「かずー」さんのページ

総レビュー数: 66レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月28日

10点 宇宙兄弟


今のところ欠点が見あたらない。
面白すぎて夢中になれる名作と評価します。

宇宙や宇宙飛行士のことを綿密に調査したあとが見られるストーリーで、
非常に真面目なテーマでありながら、何かホッとする雰囲気を醸し出す
キャラクターの数々。

何と言っても主人公のキャラが素晴らしい。

人間味があって実は見栄っ張りでドジで間抜けで・・・、優秀な弟への
劣等感アリアリながら、実はもの凄い弟思いだったり・・・。
本当に心から感情移入してしまう。

これから月でいろんな試練に立ち向かうのであろう。
どういった主たるテーマに向かうか非常に興味があるが、同時に心配でもある。

今までは名作への道を着々と進んでいる。
これからも是非とも名作ロードを堂々と歩んで欲しいものである。

こころから応援したい。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-09 09:26:48] [修正:2010-03-09 09:26:48] [このレビューのURL]


昔読んでかなり良いイメージがあった作品。
改めて読み直しても、十分通じるラブコメディでした。

甘酸っぱい気持ちが久しぶりに到来。
新入社員の寮生活のころを思い出してしまいました。

忘れかけた若かりし日?を思い出したいときに最適な作品だと感じます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-05 15:12:00] [修正:2010-03-05 15:12:00] [このレビューのURL]

 
SFヒューマンドラマ。
ストーリーが良く練られた作品で非常に面白い秀作だと思う。

主人公の愛は一体 「救世主」 なのか 「悪魔」 なのか?
最後までこの結論がわからず、そもそも 「救世主」 の定義すら分からなくなる。

未来から侵略にやってくるという設定、現代人と未来人と未来新人類との対立、
未来人と現代人の倫理観の違い、などなど、1980年代前半の作品とは
思えない斬新なストーリーとキャラの創世、躍動のさせ方は見事。

画は上手いものの、現状の小山ゆう氏の画よりも若干チープに感じる。
ただ嫌悪感は全く感じない。むしろ新鮮。

SF好きはもちろん、そうでない方にもお奨めできる作品です。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-04 09:44:13] [修正:2010-03-04 09:44:13] [このレビューのURL]

 
面白い。ドキドキワクワク夢中になれる。
途中までは・・・。

大地震?による都市機能の崩壊、人間の極限状態を上手く表現・描写し、
キャラクタ創世・絡みも上手い、そしてストーリーも秀逸。

しかし終盤からフィナーレにかけて、いったい何を訴えたかったのか、
読者をどこへ導きたかったのかが私には理解できなかった。

せっかく途中まで夢中になれたのに、最後でテンション下がりました。

非常に惜しい作品。
ただ読んで後悔はしないと思います。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-02 15:14:07] [修正:2010-03-02 15:21:07] [このレビューのURL]

 
間違いなく面白いマンガ。
画はクセがあるし下手だと思うが嫌悪感は感じない。

学歴も資格も無い弱者の主人公・神崎が法律の裏をかく事件屋・ハタ探偵
事務所に入所し立身出世を夢見て働く物語。

非常にドロドロしたストーリーで、特に前半は、悲惨な主人公に感情移入
したら最後、ムカついてイラつくこと間違いない。

しかし読み進めるうちに、そのイラつきやムカつきは徐々に解消されていき、
ワクワク感の方が上回っていく。これは主人公・神崎が作中で成長していき
神崎を虐めていた人間達が徐々に神崎を認めていくからだと思う。

前半は短期の1テーマ完結だが、後半はかなり大きなテーマで非常にスリル
ある面白い展開となっている。

基本的に 「ナニワ金融道」 や 「闇金ウシジマ君」 等と同じようにお金を扱った
裏社会のお話しだが、最後は思いも寄らない展開へと進んでいき、ナニワや
ウシジマとは、一線を画すジャンルとなっている。

まず読んで損のないマンガだと思います。
お奨めです。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-02 10:29:22] [修正:2010-03-02 10:38:36] [このレビューのURL]

4点 レベルE

 
評価も高かったしSF好きなので楽しみにしていたのだが・・・。

私にはちょっと合わないマンガだった。

まずSFではなくドタバタコメディ色が強かったこと。
「読者の裏をかく」というストーリー紹介だったが、別に裏はかかれなかったこと。
「読み応えがある」という紹介だったが、別に読み応えはなくさらっと読めたこと。

