「dollbox」さんのページ

総レビュー数: 155レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月09日

なにげないことが、なにより素晴らしい。
忙しいとつい忘れがちなそんなことを思い出させてくれます。 
自分の周りの色々な大切なものに気付くことができるのではないでしょうか。
この空気はアルバムを眺めている時のそれに似ている気がします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-24 03:57:27] [修正:2005-09-24 03:57:27] [このレビューのURL]

見るも無惨な残虐描写の連続、社会を小馬鹿にしたような皮肉的で不道徳な言動の数々。
これらは時にニュースやドキュメンタリー以上のリアリティを放ち、鈍感になった僕のアンテナを刺激し続けるのだ。

それは人間の本質を客観的に映し出し、命の尊さを嘲笑うかのような、作中に漂う「生々しさ」が原因なのでしょう。

『命の値段いくらや!?』
トシがこの言葉を発した時から、無意識の内に僕は作中の人間の価値を勘定し続けていた。
そこから見えてきたのは尊いと感じる命と、そうでないものの存在。
それが命には平等に価値がないということなのか?
そしてそれが自分自身の想像力の限界なのか?

だけど、核兵器が世界中に放たれた瞬間こうも思った。
ああ、人間の命はなんて尊いんだろうと。
結局僕の感性なんてものはそんな曖昧でいい加減なものなのかもしれない。
作り話の中にしかリアルを感じられないなんてどうかしてる。
貧困な想像力は馬鹿の証なり。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2005-07-16 23:39:34] [修正:2005-07-16 23:39:34] [このレビューのURL]

ありそうでなかった文化系サークル、しかもオタクの青春漫画。

荻上さんが登場して以降の、笹原と彼女の成長が中心の展開も個人的には好きですね、うん。
やるやんけ主人公な告白シーンはすごく好き。

最後のページをめくった時に、いろんな出来事が懐かしく思い出されました。
いつもダラダラおもしろく、お腹を抱えて笑い、身近に感じるキャラがいて、たまに切なくなったりするおもしろい作品だったなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-12-12 02:25:52] [修正:2009-12-27 15:50:06] [このレビューのURL]

毎回、一般ピープルからちょっと逸脱した奴らが出てくるのだが、人物描写が相変わらず素晴らしい。
セリフも惚れ惚れするほどいちいち良い。
この漫画はアニメ化したら結構おもしろいかもしれないと思った。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-22 00:57:34] [修正:2009-12-27 15:40:47] [このレビューのURL]

作者が変わるまではとても面白かった。
あくまで初期の評価ですがご了承下さい。

オリジナリティのある設定、主人公やポケモンの可愛らしい造形など、他のポケモン漫画より頭10個分はつきだしています。
何より全体に流れる「愛」や「ともだち」などのテーマをしっかりと描いているのが良い!
読んだ当時はゲームのポケモンに対しても接し方が変わったほどで、今まで以上にポケットモンスターの世界にハマった覚えがあります。

伏線をはりながらも最終決戦までには1つに集約する展開も巧く、今読んでも全然おもしろいです。
ポケモン漫画という範囲で語るにはもったいない魅力をもった良作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-23 22:49:50] [修正:2009-12-27 15:36:12] [このレビューのURL]

初期のネタを今見ると懐かしすぎてあんまりわからなかったり。
アルシンド、ふーみん、CCガールズ、小宮悦子 Etc.
下ネタや社会ネタに至っては今になって初めて理解したのもありますしね。
よくこんなの幼稚園児が読んでたなぁ。

ユーモラスで絶妙、また時々鋭い名言を残しているので今読んでも楽しめます。
しんのすけの発明する遊びもかなり天才的です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-23 23:23:37] [修正:2009-12-27 15:35:26] [このレビューのURL]

作者が長年温めていたという歴史物語。
歴史と人間に翻弄されて成長してゆくエウメネス、この先の展開がまったくよめない。
今でも十分おもしろいので、これからの展開次第ではかなりの傑作になるのではと期待しています。
ただ展開がゆっくりで単行本もなかなか出ないので完結はかなり先になりそう・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-23 21:49:09] [修正:2009-12-27 14:43:11] [このレビューのURL]

8点 capeta

いい意味で少年漫画の王道をいく良作です。
そして巻を増すごとに作者もパワーアップしている。

孤独な天才を描いた過去作品のようなぶっちぎった感じは薄まったものの、
今回は仲間やライバルとのドラマをメインに描かれていて、キャラの成長によって話が大きく動くおもしろさがあります。

キャラクターの描写がしっかりしているため、感情移入もしやすく手応えのある出来になっています。
少年時代編から中学生編に移行しても全然違和感を感じませんでしたしね。

ジャストなポジションにいる脇役もキャラ立ちがよく、物語をばっちり盛り上げてくれています。
曽田先生の描くオッサンは相変わらずいい味だしてていいですねえ。好きです。

とにかく完成度が高く、幼稚園児から大人まで誰でも楽しめる安定した作品でしょう。
かなりおすすめです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-02-15 23:00:43] [修正:2009-12-27 14:32:52] [このレビューのURL]

「漫画好きのくせに、川原泉を知らないのはありえない。」そんな知人に感謝感謝。
お嬢様高校に通う、猫かぶりが3人。彼女らがふとした事から怪力になり、世間を騒がす誘拐組織に立ち向かってみたりする。
それが二巻までのあらすじ。
誘拐犯云々の件は僕的にはなくてもいいぐらいです。
なぜなら3巻のそれぞれにスポットを当てた読みきりがすばらっしいから。
特に『空色の革命』は50ページほどの内容ながら、さまざまなドラマがきれいにまとまっておりカーラ教授の短編でもトップレベルの完成度です。
うひゃひゃと笑えてほろり切ない良作。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-25 23:23:42] [修正:2009-04-22 23:23:50] [このレビューのURL]

8点 櫻の園

主な登場人物はみんな高校生の女の子。男の自分が彼女たちのことをきちんと読み取れているかはわからない。だけど言葉じゃない゛なにか゛に包まれたような気分になったのは確かなこと。
まるで春のすべてを閉じ込めたような美しさにふれたくて、ふとした時になんども本を開いてしまいました。
志村貴子さんの『青い花』や『放浪息子』になにか感じた人におすすめです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-11-25 23:00:18] [修正:2007-03-02 17:22:29] [このレビューのURL]