「鈴森一」さんのページ
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10点 銀河鉄道999
999を初めて知ったのは小学生の頃。
TVアニメや雑誌の記事などからだった。
その後999の小説を読み、ハマった。
原作の漫画を読んだのは、たぶん高校生になってからだ。
この作品はすごくイマジネーションを刺激される。
抒情的で余韻があり、文学的な作品だ。
完成度が高いとは思わない。
むしろ未完成だと感じさせる。
私は思春期に自分の想像力で設定を補ってこの作品を読んだ。
そういう読者は多いのではないだろうか。
少年ジャンプ全盛期以降の漫画とは違う哲学で描かれていると思う。
古典なので、今どきの読者には受けないような気がする。
それでもこの作品は素晴らしい。
自分の人格の形成に、間違いなく影響を与えていた。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2023-11-28 19:46:37] [修正:2023-11-28 19:46:37] [このレビューのURL]
10点 アシュラ
強い思想性を感じます。
この作品を「宗教を描こうとした漫画だ」と誰かが評していましたが、まさにその通りだと思いました。
餓死する、人肉を食らう、人を殺す、などの凄惨な描写が次々出てきますが、この作品には必要な描写です。
アシュラが人間らしい心を少し持ったところで物語は終わります。
人間らしい心を持ったことは彼の救いになるのか、むしろ彼の苦しみはより増していくのではないか、苦しみを背負った先にどんな思想へ行きつくのか、などということ考えると、続きが読みたかったなと思います。
でも、その続きは読者一人ひとりが考えればよいんです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-11-07 19:42:25] [修正:2022-11-07 19:42:25] [このレビューのURL]
10点 進撃の巨人
1回目は、作りこまれた設定に興味をひかれ、また続きが気になって気になって仕方がなく、夢中になって読みました。
2回目は、後のストーリー展開を知っているので、その前の段階からいろんな伏線がはられていることに着目しながら読みました。
3回目は、登場人物の心境の変化に思いを馳せながら、じっくりと読みました。1回目、2回目の時には気づかなかった発見がありました。
複数回鑑賞する価値のある、傑作だと思います。
この漫画の良さを、ネタバレせずに伝えようとすると、こうなります。
有名作品なので、既読の方が多いと思いますが、もし未読の方がいたら、ネタバレのない状態で読んだ方がよいです。
そのため、ネタバレなしの状態で作品の魅力を語ってみました・・・が、本当はネタバレしたう上で語りたいことがものすごくたくさんあります。
個人的には、マンガ史に残る傑作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2021-07-04 17:02:00] [修正:2021-07-04 17:02:00] [このレビューのURL]
10点 赤龍王
「項羽と劉邦」を漫画化した作品です。
項羽、劉邦はもちろん、韓信、鯨布、陳勝らの群像劇が、エネルギッシュに、テンポよく描かれています。
この漫画は、私が小学生の時に、少年ジャンプで連載されていました。
当時は小学生なので、よく理解できない内容が多々あり、大人の漫画という印象でした。
それでも、「おもしろい」と思って読むのを楽しみにしていました。
ただ、当時、私は毎週ジャンプを購入できる環境にはありませんでした。
気づいたら、赤龍王の連載は、いつのまにか終わっていたのです。
話の続きは、ずっと気になっていました。
そして、成人してから、改めて全巻を入手し、読み直しました。
読んでみて、おもしろさに圧倒されました。
あきらかに大人向きで、少年コミックの内容ではありません。
逆に言うと、大人の鑑賞に耐えうる作品です。
(それでいて、当時小学生の私の心も捉えていました。すごい・・・!)
今や入手困難な本ですが、ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思っています。
歴史に興味を持つきっかけにもなるので、学校の図書室に置いてほしいくらいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2018-09-21 19:47:44] [修正:2018-09-21 19:47:44] [このレビューのURL]
10点 プレイボール
「キャプテン」の谷口くんの高校時代を描いた作品です。
私は小学生の頃、学童クラブや児童館の図書コーナーなどでこのマンガを何度も読み返していました。
それから30年以上がたち、中年オヤジとなった今日、たまたまこのマンガを読み直す機会がありました。
・・・読んでいるうちに、何度もうるうるしました。
一度しかない高校時代、
その時期を、ひたすら野球に打ち込んで過ごす純粋さ!
ぶつかり合ったりいたわりあったりしながら育まれる仲間との絆!