以上が理由。

別につまらないというわけではなく最後まで読めたが、面白くもなかった。
期待していただけに非常に残念・・・。

コメディ好きな方には合うかもしれません。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-26 19:20:45] [修正:2010-02-26 19:59:14] [このレビューのURL]

 
やっぱり名作。
ボクシング漫画ではあしたのジョーと双璧でしょう。

現実離れした部分もあるけど、基本的に現実性のあるヒューマンドラマで、
楽しく、切なく、そして悲しく・・・考えさせられる部分も多い。

おとうちゃんが死んだとき、三島さんが死んだとき、やっぱ泣いたなあ。

火山や海道の無念さ、露木さんの葛藤、山谷さんの意地、のぼるの執念など、
随所に素晴らしいキャラクターが躍動し、それでいて主役の元気も輝く。
なんと素晴らしい作品なんだと感動してしまいます。

芦川先生とはどうなるの?、って少しヤキモキさせる部分を残してのラスト。
19歳で帰郷する姿にもったいなさを感じつつ、元気の笑顔で納得。

続きが見たいけど、続きがないから名作なんでしょうね。
何度も何度も読み直したい作品です。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-05 18:45:40] [修正:2010-02-26 19:45:00] [このレビューのURL]

7点 YAWARA!

 
テンポがよくとても面白い作品ですね。

浦沢氏のスポーツマンガは、モンスターや20世紀少年のような膨大な
伏線がないので、非常に分かり易く読みやすい。

よって浦沢ワールド(ミステリー)が苦手な方も、素直に入れると感じる。

また悪役や味方、ちょい役キャラ設定の絶妙な味付け、ストーリー展開が
非常に上手なので、ワクワク夢中になれる秀作になっていると感じます。

まあ良者と悪者がハッキリしていて、ベタと言えばベタなんですけど・・・。

ただ間違いなくお奨めできるマンガです。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-22 10:36:44] [修正:2010-02-22 10:41:56] [このレビューのURL]

 
歴史好きはもちろん、歴史に多少疎くても面白いマンガではないかと思う。

マイナーな武将である仙石秀久を主役に据え、その視点から戦国時代を
描くなんて、なんと凄い作家だと思ってしまう。

キャラは全般的に美形に書きすぎの感がある(そうでもない人物もいる)し、
歴史認識に若干違和感を覚えるが、しっかりと時代考証をしたと思われる
ストーリー、合戦描写で、日本史(戦国)の勉強としても使えそう。

また作家自身の独自調査による見解も盛り込まれ、非常に興味をそそられる。

キャラは完全独創で肖像画などのイメージとかけ離れている人物が多いが、
その独創キャラが大きく躍動し、物語を独特な面白さへと導いてくれる。
これは作家の力量の高さを物語るものであると思う。

続きも楽しみに読んでいきたい。
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-18 18:28:06] [修正:2010-02-18 18:29:03] [このレビューのURL]

 
闇金融の社会をリアルに描く作品。基本的に1テーマ完結物語。
思わず嗚咽しそうなほど、グロテスクでリアルな内容が展開される。

ハッキリ言って主役とされるウシジマは、社会のクズであり凶悪犯罪者。
なのにギャル汚、宇津井や板橋といった、いわゆる 「被害者たち」 の方に
嫌悪感を感じてしまう。

これは作中のギャル汚や宇津井など、テーマ主役たちが持っている自分の
弱さや虚栄、ちっぽけな自尊心や虚無心などが、自分の中にも存在すること
への 「恥ずかしさ」 ではないかと感じる。正直怖さをも感じてしまった。

この漫画を受け止めるか、簡単に突き放すか・・・。

個人的には社会へ出る前にこの漫画を読み、しっかりと受け止めることが
出来なければ、作中の悲惨な人達と同じ運命をたどる可能性があると思う。

逆に考えればこの作品は、見栄や虚栄を捨てて受け止めさえすれば、自分の
弱点をしっかりと見つめ直すことが可能な、秀作であると思う。

面白いが本当に怖い漫画。

私は決してサラ金には手を出さないし、ギャンブルにものめり込まない。
そうしっかりと今は言い切れます。

「物事の考え方が変わったりするほどの力を持った作品」

この評価で間違いないです。
 
いやはや、ある意味本当にスッゲー漫画。劇薬だ。
子供には高校入学か卒業のタイミングで絶対読ませよう・・・。
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-02-17 17:27:42] [修正:2010-02-17 17:40:26] [このレビューのURL]