「白い犬」さんのページ
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ブログはじめました。
内容はここで書いたものの転載。もしくは加筆修正したもの。あと適当なこと書いてます。

8点 フラグメンツ
現実感、浮遊感、夢、乖離、服従、嘘、真実、邂逅、離別、日常、
空虚、破壊、終末、そしてエロス。
これらフラグメンツ(断片)によってこの漫画はできていると思った。
ナイスレビュー: 6 票
[投稿:2006-05-01 21:30:42] [修正:2006-05-01 21:30:42] [このレビューのURL]
7点 ありがとう
単身赴任からお父さんが帰ってきたら家は不良のアジトになっていて
母はアル中長女は薬漬けで性的玩具と化し次女は自慰行為を不良に
写真にとられて、としょっぱなから救いがない。
で、お父さんが命を張って我が家の平和を取り戻す・・・という
お安い話にならないのが山本直樹。
一応不良は追い出したもののお父さんががんばって家族を再生しようと
すればするほど家族の絆というものが幻想であることがわかってきてしまうという、深いよ山本さん。
連載当時作家の柳美里が絶賛していたのが印象に残っている。
彼女も家族の絆に振り回された生き方をしていたからであろう。
家族の再生をあきらめてそれぞれ家族が好きなことやってときどき集合して旅行いったりしたりしはじめたときにお父さんは死ぬ。
最期の言葉は「ありがとう」。このためのタイトル。
山本直樹に完敗。
ナイスレビュー: 7 票
[投稿:2006-05-01 02:17:36] [修正:2006-05-01 02:17:36] [このレビューのURL]
7点 ぼくは、おんなのこ
ああ、志村貴子だ。
収録の作品をざっと読んでいくと志村作品の核となる性別のあいまいな境界線や「家族」と「自分」の関係や思春期のゆらゆらとした恋心、その他もろもろが垣間見える。まるで豪華幕の内弁当。ごちそうさまです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-05-01 02:01:21] [修正:2006-05-01 02:01:21] [このレビューのURL]
6点 銀魂
最初見たとき絵が下手で週刊で漫画描いて大丈夫?と
思ったほどですが巻数を重ねるうちにほんの少しづつだけど
絵がうまくなってきてます。
この作品の最大の魅力はセリフのセンスとテンポですね。
あとときどきどうしようもない下ネタが笑いのツボに
クリティカルヒット。
人情ものの話とかたまにはいるけれどしょぼいコントみたいな
話のときのほうが好きです。ついでにコミックスの作者のつぶやきがなんか妙に痛々しくて好きです。何だ、自分銀魂結構すきじゃん。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-05-01 01:52:15] [修正:2006-05-01 01:52:15] [このレビューのURL]
評判がいいみたいなので漫画喫茶にいって
読んでみました。
正直言って「う〜ん・・・」な感じでした。
別に漫画じゃなくていいかな、という気がします。
確かに各分野の際立った才能の人々の話は奥が深くて
面白いです。でも話を聞き出すのがうまいインタビュアーが
対談形式で連載したほうがもっと楽しめるかな。
山田玲司が絶望したい人を一人で救いたい気持ちは
伝わってきますが私から見たら相手の魅力
を最大限に引き出せず不完全燃焼。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-04-15 23:00:51] [修正:2006-04-20 02:17:23] [このレビューのURL]
4点 焼きたて!!ジャぱん
18巻まで買っていたのですがどういうわけか
新刊買わなきゃ、という気持ちがなくなってしまった。
新人戦まではパンの解説やリアクションやギャグ面白かったんだけど
モナコカップ以降パンがトンデモパンになり
リアクションも他作品のパロディをしはじめたところにも
なんだか不快に。(別にパロディが嫌いなんじゃなくて
パロディの描き方が私には合わない)
そしてなによりも河内いじめが嫌い。
ジャぱんに限らず特定のキャラをやたらいじめたり
最低な性格に描いたりする描き方が私には
許せないのだ。