その素晴らしさに何度か涙が出ました。
私は自分が20代、30代、40代と、年をとる中で、高校時代がいかに若く、貴重な時間であったか、ということが、わかるようになってきました。。
そんな時期にたまたまこの作品を再読し、
子供の頃とは違う感動がこみ上げて来たのです。
このマンガは、自分の年齢や社会的地位などの置かれている状況によって、読み返すたびに新しい発見、感動を私に与えてくれます。
こういう作品を、名作と言うのです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-09-08 22:58:20] [修正:2017-09-08 22:58:20] [このレビューのURL]
10点 デビルマン
本当は、予備知識なしに読んでほしい作品です。
でも、この情報過多の時代ではそれも難しいかな、とも思いつつ、レビューします。
人間を守るために戦う主人公が、次第に人間に守る価値があるのかと自問し、いろいろあって守るべき価値はないと判断します。
その結果、人間は滅んでしまい、ラストシーンへ繋がります。
この、衝撃の結末へと向かうまでのストーリーやパワーが素晴らしいです?
私は小学生の頃に予備知識なくこの漫画を読みました。
その結果、それまでの価値観が確かに変わりました?
まさに、人生に影響を与えた漫画です。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2016-11-27 13:11:20] [修正:2016-11-27 13:11:20] [このレビューのURL]
10点 龍 〜RON〜
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」に匹敵するくらいのスケールを持った長編歴史漫画だと思います。
全巻を通して読むと、特に後半は、主人公が命を狙われ、そして乗り越えるという展開が何度も続き、読んでいてやや食傷気味にはなりました。
連載の都合上、毎回のように山場を作らなくちゃいけなかったんだな…と想像してしまいます。
しかし、歴史の大きな動き、登場人物たちの行動の選択、そしてその結果などが気になり、続きを読むのが楽しみで仕方がなくなります。
また、わき役にも魅力的な人物が多いです。
焦点がぼけている…というレビューもありましたが、私にとっては、主人公だけでなく、それぞれのわき役たちがどのように考え、生きていくのか、というところも物語の大きな見どころでした。
「坂の上の雲」みたいにNHKのスペシャルドラマで見てみたいと思いました。
一言でいうと、傑作です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-06-25 18:51:56] [修正:2012-06-25 18:51:56] [このレビューのURL]
10点 太陽の黙示録
素晴らしい面白さです。「論より読むべし」で終わりです。
それではレビューらしくないので、かわぐちかいじ氏の他の代表作と比べて、この作品が優れていると思う点を考察してみました。
この作品でも、かわぐちかいじ氏の他の作品と同じように、軍事的政治的なできごとがどんどん起こります。
この作者の場合、軍隊などに興味のない人にはよくわからない軍事的でマニアックな展開が続いて、グダグダになることが時々ありますが、この作品に関しては、そういうところはほぼありません。
なぜなら、軍事的政治的な出来事に対する、指導者の思惑や感情がわかりやすく描かれているからです。
軍事や政治に明るくない読者でも、その出来事に対して各指導者がどんな気持ちでいるのか、ということは感情的に理解できます。
それなので、専門的で理解できない用語等が出てきたとしても、それほど気にせずに読み進めていくことができるのです。
ヒューマンドラマの部分が根底にあることが、この作品をものすごく読みやすくしています。
個人的に、かわぐちかいじ氏の最高傑作だと思います。
もちろん、エンターテイメント作品としても最高におもしろいです。
文句なしの10点です。
未読の方はぜひ読んでみてください。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-03-28 23:50:40] [修正:2011-03-28 23:50:40] [このレビューのURL]
10点 愛と誠
ものすごく面白いです。
「君のためなら死ねる」
この言葉に、ストーカー的な怖さではなく、一途な熱い恋心を感じさせる作品です。
「ストーカー」や「草食系男子」などという言葉が市民権を得た今の時代では絶対に書くことのできない、熱い熱い感情が作品の中で渦巻いています。
安易な離婚の多いこの時代、一人の相手と一生を添い遂げるためには、この作品に出てくるような一途な気持が必要なのだと感じました。
そうであるからこそ、「愛と誠」を作品として再評価するきざしが見られないことは残念でなりません。
ツッコミどころも満載ですが、それを楽しみつつ、作品のもつパワーに圧倒されていくことは間違いないのです。
ぜひ読んで、熱くなってください。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-07 22:53:33] [修正:2010-07-04 07:59:33] [このレビューのURL]
10点 夏子の酒
この漫画には、欠点と呼べるところがありません。
それなので、10点です。
感想ですが、私は夏子と兄との関係が好きでした。
亡くなった兄の目指した酒が夏子の目標となるあたりに、タッチの上杉和也と達也の関係を連想しました。
だから何っていうこともないんですが…。
また、夏子が酒造りを追求する中で、米作りの問題に切り込んでいくところもよいです。
龍錦づくりにはまる冴子と夏子、素敵です。
夏子のように純粋に生きたいと思いました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-12 23:43:00] [修正:2010-01-12 23:43:00] [このレビューのURL]
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