「dollbox」さんのページ

総レビュー数: 155レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月09日

じわりじわりと狂っていく。
愛やら願望やら性欲やら。

本性やトラウマ描写は絶妙。
「教え」と「性欲」が曖昧になっていく狂気。

人間を描かせたらこの人はすごい。

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[投稿:2006-04-18 00:01:25] [修正:2009-12-27 15:29:59] [このレビューのURL]

とにかく柳沢教授のキャラクターがほんとにおもしろいです。
完璧であるが故にいびつで不完全。
そんな教授自身の゛学ぶ゛という行動を通じて人間のおもしろさを再発見させてくれるのが楽しくてたまらない。きっと自分も根本的に柳沢教授側の人間なのだ。
1話完結の交流ものも好きですが、自分は長編の゛戦後篇゛がツボすぎて涙腺ウルウル。

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[投稿:2007-03-02 18:04:00] [修正:2007-03-02 18:04:00] [このレビューのURL]

得点のみ

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[投稿:2006-11-25 23:00:48] [修正:2006-11-25 23:00:48] [このレビューのURL]

得点のみ

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[投稿:2006-11-25 23:00:31] [修正:2006-11-25 23:00:31] [このレビューのURL]

この作品の評価は最後のシーンによるところが大きいです。
美しくて、切なくて、夢と現実が一瞬わからなくなるような名演出。
このラストは山本直樹の演出家の才能が見事に生きている。

ただ作品全体を見直したときに感じるのは、これって山本直樹っぽくないよねってこと。
エロ描写が薄いのだ。(これはペラいって意味の「薄い」じゃなくて、「濃くない」の意味なので誤解しないでね。)
山本直樹のさまざまな持ち味が結晶した「ビリーバーズ」に比べると、「僕らは〜」はどうも社会派漫画というカテゴリーにいってしまう。
僕は思う。山本直樹のジャンルはあくまで「エロ」なのだ。核にはあの「エロ」がなきゃ山本直樹は本当の山本直樹にはならないのだ!(すいません、かなり偏見入ってますね(笑))

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[投稿:2006-02-05 12:30:15] [修正:2006-11-12 00:37:07] [このレビューのURL]

7点 大奥

引っかかったのは、主人公だと思っていた水野が途中でフェイドアウトしてしまったこと。
それを含めた後の展開で吉宗が描きたいのだとわかったけど、1巻だけだとなんだかどっちつかずの印象を受けてしまう。
あと、剣道のシーンはもう少し緊張感が欲しかったのも正直なところです。

とは言え作品全体的のクオリティはなかなかのものではないでしょうか。
よしなが作者の絵が大奥の世界観に絶妙な雰囲気を与えており、なんとも美しい。
凛とした吉宗と悪人顔した家臣の対比も、政治的な陰謀を交えて描かれており、巧い。
吉宗はただただかっこいい。

これからの展開によっては、もっともっとおもしろい作品になる可能性があると思っている。


追記
なりました。

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[投稿:2006-06-30 15:36:10] [修正:2006-06-30 15:36:10] [このレビューのURL]

7点 RIN


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[投稿:2006-06-08 20:33:49] [修正:2006-06-08 20:33:49] [このレビューのURL]

結論から言ってしまうと「おもしろい」。
宇宙パンダは「かわいい」。
漫画の形式で言えば浅野いにおさんの「素晴らしい世界」が近いと思います。いや、話のパターンや映画的な演出から言うと黒田硫黄さんの「茄子」のほうが近いですかね。
キャラクターの心理を巧くとらえながら、全体のオイシイ所をくり抜いた感じのストーリーがうまいこと合わさって飽きずに読ませてくれました。

