「鈴森一」さんのページ

総レビュー数: 84レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月07日

999を初めて知ったのは小学生の頃。
TVアニメや雑誌の記事などからだった。
その後999の小説を読み、ハマった。
原作の漫画を読んだのは、たぶん高校生になってからだ。

この作品はすごくイマジネーションを刺激される。
抒情的で余韻があり、文学的な作品だ。

完成度が高いとは思わない。
むしろ未完成だと感じさせる。
私は思春期に自分の想像力で設定を補ってこの作品を読んだ。
そういう読者は多いのではないだろうか。

少年ジャンプ全盛期以降の漫画とは違う哲学で描かれていると思う。
古典なので、今どきの読者には受けないような気がする。
それでもこの作品は素晴らしい。
自分の人格の形成に、間違いなく影響を与えていた。

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[投稿:2023-11-28 19:46:37] [修正:2023-11-28 19:46:37] [このレビューのURL]

松本零士先生の描くSFと美女が堪能できます。
青年誌掲載のためか、美女の裸体率が高いです(笑)
SFも面白いです。
松本零士先生の描く絵(アニメではなく漫画の方の絵)が好きな人なら、絶対に楽しめると思います。

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[投稿:2023-02-22 08:32:38] [修正:2023-02-22 08:36:42] [このレビューのURL]

舞台は大正時代、主人公は和服の少女、主要キャラは不老不死、おどろおどろしいバトル・・・と、どことなく「鬼滅の刃」を思わせる設定です。(意図的なのか偶然なのかは知りません。)

本作は、主人公・林檎丸の魅力で魅せる漫画だと思います。
林檎丸の見た目や表情や雰囲気に魅力を感じました。可愛いです。
絵柄の雰囲気がよいところが長所です。

短所として、設定がわかりにくいと思いました。
また、主要キャラの考え方に感情移入しずらい、バトルシーンで何が起こっているのか理解しずらい、というふうにも感じました。

自分には合わなかったです・・・。
なお、この作品のメインターゲットはおそらく小中学生であり、中年の私ではないであろうことも付け加えておきます。


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[投稿:2023-02-09 09:55:03] [修正:2023-02-09 09:55:03] [このレビューのURL]

10点 アシュラ

[ネタバレあり]

強い思想性を感じます。
この作品を「宗教を描こうとした漫画だ」と誰かが評していましたが、まさにその通りだと思いました。
餓死する、人肉を食らう、人を殺す、などの凄惨な描写が次々出てきますが、この作品には必要な描写です。
アシュラが人間らしい心を少し持ったところで物語は終わります。
人間らしい心を持ったことは彼の救いになるのか、むしろ彼の苦しみはより増していくのではないか、苦しみを背負った先にどんな思想へ行きつくのか、などということ考えると、続きが読みたかったなと思います。
でも、その続きは読者一人ひとりが考えればよいんです。

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[投稿:2022-11-07 19:42:25] [修正:2022-11-07 19:42:25] [このレビューのURL]

いわゆるラブコメもので、小学生の時に読み、とても面白かった印象がある。
もっと読んでいたかったのに3巻で終わってしまい、残念に思ったことを、中年になった今でも覚えている。

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[投稿:2022-09-19 07:51:51] [修正:2022-09-19 07:57:00] [このレビューのURL]

1980年代の少女漫画です。
往年の名作だそうですが、私は2022年になってから
その存在を知り、ネットで取り寄せて読んでみました。

絵柄に、「古き少女漫画」を感じます。
動きは少ないですが、きれいな絵柄です。
特に、着物を着た女性の絵が素晴らしいです。

主人公は姉妹同然に育った2人の同い年の女性で、
その2人の女性の11才から23才まで(明治8年から明治20年まで)
を描いています。

異国への憧れ、勉学の努力、淡い初恋などを描いた学生時代、
恋愛がリアルな結婚へとつながる20才頃、
そして結婚後の数年間、と続きます。

物語性というか、詩情というか・・・そういうものを強く感じさせます。
抒情性豊かな物語で、素晴らしいと感じました。


全体的にセレブな雰囲気でロマンを感じさせますが、
私たちの実人生と妙にリンクする場面も多いです。

異国へ憧れ英語を熱心に勉強した学生時代、
大人になってそれを生かした仕事に就くが、
次から次へといろんな問題が発生し、
学生時代の夢を叶えたと浸る暇などない、
というところが特にリアルです。

