「punpee」さんのページ
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ネット上の漫画お薦めサイトやランキングが本当に当てにならない中、このサイトは比較的信憑性が高く、参考にさせてもらってます。
なので私もレビュワーとなり、迷ってる人、新たに発掘したい方の背中を押したいと思います。
ただ、自覚していますが、結構偏ってるので、あくまでも1意見として参考にして下さい。笑
評価基準は、ストーリー、演出力、構成力、感動、キャラクター、セリフ、心理描写、読み応え、オリジナリティ、普遍性、愛着の11項目の点数の総計で割り出しています。

7点 放浪息子
女の子になりたい男の子。
男の子になりたい女の子。
を描いた思春期の物語。
年をとる毎に色々無理になってくる点や、明らかに男の子になりたい女の子より、女の子になりたい男の子の方が障害が大きい点等、
きっちり現実を描いている。
まぁ、それでも作者が女性という点と、柔らかいタッチの絵柄と合わさって、十分ポップだとは思うけど。
現実の思春期の男子中学生はもっと気持ち悪い。女性が思っている数倍気持ち悪いと思う。笑
ポップとはいえ、まこちんとにとりんの関係性は正直、気持ち悪かった。
可愛らしいもの好き、ほのぼの系が好きならお薦めです。
個人的に、志村貴子先生ではこの作品が一番好きです。
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[投稿:2016-02-20 22:08:34] [修正:2016-02-20 22:08:34] [このレビューのURL]
7点 少女ファイト
キャラクターがしっかり立っていて、心理描写も丁寧で、セリフも熱い。
個人的に好きな線の太いポップな絵柄や、随所に感じられる作所の遊び心等、作者のこだわりも感じ取れます。
密度は濃い。
ただ、他のレビュワーの方が言われる様に、
ご都合主義な展開、
カップリングや身近な人間関係を深くし過ぎ、
といった点は「確かになぁ」と思いました。
それでも良作だと思います。
執筆ペースも遅く、最近は年1冊程度で、密度の濃さから引き延ばす作者では無いので、負担はありません。
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[投稿:2016-02-20 22:07:13] [修正:2016-02-20 22:07:13] [このレビューのURL]
主役2人の関係性が普通にうしおととらですよね。。。笑
様々な逆境を乗り越えていく、ナイチンゲールの伝記ものとして普通に面白いです。
ただ、個人的にですが、月光条例以降の作者のセリフや演出が正直、古臭く感じてしまいます。
肝心のシーンでその若干の寒さのフィルターがかかってしまって、入り込めないです。
その熱からは少し置いてけぼりをくらったかなという感じです。
なので、終盤の畳み掛けより、前半?中盤部のナイチンゲールの活躍の方が楽しめました。
とは言え、藤田先生がまだエネルギーのある作家だという感じれた事は素直に嬉しいし、
2冊でこれだけの密度が濃く仕上がってるので、良作だとは思います。
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[投稿:2016-02-20 22:06:17] [修正:2016-02-20 22:06:17] [このレビューのURL]
7点 ナンバーファイブ 吾
前半の、吾が、追ってくる刺客と闘うという展開は興奮した。
本当に名作に出会えた予感でいっぱいだった。
しかし、ビクトル戦以降のナンバー王サイドの展開が進むにつれ、難解になってきた。
ナンバー王が理想を求め過ぎて墜ちたのか、高みに上がったのか、結局なんだったのか、よく分からない。。。
マトリョーシカの存在も抽象的に感じた。
相変わらずの世界観、センスは間違いなく唯一無二なので、個人的にはこの作品に価値を感じてはいるが、
人に薦めれる作品では無いので、評価も難しい。
ナンバー惨とのバトルは痺れた。これはハリウッド映画の映像で観たい。笑
あと、個人的に好きだったナンバー仁が呆気なかったのも残念。
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[投稿:2016-02-20 22:05:06] [修正:2016-02-20 22:05:06] [このレビューのURL]
9点 からん
本当に硬派な女子柔道漫画だと思います。
女子柔道と、部員内や京都という排他的なエリアでの人間関係を並行して描く、深みのある作品だと個人的には思うのですが。
作品を通して、それぞれの心理的成長も見て取れて、面白いです。
この作者は緊張と緩和の表現が抜群で、作中のピリピリとした緊張感も伝わってきます。
それだけに打ち切られたのが本当に残念です。
我の強い主人公のキャラ設定が、人によったら鼻に付いたのでしょうか。。。
読む人を選ぶと思いますが、柔道漫画の中では一番面白いと思っています。
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[投稿:2016-02-20 22:02:44] [修正:2016-02-20 22:02:44] [このレビューのURL]
6点 ももんち