あのー、そうなんですよね。
この作品の短編っていくつかが曲で言うたらサビだけなんですよ。
最初からきっちり作ったら2時間くらいになりそうな映画であったり、30分にもならないような短いドラマの一番オイシイシーンあたりに焦点を当てて描いてるんです。(全部の話がそうではないですけど)
だから結果的に区切りのいいところで終わったりして、深い意味がありそうで掴めない感じがして、そこがちょっと知的好奇心みたいなもんをくすぐるんです。(そういうの好きなんです、僕。)
まあ、裸でバラ園を歩く話はなんやよくわかりませんでしたけど宇宙パンダは「かわいい」。

どの話も基本的にリアリティがあるし、絵もキャラも演出も巧いと思います。
ただ、8点までいくとつけすぎ感もあるんでこれで。
万人にはどうかわかりませんが、おすすめ出来る漫画です。

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[投稿:2006-06-02 04:32:53] [修正:2006-06-02 04:32:53] [このレビューのURL]

最近話題の菌漫画「もやしもん」。
「美味しんぼ」みたいな語り合うタイプのウンチク漫画かと思っていたら、ドタバタしたコメディ中心のウンチクものだったので長めの説明があっても飽きずに読めました。
てゆーかフツーにおもしろいです。
この作品を読んでから、日常生活でヨーグルトやカビを見る度に、菌達がかもしまくってる光景が頭の中で浮かぶので、ひとりでめっちゃ楽しいです。

特にひどいところもないし、絵もとても巧く女の子もかわいいのですが、
ウンチクと女の子メインで話が展開する傾向があるので、ちょっとは主人公中心の展開があったほうが作品としてはいい気がしました。
「俺から菌が見えるの取ったら、なんの取り柄があるんだ?」と主人公がつぶやいていたのでちゃんと考えてあるのだと思いますけど、主人公が農大で能力を活かして成長していく様子が描かれたら、もっと良い作品になるのではないでしょうか。

どうでもいいですけど、作者の女の子キャラへのこだわりは相当ですよね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-25 22:13:40] [修正:2006-05-25 22:13:40] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

『コーヒーもう一杯』の山川直人さんがこの15年間に同人誌などに執筆した作品を厳選した短編集です。

僕は『コーヒー〜』を読んで山川さんの存在を知ったんですけど、久しぶりに本当に素敵な絵と出会えたって感じでしたね。
最近はやれCGだ美形だという漫画が増えている中で、人形劇の人形のようなかわいい造形をしたキャラクターや、一本一本丁寧に描き込まれたカケアミで表現される絵がとても新鮮に映りました。

そんな素敵さMAXの絵で描かれた小物なんかも、見ているとすごく落ち着いてくるんですよね。
古い洋楽のレコード、カメラ、アコースティックギター、探偵、コーヒー、クラシックカー……。
どうです。聞いただけで心が安らいでくる気がしませんか?
テラピー的な。
なんでしょうねこの感じ。
懐かしいレトロな雰囲気から伝わってくるのは人のにおいですかね。

『写真屋さん』という短編は特にそういったものを感じましたね。
年に一度町にやってくる写真屋さんにいろんな住民が写真を撮ってもらう話なんですけど、昼間撮影した写真に囲まれて眠るシーンがねえ・・・いいんですわ。
現像した写真に写ってる住民の表情っていうのはやっぱり笑顔、まあ幸せな顔なんです。何十枚とある写真の中で不幸な顔した奴はひとりもいなくて、みんながみんな幸せな今を残してほしくて写真屋さんのところへ来るわけでね。(まあ不幸やのに写真撮ってくれっていう奴はそういませんけどね)
いろんな人の人生があって、その幸せな瞬間を形にして残せる写真屋さんの喜びといったらもうどんなにでしょうか。
そんなことを考えるとどうしようもなくニヤけてくるんは僕だけなんですかね。

目新しいストーリーや、派手さだけがええもんではない。ベタな話でも何気ない日常でも良いもんは良い。
現代人は山川テラピーに酔いしれてしまえばいいのに。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-05-23 09:27:14] [修正:2006-05-23 09:27:14] [このレビューのURL]