「鈴森一」さんのページ
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4点 人間昆虫記
主人公のキャラは魅力的です。
つかめそうでつかめず、最期まで謎の多い人格をしています。
「主人公の人格」に対する作中の謎解きが中途半端だと思いました。
お話はよくできていると思います。
涙のシーンのコマわりも好きです。
ただ、率直な感想として、この内容に手塚先生の絵は合わないと感じました。
劇画調の絵で読みたかったです。
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[投稿:2010-07-10 23:33:41] [修正:2010-07-10 23:33:41] [このレビューのURL]
3点 MW
手塚ファンの方には申し訳ありませんが、私は楽しめませんでした。
主人公に対し、共感も感情移入もできなかったのが主な原因だと思います。
でも、昔のマンガだし、発表された当時はかなり斬新だったのではないかと想像はできますが・・・・・・ただそれだけです。
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[投稿:2010-07-08 22:38:20] [修正:2010-07-08 22:48:52] [このレビューのURL]
8点 きりひと讃歌
おもしろいです。
実にいろいろな読み方ができるマンガです。
医療ものでもあるし、SFものでもあるし、ミステリーものでもあるし、社会派ものでもあるし、ヒューマンドラマものでもあります。
設定もストーリー展開も非常によくできている娯楽ものの傑作であり、加えて読んだ後に何かを考えさせてくれる哲学的な作品でもあります。
未読の方には、一読をオススメします。
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[投稿:2010-07-08 22:47:49] [修正:2010-07-08 22:47:49] [このレビューのURL]
7点 奇子
ムラ社会のとある地主の家族の物語です。
ドロドロを絵にかいたようなお話で、とにかく善人が出てきません。
しかし、昼ドラのような下世話な感じはなく、高尚で文学的な香りが漂っています。
漫画なのに、小説を読んでいるような気分になりました。
作品としての質は極めて高く、作者の力量を感じます。
登場人物たちがあまりに救いようがなく、読後感はよくなかったですが、人の業について考えさせられました。
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[投稿:2010-07-05 00:01:02] [修正:2010-07-05 11:34:23] [このレビューのURL]
10点 愛と誠
ものすごく面白いです。
「君のためなら死ねる」
この言葉に、ストーカー的な怖さではなく、一途な熱い恋心を感じさせる作品です。
「ストーカー」や「草食系男子」などという言葉が市民権を得た今の時代では絶対に書くことのできない、熱い熱い感情が作品の中で渦巻いています。
安易な離婚の多いこの時代、一人の相手と一生を添い遂げるためには、この作品に出てくるような一途な気持が必要なのだと感じました。
そうであるからこそ、「愛と誠」を作品として再評価するきざしが見られないことは残念でなりません。
ツッコミどころも満載ですが、それを楽しみつつ、作品のもつパワーに圧倒されていくことは間違いないのです。
ぜひ読んで、熱くなってください。
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[投稿:2010-04-07 22:53:33] [修正:2010-07-04 07:59:33] [このレビューのURL]
5点 翔んだカップル
作品が発表された時代にはセンセーショナルな内容だったことが察せられますが、今見ればよくあるタイプの恋愛ものです。
絵柄は時代を感じさせますね。
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[投稿:2010-04-20 21:54:35] [修正:2010-04-20 21:54:35] [このレビューのURL]
8点 百億の昼と千億の夜
読解力の要求される作品です。
一度では完全に読解できず、何度も読み返してしまいました。
スケールの大きなSF作品です。
夜長に読み、作品の世界にどっぷりと浸かってください。
なお、ストーリーを読解できない人もたくさんいると思います。
そういう意味で、読者を選ぶ作品です。
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[投稿:2010-04-07 23:10:44] [修正:2010-04-07 23:10:44] [このレビューのURL]
7点 ストップ!!ひばりくん!
とっても面白い。楽しい!
好感のもてるギャグ漫画です。
作者の都合で突然終わってしまい、残念です。
蛇足ですが、江口さんの描く絵は、当時かなりオシャレでした。
今見れば普通ですけどね。
漫画の絵も、時代とともに変わっていくのです。
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[投稿:2010-02-26 03:58:20] [修正:2010-02-26 03:58:20] [このレビューのURL]
4点 冬物語
優柔不断で流されまくる主人公。
漫画では珍しく、現実にはよくいるタイプです。
そういう人物を主役に据えたことが、この漫画の特色だと思います。
現役受験生が読めば、反面教師にできそうです。
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[投稿:2010-02-26 03:41:47] [修正:2010-02-26 03:41:47] [このレビューのURL]
7点 日本沈没
原作がしっかりしているだけあって面白いです。
地質学的な話は専門的すぎてよくわからなかったので、その部分は読み飛ばしていましたが、それでも十二分に楽しめます。
あまりに救いようのないラストに、読み終わった後、本当に日本がなくなってしまったかのような圧倒的な喪失感を味わいました。
結果、日本の国土に対する愛着が今以上に芽生えました。
自分は日本人なんだなぁ、と実感させてくれる作品です。
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[投稿:2010-01-25 16:00:35] [修正:2010-01-25 16:00:35] [このレビューのURL]
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