「DEIMOS」さんのページ

「官僚漫画」という新しいジャンルに挑戦した意欲作。

ひねりが足りないという批判は可能だが、綿密な取材を元に無難に話をまとめてきており、社会派漫画の水準はクリアしている。

そして、この作品で描かれる官僚達は、度々利害関係のために衝突するのだが、いずれの官僚も、自己利益ではなく国益のために行動するように描かれている。限られた予算の中で各省庁が自分なりのアプローチで国を良くしたいと思えば、省庁間で衝突が起きるのは必定なのだ。この点はむしろリアルであり、好感が持てる。

ちなみに、私は某省?種内定者だが、この漫画によって、「正義の心」を再認させられた。来年からがんばろっと。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-02 21:10:09] [修正:2008-10-02 21:10:09]