「まれら」さんのページ

総レビュー数: 112レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年02月12日

1巻〜3巻くらいまではゲーム関連のパロディ中心であり、元ネタを知らないと全くわからない世界。(もっとも、知っていてもさほど爆笑というわけではない。)
俄然調子が出てくるのが3巻後半以降の絵日記漫画部分であり、ヒロポン暴走以降のユルユル具合は現在へとつながる定番ネタになっている。
絵日記漫画や楽屋オチが嫌いでなければ、そこそこ笑える佳作。
「そねみ」も含めて、漫玉日記シリーズほどアクが強くないので、手軽に流し読みできる。

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[投稿:2007-11-22 01:12:48] [修正:2007-11-22 01:12:48] [このレビューのURL]

確かに面白い。
しかし漫画の面白さとは少し質が違うような気がする。例えばジョークや漫才の面白さに近いのかも知れない。ネタ勝負であり、オチを知ってしまったら二度目は面白さが半減する。(もちろんストーリーを読ませる作品ではないのだが。)
力作ではあると思うが、一度読んだら十分と思う方も多いだろうと感じた。

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[投稿:2007-03-06 19:56:56] [修正:2007-03-06 19:56:56] [このレビューのURL]

登場人物は皆悩み、逡巡する。現実はこんなものかも知れないと思わせるリアルな描写ではあるが、漫画ならではの感動(興奮や爽快感、悲哀や喪失感など、実生活では得難い疑似体験)に乏しいように感じた。いわゆるラブコメの範疇に入るのだろうが、登場人物(特に主役二人)の想いが妙に鬱屈していて読んでいてつらいシーンも多く、共感や感動に昇華していかないもどかしさを感じる。
そうはいいながら十分に水準以上の作品であることは確かなのだが。

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[投稿:2007-02-23 23:56:06] [修正:2007-02-23 23:56:06] [このレビューのURL]

奇抜な仕掛けも想像を裏切る展開もありませんが、それでいて良質なスポ根マンガです。このパターンは使い古されている筈なのに、やっぱり面白い。

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[投稿:2007-02-13 00:26:48] [修正:2007-02-13 00:26:48] [このレビューのURL]

あざとい郷愁表現が若干鼻につくが、総体的には穏健な良作かと思う。ほのぼのとした日常にコント的笑いと若干のペーソスを加味しており、淡々と読める。ただメリハリに乏しいため、そろそろ区切りが欲しいところ。
独特の人物描写にはすぐに慣れた。

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[投稿:2008-03-17 00:21:28] [修正:2008-03-17 00:21:28] [このレビューのURL]

5点 B型H系

実に他愛もない下ネタ4コマだが、ベタなネタと癖のない絵柄で気軽に楽しめるのは確か。小須田をひたすら地味(ある意味無個性)に描写することで、男女読者の反発をうまく避けているように感じる。
女性キャラは、流行りものをずらりと揃えており壮観。それでいて主役がかすんでいないのは構成が上手いせいだろう。女性作者ならではのサービスと余裕を感じさせる。

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[投稿:2008-02-05 00:55:31] [修正:2008-02-05 00:55:31] [このレビューのURL]

利己主義むき出しの人間模様を、美化することも卑下することもなく描いている。読んでいて辛くて息苦しい展開が多く、いつかは明るい展開が待っているかと思って読み進めたが、辛いままで終わってしまった。
誰一人救われないままの終わり方も陰鬱で残酷であり、むしろ悲惨さがこれで終わってくれるという安心感さえ与えるほどだった。
しかし忘れられない漫画であることは確かである。人の心を揺り動かすのが名作であるなら、やはりこの作品も名作と言えるだろう。

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[投稿:2008-02-03 00:58:13] [修正:2008-02-03 00:58:13] [このレビューのURL]

5点 QUOJUZ

ラブコメ漫画と呼ぶには妙に業が深い気がする。「花園…」でもそうだったが、何か“不健康なお色気”といった感じで、あまり好きな漫画だと宣言しづらい雰囲気がある。
登場人物がそれぞれ極端にカリカチュアライズされているのだが、根底の観察眼がしっかりしているために、かえって嫌味なほど人間性が露出するリアルなキャラになっている。設定等は作者の他の作品と比較すると月並みではあるが、その分人物描写を中心に置いたため、ハイテンションのコントを見ているようで独特の可笑しさがある。

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[投稿:2008-01-28 01:44:41] [修正:2008-01-28 01:44:41] [このレビューのURL]

子供たちを中心に、幼稚園や家庭の出来事をギャグにしている。
こう書くとまるで普通のほのぼの漫画のようだが、とにかくマニアックで非常識なギャグ満載の問題作。様々な変態ネタ・オタクネタのオンパレードで、作者の博学さとマニアックさが同時に炸裂している。クレヨン画風の表紙に釣られて知らずに買った人は驚きだろう。
コミックスに収録される用語辞典が、無意味に重箱の隅を突いていて味わい深い。

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[投稿:2008-01-23 21:12:53] [修正:2008-01-23 21:12:53] [このレビューのURL]

子供を題材にしたギャグの筈が、ヒットと共に徐々に子供向け漫画になって行った。力量のある作者ではあるし、これはこれで面白いのだが、初期の頃の大人目線のオチや意味のない下品さも好きだった。
本作の登場と前後して子供題材の漫画が乱発されたが、そのほとんどが子供さえ出せばほのぼのして貰えると勘違いしたような駄作であり、本作のようにしっかりした構成と毒と失わない作風は貴重だと思う。

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[投稿:2008-01-17 01:14:45] [修正:2008-01-17 01:14:45] [このレビューのURL]