「勾玉」さんのページ

主人公は潔いくらいの天才型キャラクター。
その為、音楽に関して挫折や苦悩といったものが殆ど描かれておらず
共感こそし辛いものの、
足枷となる生まれ育った境遇、強力なライバルの面々、思惑絡みの審査など
趣向を凝らし、何だかんだで読ませてしまう手腕がお見事。

そして何より良かったのはエピローグの濃密さ
全てに決着を付けてくれた、まさにベストエンドと言うべき終幕、
読んで良かったと思える素晴らしいフィナーレに拍手。

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[投稿:2016-11-10 09:31:11] [修正:2016-11-18 20:57:29]