「勾玉」さんのページ

絶えず何かしらの騒動やイベント(レース)があり、26巻という長編ながら飽きさせない作りになっています。

ただ物語の締めくくりは「そう来たか」という感じで、期待を裏切られた思いです。
なんというか、駿平の成長の証のようなものを作中で見せてほしかったな、と。
ぶっちゃけ駿平って、結構色々いい加減で、けじめのつけ方が後手後手なところもあり
「行動力がある」というところ以外、最後まであまり良いところが無いんですよね。
その中で唯一、仕事に真摯に取り組むようにはなる、というところが成長として見てとれるんですが
それも、結果としてついてこなかったのが歯がゆい。

あの終わり方も有りだと思うけど、やはり「長期連載の割りにこのラストか」という感じです。
自分は、この漫画を青春ドラマとして捉えていたので
最後はもうちょっと爽やかな感動がほしかったんです。
でも、全体としてはとても完成度の高い漫画だと思いますよ。

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[投稿:2012-08-27 18:10:25] [修正:2012-08-27 18:22:14]