特にここで説明する程の物語性はありません。
内気な女子芸大生のほのぼの漫画です。
それ以上でも以下でもありません。
お菓子で言えば「ビスコ」の様に、美味しくて大して害の無い作品です。
絵やカラーが好きで、装丁も地味に凝ってるので、冬目景先生好きの方は買っておきましょう。
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[投稿:2016-02-20 22:01:57] [修正:2016-02-20 22:01:57] [このレビューのURL]
9点 僕の小規模な失敗
この作品からは尋常じゃないエネルギーを感じる。
完全に「負」のエネルギーの方だけど。
ただ、作者が出し惜しみ無く全力を注いでいるのが伝わってくる。
単行本の帯にもある、
「恋愛ゲームにも参加できず、学歴コースからも脱落し、現状打破をねらった漫画コンクールでは相手にされない。
このままじゃダメになる…すべてがダメになる大いなる予感」感はひしひしと伝わってくる。
まんが道やバクマン。も読んでますが、この作品の主人公は、あくまでも一人。
孤独、絶望、自己嫌悪と闘う鬱々とした日々が痛々しいです。
地に足が付いてない日々の中で、何度も諦めながらも、衝動的に湧き上がる漫画への情熱。
「意識を遮断して描くんだ…どこでも描くんだ…とにかく描くんだ…
原稿に何かされたら、刺し違えてでも殺す…殺すぞ?」と、定時制高校の授業中に漫画を描くシーン。
漫画からしばらく離れ、好きな女性と一緒に過ごす日々の中、
前触れも無く急激に沸いた「漫画が描きたい」という衝動に駆られ、喫茶店で彼女を前に原稿を取り出し、漫画を描き始めるシーン。
とにかく、熱いです。
なんとも言えない終わり方を迎えますが、
この後に細々とメジャー誌で連載したり、陽の当たる場所にいけたと考えると、結果ハッピーエンドなのだと嬉しくなりますね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-02-13 18:37:40] [修正:2016-02-13 18:37:40] [このレビューのURL]
6点 バクマン。
面白いです。
漫画好きであればある程、業界の仕組み等が分かるので楽しめると思います。
一話あたりの密度も濃く、読みごたえもバッチリです。
このコンビの作品はいつも展開が早くていいですね。
ただ、文字量が多いのは、説明し過ぎている事が原因だと思います。
セリフや会話のリズムはまったく洗練されていません。
大場つぐみ、小畑ペアは、個人的には好きなペアではあるのですが、ギャグや展開の寒さが鼻に付く事が多くあります。
友情、恋愛の在り方が茶番としか思えない。。。笑
それが所謂「シリアスな笑い」を狙ってやっているのだろうか。
読み手がひねくれている程、そこが鼻に付くかもしれませんが、エンターテイメントとしては良作です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-02-13 18:37:16] [修正:2016-02-13 18:37:16] [このレビューのURL]
7点 秒速5センチメートル
個人的には一番面白い恋愛漫画。
恋愛漫画って、絵や魅せ方の違いや多少の個性があっても、どれも似た様な読み心地なんですよね。
読んでる内は面白くても、この先の普遍性や中身の薄さを考えると、ずっと手元に残しておこうという気になれないんですが、この作品はクラシックです。
共感性(これは個人的にです)が高く、読み応えもあり、2巻で完結します。
内容としては、過去の強烈な思い出に捉われ過ぎて、不感症になってしまった男の半生です。
「寂しいな でも、これが本当の自分だ
心を開かないまま 寂しさを紛らわせるために好意を貪ってきた
そして 全部失った」
似た経験があれば、非常に共感出来るストーリーになっています。
タイトルは、桜が地面に舞い落ちるスピードを指している様です。
雑学として、合コンで使ってください。
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[投稿:2016-02-13 18:36:52] [修正:2016-02-13 18:36:52] [このレビューのURL]
7点 珈琲時間
「コーヒー」をテーマにした17話の人間賛歌で構成されている短編集。
コンセプトは黒田硫黄の「茄子」と同じで、作中でコーヒーに触れるシーンが出てくる程度で、コーヒーを前面に扱う作品ではない。
一話12ページで構成されており、ページ数からして、前作「アンダーカレント」程は深堀りは出来ていないが、ストーリー性は高い。
一部コメディチックなものやカオスなものもあり。
特に秀逸な話は以下。
・「カプチーノ・キッド」
・「すぐり」
・「リトル・ガール・ブルー」
・「where are you」
・「うそつき博士」
この作者特有の、心理ネームは使わず、登場人物の心理状態は全て繊細な間と表情で魅せる手法と、カメラワーク(構図)によって、一本のショートムービーを見てる様な完成度がある。
もっと作品を世に出してほしい作者の一人です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-02-13 18:36:12] [修正:2016-02-13 18:36:12] [このレビューのURL]