また、万里子の結婚生活もリアルです。
セレブ夫妻なのに・・・庶民の自分が感情移入してしまいます。

豪華さと、抒情性と、人生のリアルさとが同居している
ところがこの作品の魅力です。

最後に短所と感じたところも書いておきます。
それは、数コマでストーリーが目まぐるしく動きすぎるところです。
この点は、2020年代の漫画とかなりテイストが違いました。
1つのエピソードがページの途中で終わって、
同一ページの次のコマですぐ次の話が始まる、ということが多く、
余韻に浸りにくいと思いましたが、そこは、
そんなもんだと割り切って読みました。

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[投稿:2022-02-02 12:23:00] [修正:2022-02-02 12:24:06] [このレビューのURL]

私が小学生の頃、南野陽子主演の同名映画が流行していて、その影響もあってか、クラスの女子にこのマンガを読んでいる人もいました。
私は当時この作品に対してチャラいイメージを持っていたため、読むことはありませんでした。
その時期から35年ほど経った2020年、すっかり中年となった私は、ふとしたことからこのマンガを読む機会に恵まれました。

・・・面白い!!

私はすっかり「はいからさん」に魅力されました。
軽いノリなのに、主人公の半生がしっかり描かれています。コメディ要素と大河ドラマ要素が両立しているところが素晴らしいです。

ずっと食わず嫌いでいたことを後悔しました。

そして小学生の娘にもこのマンガを読ませたところ・・・大好評でした。

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[投稿:2022-01-25 03:22:08] [修正:2022-01-25 03:23:09] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

鳥山明さんの絵ではないことを除けば、ドラゴンクエスト7の世界をうまく漫画化できています。
漫画オリジナルのキャラクターが出てきたり、キーファとマリベルの関係が違ったり、とゲームの設定とは異なる点がありますが、それがドラクエ7の世界を壊すことになってはいません。むしろうまく補完してくれています。
ついでに、ゲームのような「○○はレベルが上がった」という表示はありませんが、冒険を通して主人公たちが強くなっていく様がよく描かれています。
また、主人公たちの心情がよく描かれているのは、漫画ならではです。

仲間との絆を深めながら、だんだん強くなっていく主人公パーティー。
そしてどんどんスケールの大きくなる冒険・・・。
ドラゴンクエスト7の漫画化としては、すばらしく、大成功と言えます。

では、なぜこの点数なのか・・・・。
それは、物語が途中で終わっているからです。
典型的な、「俺たちの戦いはこれからだ」の終わり方で・・・・。
続きが読みたいけど、無理だろうなぁ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-07-15 11:22:38] [修正:2022-01-20 08:49:30] [このレビューのURL]

恋愛論について、男女が部屋でずっとしゃべっています。
この内容なら、エッセイで書けばよく、漫画でやらなくてもいいのではないか、と思わなくもありません。
それでも、恋愛論の内容は面白かったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-09-08 10:31:23] [修正:2021-09-08 10:31:23] [このレビューのURL]

「進撃の巨人」のスピンオフ作品。

全2巻で、1巻はアニ、2巻はミカサが主人公です。

1巻では、アニとヒッチとの交流が興味深かったです。
2巻は、ミカサに感情移入しまくりでした。

「進撃の巨人」の本編は、主に主人公エレンの視点から語られていますが、この作品では、アニの視点、ミカサの視点から「進撃」世界を楽しめます。

進撃の巨人ファンの人なら楽しめると思います。
(当然ですが、「進撃の巨人」本編のストーリーを知らないと全く話についていけません。)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-07-04 17:18:13] [修正:2021-07-04 17:18:13] [このレビューのURL]

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