食べ物が出てくる漫画でうんこネタは勘弁してください。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-12-28 14:51:32] [修正:2006-04-15 23:02:15] [このレビューのURL]
5点 カラスヤサトシ
アフタヌーンのすみっこにある思わぬ収穫
それがカラスヤサトシ。
単行本化を読者投票で決めるみたいですが
はたして票は集まるんでしょうか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-04-01 20:15:17] [修正:2006-04-01 20:15:17] [このレビューのURL]
6点 クピドの悪戯「虹玉」
一昔まえ、赤玉という都市伝説がありました。
虹玉はそれからヒントを得たものなんでしょう。
読み始めたときあと「七回」の主人公は桐生ちゃんと怜子ちゃん、
どっちとくっつくのか結構楽しみにして読んでました。
で、本日虹玉編の最終回を読んだのですが
なんだか拍子抜け。
虹玉の正体が・・・・なんだか納得いきません。
もうちょっと虹玉の設定をひねれなかったんでしょうか。
でも睦月がどっちともくっつかないエンドもアリかな、
と思って読んでいたのでめでたしめでたしということで。
作者はドロドロとした男女の心理描写がうまいので
新章も楽しみです。
7点にしようと思いましたが最終回読んでマイナス1。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-30 16:31:05] [修正:2006-03-30 16:31:05] [このレビューのURL]
8点 QUOJUZ
柏木ハルコのデビュー作「いぬ」は強烈だった。
よくぞ女の性欲をこんなに面白く描いてくれたな!と
拍手を送りたくなったほどだ。それ以降も彼女の作品は
女の性(この場合「せい」「さが」どっちの読みも可)を
扱った作品を描いてきた。
その作者の最新作がこのQUOJUZ(コジューツ)である。
内容は上京したミキオ(おそらく童貞)が下宿先で
彼に一目ぼれした実姉三人に振り回されるというもの。
って、これってよくあるハーレム型のお約束エッチコメディ
じゃないですか!どうしたの柏木ハルコさん。
めがねっ娘ありツンデレありコスプレありの
完全売れ狙い。
こんなの柏木ワールドじゃないよ!と思ったらやっぱり
柏木ワールド全開でした。
面白いよ。これ。腹抱えて笑ったもん。
次女かえでのクロロホルムアタックといい
三女すももの暴走といい。
絵が今流行のアニメ絵ではないので萌えを期待してる方には
好き嫌い分かれると思います。
私個人は柏木ハルコの描く女性はエロかわいくて好きです。
どう収拾つけるか期待。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-27 19:49:16] [修正:2006-03-27 19:49:16] [このレビューのURL]
6点 新世紀エヴァンゲリオン
私がかつて学生だったころエヴァのせいで
日本中に「包帯フェチ」「14歳萌え」が蔓延した。
テレビのニュースでエヴァ特番も組まれたりして
監督の庵野氏が一躍時の人になった。
そのころ影響を受けた世代を狙ってエヴァが
パチンコ台で登場したときは「ガイナックスさん
まだエヴァで稼ぐのですか(笑)」と思った。
そんな思い出はひとまずおいといで純粋に漫画だけの
感想を述べる。
登場人物全員病んでいる。誰一人として健康とか健全とか
の人格とは無縁だ。自信にあふれてるようにみえるアスカも
少女特有の虚勢を張っているだけだ。
しかし現実の人間は100%病んでいない状態がない。
そして病んでいる人は病んでいる人に惹かれる。
貞本氏の描くキャラは体の線が細くてこの病んだキャラ設定が
ひきたつのなんのって。(エヴァには太った人が出てこない!)
シンジ自体に物語を動かす力がほとんどなく
使徒とネルフに流されっぱなしでその流されて揺れている
心象風景がこの漫画のメインではないでしょうか。
追記
10巻でのカヲルとシンジのあのシーンは腐女子と
呼ばれる人々へのサービスですか?
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-16 15:55:58] [修正:2006-03-25 23:13:53] [このレビューのURL]