「とろっち」さんのページ

壮大なスケールで展開される長編大作です。
行動力に優る主人公に対して「まぁ落ち着け」とツッコミたくなることも多々ありますが、
全体的に緊張感やスピード感に溢れ、テンポ良く、飽きなく読み進めることができます。

神官や魔術師が重宝されるのは時代背景上当然かもしれませんが、
この作品では本当に呪いや魔術が重要な要素を占めます。
純粋な史実ものとして考えているとちょっとビックリします。

ところで、すごい時代を選びましたね。あまり資料もないはずなのに。
違和感を感じさせないあたり、時代考察にとても優れていると思います。

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[投稿:2009-10-12 15:56:04] [修正:2009-10-12 15:56:04]