「dollbox」さんのページ

総レビュー数: 155レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月09日

古谷実が稲中卓球部を経て発表した作品は、笑いの裏にも陰がある、先の見えない閉鎖的な青春ものだった。
この作品以降の古谷実の作風は「ヒミズ」や「わにとかげきす」といった、日常に密接する隠れた闇を描いたダークなものに傾倒してゆく。
そういった意味でこの作品は古谷実が単なる「下ネタギャグ作家」という肩書きでは括れなくなった重要な作品と言ってもいいでしょう。

僕はこの作品が古谷実の最高傑作だと思っている。
それはこの作品が彼の著作の中でもっともギャグとシリアスのバランスがとれたものであるためだ。
この作品のメインキャラである少年たちは、はっきり言って堕ちている。明日の朝には鬱になってもおかしくない状況ですらある。
なのにこの作品は、笑える。
彼らが苦悩し、失敗する姿は明らかに「稲中」の延長にあるギャグ漫画的なものなのである。
悲しみと可笑しさが同居する笑い。それはただ楽しいだけのそれとは一線を画すのである。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-11 23:57:39] [修正:2006-11-11 23:57:39] [このレビューのURL]

圧倒されました。
『愛』
アンドレ風に言うなら、その光と影を描いた物語だと感じました。
古典であり、金字塔。

ここはもっとじっくり描いて欲しかったと思うシーンがいくつかありました。
とりあえず思い浮かぶのは、オスカルの最後のシーン、最終回のラスト5ページあたり、物語後半のアントワネットの心理描写でしょうか。結構重く描かれるのだと勝手に思っていたが、実際はあっけなく終わったり、さらっと進んだり、少し「あれ?」ってな感じでした。
だからこの不満点を差し引いたところに作品への愛(笑)を加えた点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-06 04:05:08] [修正:2006-07-06 04:05:08] [このレビューのURL]

迷作中の名作です。
のだめでもR☆Sオケが羽目をはずすシーンがありましたけど、そんなもんじゃあない。
自分達だけが楽しい、それがよっぱらい研究所。
むしろこのゾーンまで突入してみたくなりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-06-19 18:59:39] [修正:2006-06-19 18:59:39] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-06 02:48:03] [修正:2006-05-06 02:48:03] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-12-12 02:21:24] [修正:2006-04-08 03:21:23] [このレビューのURL]

生きることは食べること。
「いただきます」と言いたくなる「ごちそうさまな」短編集。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-03-31 21:34:49] [修正:2006-03-31 21:34:49] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-03 11:23:48] [修正:2006-02-01 00:20:16] [このレビューのURL]

痛みとキ〇ガイを極めた作品。
戦闘シーンの描写がかなり痛々しいため、読むのに結構覚悟がいります。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-23 21:48:31] [修正:2006-01-23 21:48:31] [このレビューのURL]

こういうぶっとびギャグは大好きですよ。
劇画で青春、それもまたギャグなり。

そして最大の収穫。
「お前以外の人間は全員お前じゃねぇんだよ!」
これ名言。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-01-23 03:27:08] [修正:2006-01-23 03:27:08] [このレビューのURL]

8点 奇子

人間のドロドロした描写が恐ろしいほどリアル。
手塚治虫のダークサイドを垣間見る傑作ドラマ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-22 20:39:42] [修正:2006-01-22 20:39:42] [このレビューのURL]