楽しめました
とにかく、画力が高いですし、キャラクターがどれもこれも魅力的
確実に暇は潰せる漫画だと思うんですが
終盤の尻すぼみが残念でしたね

ラスボスはかつての友ということで、過去の回想が物語の
かなりの部分を占めるんですが
熱中しすぎて、本筋とのバランスが微妙すぎです
キャラの性質が変化したりもして、いろいろなほころびも多くなり
結局、本筋を盛り上げることなく、終わってしまった

スケールの大きいファンタジーであることは間違いないと思うので
好きな方は一読してみてもいいんじゃないでしょうか

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 20:22:24] [修正:2009-02-03 20:26:59] [このレビューのURL]

合戦に相当な思い入れがあるようで
再考に再考を重ね、定説とは異なる描き方を好んでいる
人物像の解釈も斬新で、それらの点が
戦国時代を題材としたいくつもの作品の中で、特に選ばれて読まれている理由だろう

ただ、歴史的なロマンの演出に気を取られがちで
主人公をめぐる本筋のストーリーがおざなりになりがち
バランスをとるのは難しいだろうが、主人公の半生に興味をかきたてられることはなかった

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-02-03 20:05:30] [修正:2009-02-03 20:05:30] [このレビューのURL]

6点 神の雫

ストーリー展開が遅いことさえ我慢できれば
数あるお酒ウンチク漫画の中では一番面白いんじゃないでしょうか

セリフの情報量が半端じゃなく多い割に
表現が凝りに凝っていて、じっくり読むと深みがあります
主人公が作中で絶賛されるのも納得できる

絵的な見せ方も、相当なこだわりがあるようで
いちいちクドいんですが、作画も丁寧で、作者の情熱を感じます
絵画や文化を引き合いに出すことで、少し洒落が効きすぎていて
癇に障る方もいらっしゃるかもしれませんが、私は感心しながら読めました

ドラマ化されたので少し色メガネをかけて読んだのですが
作中に漂う、上品さが気に入りました
ただ、青年誌なのでもうちょっとサービスが欲しいと思ったりもする

ちなみに、私はワインなんてまったくの門外漢なのでこの点数ですが
本当にワイン好きの方のレビューとか気になりますね

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 04:51:51] [修正:2009-02-03 04:51:51] [このレビューのURL]

ものすごいマンガであることは確かだが
銭ゲバと比べると、見劣りすると個人的には思う

その理由はアシュラの世界をイメージできない、自分の想像力の貧困さにあるのかもしれない
生きるために人肉を食らう
そうした世界では何が正常で何が異常なのか
少なくとも衣食住にこと足りない私には、掴みかねたというのが正直な感想で
理解できなかったがゆえに、見に迫る恐怖を感じることはなかった

今生きるこの世界こそが地獄であるという構図
主人公が人間らしい心を手に入れたがゆえに、犯した殺人
動物的な本能と、社会の中に潜む狂気を対比させ
社会に対するメッセージという風に解釈するのは、いささか行き過ぎだろうか

作品持つインパクトは十分である

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 01:42:55] [修正:2009-02-03 01:53:11] [このレビューのURL]