「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日


奥深い漫画ですねえ。

エロ描写が度々出てきますが、どちらかというとイヤらしさより
怖さの方が感情的に感じます。いったいどんな集落なんだ!と。

画はちょっとクセはありますが、見易い描写で特に問題なし。

ラストはちょっと切なさが残る。
なかなか良いラストだと思いました。

実体験に基づく漫画とのことで生々しい面白さがあり、夢中になって
読める作品だと思います。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-08 13:06:50] [修正:2010-02-08 13:06:50] [このレビューのURL]

7点 あずみ

 
途中までは間違いなく10点。

修行仲間との非情な殺し合い、そして下界へ・・・。
爺を信じ役目をこなしていくうちに、どんどんと減ってくる仲間たち。
そして、ついにあずみ一人に。

爺の秘密、家康との因縁、仇敵とのコラボ、家康成敗へ・・・。

ここらあたりまでは完璧。
単なるチャンバラ漫画ではなく、良質なヒューマンドラマと言っていい展開。

しかし話が進むにつれ1テーマ完結構成になり、なんかマンネリ感が出て
きてしまう。確かに面白いんだが・・・。それは作者の力量か。

そしてあるテーマの時に、いきなりあずみ出生の秘密テーマに飛躍し、
突然のフィナーレ。うーんストレス溜まるなあ。

なんであんなに飛躍したんだろうか?
小山ゆう氏なら、もっと上手いエンディングを創作できたんじゃないかなあ。

途中のマンネリ化と、最後の(悪い意味での)飛躍ぶりが減点材料。
うーむ、惜しい。

ただ全体通して夢中になって読める漫画だと思います。
 
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-05 18:59:46] [修正:2010-02-05 19:51:10] [このレビューのURL]

 
大昔に買いそろえて何度も何度も読んだ作品。
最近改めて読んでみると、やっぱり夢中になりますね。

ストーリーは平凡なんだけど、その平凡さがいい。
何と言ってもキャラ作りが上手すぎます。
やっぱり感情移入しちゃうんですよねえ。

やっぱ五代が告白するときの前後は眼が潤んじゃいます。
ラストも心しみるほのぼのさ。暖かいんですよねえ。

ラブコメ不朽の名作といっていい作品なんだろうなあ。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-05 18:32:19] [修正:2010-02-05 19:02:53] [このレビューのURL]

8点 H2


とにかく面白い。

相変わらず野球と青春ドラマを描かせたら天下一品ですね。あだち充は。
あだち充作品は、高校時代に読んだタッチ以来だったが、やはりあだち充は凄かった。

展開の面白さ、巧みさ、キャラ作りの上手さ、そして切なくなるくらいの
青春満開の色づけは、やはり巨匠の力量の凄さを感じる。

マンネリの意見もあるかもしれないが、それがまた魅力だと思う。

久々に氏の漫画を読んで、他の作品も読み漁りたくなった。
さあ、青春時代に戻れるかな?(苦笑)
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 19:42:07] [修正:2010-02-04 19:42:07] [このレビューのURL]


夢中になります。
本書を読んで美術品への造形が少しだけ深くなった気になりました。(笑)

基本的に1テーマ完結の構成ながら、大きなテーマ(モナリザの謎関係)や
なかなか進まない恋愛などが織り込んであり、しっかりと芯の通った構成に
なっています。

キャラ設定も良く感情移入させられることもあり、作者の力量を感じます。
ラストの持って行き方も面白く、読み終わったあとの満足感もグッドです。

老若男女楽しめる秀作ではないでしょうか。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 19:07:24] [修正:2010-02-04 19:07:24] [このレビューのURL]

