「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日

10点 T・Pぼん


子供から大人まで、素直にお奨めできる作品。
少年向けの内容ながら、タイムマシン好きは必見だと思います。

個人的には藤子・F・不二雄氏の作品では、ナンバーワン作品だと思う。

平凡な中学生・凡(ぼん)がひょんなことからタイムパトロールとなり、
T.P組織の規約・指示に基づきながら、過去の歴史の中で不幸な死を
遂げた者で、なおかつ生存しても歴史の流れに影響しない者の救助活動
を行う物語である。

1つの歴史の中で起こった事象を、タイムパトロールが介入することに
よって、現在の歴史ができあがる側面もあり、歴史の精査、その歴史で
謎となっている部分の埋め合わせ(ストーリー構築)など、非常に練度
の高い作品になっていると感じる。

本書は未完となっているが、ストーリーは基本的に、テーマ毎完結と
なっているので、読み終わって(未完に対する)さほどの惜しさはない。

ただ、世界史・日本史でこの事象(例えば「本能寺の変」とか)を扱ったら、
作者はどうアプローチしただろう、という興味は凄くある。
叶わぬ夢であるが・・・。

3巻の最後に、藤子・F・不二雄氏が、本書への熱い思いを綴られている。
氏は元々歴史・探索好きで、その世界をタイムマシンで覗いてみたい、
という願望が強かったそうで、その願望を強く込めたのが本作品とのこと。

かなり昔の作品である故、時代背景や歴史認識など、若干古い感覚である
ことは否めないが、現在でも十分通じる作品であると断言できる。

巨匠、藤子・F・不二雄氏にとって、原点の思いが込められている本書を、
是非とも読んでもらいたいと思う。
 
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 10:12:42] [修正:2010-02-04 10:12:42] [このレビューのURL]

いつ何時読み返しても面白いですね。
子供とともに、長く楽しませていただいています。

ただフリーザ編以降は、ちょっと間延びした感じで嫌ですね。
戦闘値インフレ、タイムパラドックスをはじめとする、整合性が合わない
話の数々・・・。商業主義に怪我された部分も多いと感じます。

まあそんなこと気にせず、ざっと読んで楽しめる良作だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 19:11:43] [修正:2010-02-04 09:12:20] [このレビューのURL]


竜馬漫画では随一の作品ではないでしょうか。
他作品の追従を許さない名作だと思います。

少年時代はオリジナル、青年期からは司馬遼太郎の 「竜馬がゆく」 を
下敷きにしている、という話を聞いたことがあります。

そういったことから史実とは少し違い誇張部分も多いのですが、幕末を
学ぶにあたっては、この作品から始めるのが良いかもしれません。

純粋に面白くて夢中になれるので、坂本龍馬をはじめとする幕末の志士に
興味が出てくると思います。

是非とも読まれてみることをお奨めします。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 19:05:51] [修正:2010-02-03 19:05:51] [このレビューのURL]

7点 三国志


面白い。60巻という長さも気にならない。

私はこの作品で三国志の概要を覚えました。
大人にも子供にも勧められる良作だと思います。

ただ横山氏の特徴なのか、登場人物の顔がよく似た感じで区別がつきにくく、
登場人物が自分の頭の中で整理できない点は苦労しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 18:59:18] [修正:2010-02-03 18:59:18] [このレビューのURL]

9点 SUGAR

 
これは面白い。興奮する。

序盤はちょっとグダグダ感はあるものの、中盤から終盤にかけては圧巻。
一気に引き込まれ興奮の坩堝の中、終演を迎える。

新井氏の作品は、「宮本から君へ」 が全く合わなかった(面白くなかった)
ため、ずっと敬遠してきたが、本作品を読んでイメージが一転。
氏の他作品も読んでみようという気になった。

ただ何気ないシーンで、本編に関係のないセリフが入りすぎ。
おそらく生活感というか現実感を出すための演出なのだろうが、スムーズ
に読むことへの阻害要因になるだけで、必要のない演出だと感じる。

この作品には続きがあると察するので、早速探して読んでみようと思う。

いやー、面白かった。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-03 18:12:48] [修正:2010-02-03 18:12:48] [このレビューのURL]


とにかく面白い。笑える。
個人的には 「1・2の三四郎」 より この「2」 の方が好き。

単なるギャグマンガではなく、「プロレス」 そのものの 「立ち位置」 が
よく分かる作品だと思う。

これは作者がプロレスをこよなく愛しているからか。

しかし小林まこと氏は、悪役というかライバルを上手く躍動させるね。
ついつい主役に感情移入して、「倒せー!」 とか思ってしまう。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-03 13:01:58] [修正:2010-02-03 13:01:58] [このレビューのURL]

 
これは文句なく面白いでしょう。

単なるスポ根漫画ではなく、大いに笑えるギャグも取り入れられ、
さすが小林まこと氏といったところ。

私的にはスポーツ系もギャグ系も好きではないジャンルなのだが、
小林氏だけは別。本当に心から面白いと思います。

その中で本作は秀逸の一言。
展開的には単純なのだが、これだけ面白いのは作家の力量か。

続き(オリンピック編)が是非とも見てみたい。
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-02-03 12:54:49] [修正:2010-02-03 12:54:49] [このレビューのURL]

確かに面白いし、読んでいる間は興奮するのだが・・・。

「賭博破戒録」 よりもさらに酷くなった展開の遅さ。もう辟易。
読み終わると興奮は吹っ飛び嫌悪感だけが残る。

カイジ3部作を読んで、私は福本作品が合わないことを感じた。
もう福本作品を読むことはないだろう・・・。

いつの日が作者のストーリー展開手法が変わってくれることを望む。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-28 10:55:35] [修正:2010-02-03 12:39:11] [このレビューのURL]

 
面白いです。

いわゆる歴史の 「if」 モノですが、時代背景を綿密に調査し、その裏付け
を元にストーリー展開をしているので、その迫力に圧倒されます。

歴史(昭和史)好きでなくとも楽しめる作品だと思います。

ただ、これは作者の全ての作品に共通することなのですが、途中非常に
間延びして、遅々として展開が進まないというところがあります。
正直イラつきます。

このあたり何とかして欲しいです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 12:29:39] [修正:2010-02-03 12:29:39] [このレビューのURL]

 
素直に好きだなあ、この漫画。

一気に突っ走って読んでしまう、っていう感じじゃないんだけど、
ジワジワと面白さを感じてくると言うか。

途中どこに行くのか?、という展開だったけど、最後は何か切なく
しかし微妙なハッピーエンド?で、何か目が潤んだ。

プチSFとヒューマンドラマが上手くハマった良作だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-03 11:46:59] [修正:2010-02-03 11:50:24] [このレビューのURL]