 
面白いんですけどねえ・・・。

吉川英治の宮本武蔵像を、漫画によって具現化させた作者の手腕には
敬意を表したい。そのくらい素晴らしいキャラ、ストーリー構成。

ただ途中から、哲学的?な部分を掘り下げすぎで、間延びしている感が・・・。
あまりに展開が遅い。

過去の対戦相手の幽霊?自身の煩悩?を登場させることで、主人公らの
心の奥の葛藤を表現しているのだろうが、どうにもこうにもしつこすぎ。

美しい描写と魅力的なキャラ作りに大成功しているのだから、もう少し、
いやほんのもう少しだけでいいから、本編を上手く進めて欲しい。

うがった見方をすると、商業的先延ばし意図を感じてしまう。

画、構成ともに圧倒的な力量を感じる作者だけに、間延び要素を少しでも
排除する方向で本書を名作へと導いて欲しい。

今後に期待。
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-02-04 18:14:45] [修正:2010-02-04 18:14:45] [このレビューのURL]

 
坂の上の雲がドラマになったのを契機に、日露戦争における背景を
知ろうとして本書を読んだのだが・・・。

読んで後悔。レビューを読んでからにしておくべきだった。

酷い、酷すぎる・・・。

画(中盤から後半)は落書きやメモレベル。とてもみるに堪えない酷さ。
ストーリー展開も読者徹底無視の自己満足構成。
ハッキリ言ってよく分からない。理解できない。

これほど酷い漫画も珍しいのではないか。

序章部分の秋山兄弟、正岡子規のほのぼの物語がまずまずだったので
かろうじて1点。

調べれば途中打ち切りとのこと。
日清戦争で終わっているのも頷ける。

あぁ、読まなきゃ良かった。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 17:56:13] [修正:2010-02-04 17:57:39] [このレビューのURL]

 
素直に面白いとは思える作品。
ただ壮大な世界設定を生かし切れてない感が強い。

1テーマ完結手法について特に異論はないが、主役(イキガミ届け人)を通し
別の一貫したテーマを同時進行させれば、もっと骨太な作品になるのでは?
あの世界を作った背景を掘り下げたり、それを推し進めた黒幕・組織とか、
いろいろ考えられると思うんだけど・・・・。

確かに小さくその設定は入っているように思われるんだけど、凄く弱い感じ。
それが薄っぺらに見えたり、1テーマ完結物語になってしまいマンネリ化
しているように思えてしまう。

面白いのに勿体ない。

あと問題になっている星新一氏の 「生活維持省」 との関連について。
個人的にはよく似ているけど、著作権侵害までいわれるとキツイ感じ。
特にパクってはないと思います。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-04 16:56:01] [修正:2010-02-04 16:56:01] [このレビューのURL]

5点 RIN

 
SUGARの続編ということで、相当の期待を持って読んでみた。
結論から言うと、面白さと期待はずれが同居した内容でした。

リンのヒールぶりはちょっと行き過ぎ感があるかなあ。やや嫌悪感を感じる。
途中不覚にも立石に感情移入してしまったのは作者の狙い目なのか?

最後までリンの行動や感情の方向性がぶれなかったのは素晴らしいが、
ある意味想定できたラストで、ちょっとヒネりがなかったような・・・。
新井氏なら 「どんでん返し」 や 「思いもよらぬ展開」 があるかな、と
ちょっと期待しながら読んだだけに、拍子抜けの感が拭えませんでした。

シュガーで感動しただけに、個人的には若干期待はずれの内容。
ただ夢中になって読める面白さはあると思います。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-04 15:36:56] [修正:2010-02-04 15:40:46] [このレビューのURL]

7点 PLUTO

SF好きにはお奨めできる良作。

良くも悪くも浦沢ワールド全開で、伏線の張り方や回収の巧みさ、また
伏線未回収など、評価が分かれる作品だとは思う。

私的には好みのストーリー。未来のロボット社会なんて夢があっていい。
その中での人間とロボットの共存の難しさ、戦うことへの問題提起など、
現代社会にも通じる論点もあり、非常に思慮深く創作されているなと感じる。

ただ個人的には、最後の方が惜しいです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-04 10:42:04] [修正:2010-02-04 10:45:08] [このレビューのURL]